2月前半(3月7日公表)
不適合の管理状況(平成30年2月前半審議分)
平成30年2月1日~平成30年2月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 30件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月1日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の点検において,ストレーナ差圧計の指示針がゼロ以下を指示していることを確認した。 当該差圧計を取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) (ストレーナ:ゴミを除去する機器) |
2 | 2月1日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン補機冷却設備において,設備へ水を補給している流量計のデジタル表示が消えていることを確認した。 当該流量計を点検する。 (タービン補機冷却設備:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) |
3 | 2月2日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,当該ボイラーの運転中に異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該ボイラーの動作機器を点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
4 | 2月2日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備の点検において,A-排風機のカップリングのはめ合い寸法が管理値から外れていることを確認した。 当該排風機の運転に支障ないことからこのまま使用する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) (カップリング:電動機等からポンプ等へ動力を伝達するための部品) |
5 | 2月5日 | 共通 | ― | 作業依頼票に基づいた作業において,作業完了後に作成する作業依頼完了票を作成していないことを確認した。 当該作業依頼完了票を作成する。 |
6 | 2月5日 | 1,2号機 共通 |
― | チェックポイントにおいて,体表面モニタのプリンタが故障していることを確認した。 当該プリンタを補修する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
7 | 2月5日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,冷却ファンの異常を知らせる警報が発報し,停止したことを確認した。 当該冷却ファンを取替える。 |
8 | 2月5日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,純水ポンプのメカニカルシールからわずかな水の漏えいを確認した。 当該メカニカルシールを取替える。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (メカニカルシール:流体機器などの軸の貫通部分から流体が漏れるのを防止する装置) |
9 | 2月5日 | 3号機 | 建設中 | 除じんポンプの点検において,カップリングの合わせ面の測定値が管理値から外れていることを確認した。 当該カップリングを取替える。 (除じんポンプ:除じん機(発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器) で除去したゴミ等を洗い流すためのポンプ) |
10 | 2月5日 | 共通 | ― | 燃料プール冷却設備において,機器の清掃作業時に誤って紙タオルが運転中のポンプ用電動機に吸い込まれたことを確認した。 当該紙タオルを取り除く。 |
11 | 2月6日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備の点検において,送風機の羽根車のはめ合い寸法が管理値から外れていることを確認した。 当該送風機の運転に支障ないことからこのまま使用する。 |
12 | 2月6日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備の点検において,B-排風機のカップリングのはめ合い寸法が管理値から外れていることを確認した。 当該排風機の運転に支障ないことからこのまま使用する。 |
13 | 2月6日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,固化体冷却ボックスの異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該固化体冷却ボックスを点検する。 (固化体:溶融設備で溶融した物を冷却し固体化したもの) |
14 | 2月7日 | 3号機 | 建設中 | 重油タンクにおいて,タンク油位計の指示針動作確認用のノブが動かないことを確認した。 当該油位計を点検する。 |
15 | 2月7日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,ポンプ入口弁の継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置) |
16 | 2月7日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物空調換気設備において,ダクトに微小な腐食孔があることを確認した。 当該ダクトを取替える。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
17 | 2月7日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
燃料プール冷却設備において,ポンプオイラー内の潤滑油レベルが低下していることを確認した。 当該オイラーを点検する。 (オイラー:ポンプの軸受部に潤滑油を供給する部品) |
18 | 2月8日 | 3号機 | 建設中 | ろ過水ポンプの点検において,軸受と軸受箱のすきまが管理値から外れていることを確認した。 当該軸受を取替える。 (ろ過水ポンプ:ろ過水タンクの水を送るポンプ) |
19 | 2月8日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,手動弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 |
20 | 2月8日 | 共通 | ― | 工事に伴い回路をバイパスする際,仕様の異なるケーブルで回路をバイパスし,警報が発報したことを確認した。 当該回路のバイパスを復旧する。警報を復旧する。 |
21 | 2月9日 | 3号機 | 建設中 | ろ過水ポンプの点検において,軸受とブッシュのすきまが管理値から外れていることを確認した。 当該ブッシュを取替える。 (ブッシュ:軸受と軸の間に入れる部品) |
22 | 2月9日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
通信設備において,通話状態にないにもかかわらず,「話中」の表示が点灯することを確認した。 当該通信設備を点検する。 |
23 | 2月9日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
液体廃棄物処理設備において,pH計が損傷していることを確認した。 当該pH計を取替える。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (pH:酸性,アルカリ性の度合いを示す単位) |
24 | 2月13日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の点検において,海水ポンプの軸受とスリーブのすきまが管理値から外れていることを確認した。 当該スリーブを取替える。 (スリーブ:ポンプ軸を保護する部品) |
25 | 2月13日 | 共通 | ― | 緊急時対策支援システム(ERSS)において,データ伝送が停止していることを確認した。 データ伝送を再開する。 (緊急時対策支援システム[ERSS Emergency Response Support System]:原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を受け,原子力施設の状況を把握するための国のシステム) |
26 | 2月14日 | 共通 | ― | モニタリング車において,積載しているダストサンプラーの流量計が故障していることを確認した。 当該流量計を取替える。 (モニタリング車:大気中の放射線量等を測定する装置を積載した車) (ダストサンプラー:空気中の放射性物質濃度を測定するため,空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
27 | 2月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備において,空気圧縮機の安全弁が設定値より低い圧力で動作することを確認した。 当該安全弁を取替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (安全弁:装置機器類や配管等に取り付けあらかじめ定められた圧力になった時,自動的に開弁し内部流体を排出して装置機器類や配管を圧力的に保護するための安全装置) |
28 | 2月15日 | 共通 | ― | 試験・検査用測定機器の点検において,回転数計を調整する測定器が故障していることを確認した。 当該測定器を補修する。 |
29 | 2月15日 | 共通 | ― | 水質分析装置の点検において,サンプル移送ポンプの継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 |
30 | 2月15日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉建物のクレーンの社内自主検査において,当該クレーンが所定の位置で自動停止しないため社内自主検査を中止した。 当該クレーンを点検する。 |