3月前半(4月9日公表)
不適合の管理状況(平成30年3月前半審議分)
平成30年3月1日~平成30年3月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 30件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月1日 | 3号機 | 建設中 | 復水貯蔵タンクにおいて,タンク水位計の指示針動作確認用のノブが動かないことを確認した。 当該水位計を点検する。 (復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する)) (非常用炉心冷却系:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したときなどに緊急に炉心を冷却するための系統) |
2 | 3月1日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
液体廃棄物処理設備において,ポンプ出口配管からわずかな水の漏えいを確認した。 当該配管を補修する。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) |
3 | 3月1日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
非常用ディーゼル発電設備において,空気槽の安全弁が通常では動作しないタイミングで動作したことを確認した。 当該安全弁を取替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (安全弁:装置機器類や配管等に取り付けあらかじめ定められた圧力になった時,自動的に開弁し内部流体を排出して装置機器類や配管を圧力的に保護するための安全装置) |
4 | 3月1日 | 共通 | ― | ダストサンプラー(管理番号LDS-1)の点検において,流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計を補修する。 (ダストサンプラー:空気中の放射性物質濃度を測定するため,空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
5 | 3月1日 | 共通 | ― | ダストサンプラー(管理番号LDS-6)の点検において,流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計を補修する。 |
6 | 3月1日 | 共通 | ― | 海水電解装置の点検において,計器の端子を締め付ける際,ネジが損傷したことを確認した。 当該計器の端子台を取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
7 | 3月1日 | 共通 | ― | 免震重要棟の電気設備において,保護継電器の異常を知らせる表示を確認した。 当該継電器を点検する。 (免震重要棟:事故発生時の緊急時対策所として使用する免震構造の建物) (保護継電器:電流や電圧の急激な変化から電気回路を保護するための装置) |
8 | 3月2日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
ダスト放射線モニタにおいて,異常を知らせる警報が発報し,サンプリング装置が停止したことを確認した。 当該サンプリング装置を点検する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
9 | 3月2日 | 共通 | ― | 制御盤の移設工事において,電線管サポートを引き上げている際,当該サポートが落下し,送風機の保温材が損傷したことを確認した。 当該保温材を補修する。 (電線管サポート:電線管の荷重等を支持するために使用される支持金具) |
10 | 3月2日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉再循環ポンプ用電動機の点検において,ケーブルの端子が腐食していることを確認した。 当該ケーブルを取替える。 (原子炉再循環ポンプ:原子炉内の水(冷却材)を循環させるポンプ) |
11 | 3月2日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水ポンプ用電動機の点検において,カップリングの周方向の振れの測定値が管理値から外れていることを確認した。 当該カップリングを補修する。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (カップリング:電動機等からポンプ等へ動力を伝達するための部品) |
12 | 3月5日 | 共通 | ― | A-消火ポンプの点検において,ポンプ入口圧力計の指示値がずれていることを確認した。 当該圧力計を取替える。 (消火ポンプ:構内の消火栓へ水を供給するポンプ) |
13 | 3月5日 | 共通 | ― | ろ過水設備の点検において,手動弁が腐食していることを確認した。 当該弁を取替える。 (ろ過水設備:ろ過処理した水を供給する設備) |
14 | 3月5日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,温度計のデジタル表示が消えていることを確認した。 当該温度計を補修する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) |
15 | 3月6日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
液体廃棄物処理設備の点検において,導電率計の誤差が大きいことを確認した。 当該導電率計を取替える。 |
16 | 3月6日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉建物空調換気設備の点検において,フィルタ差圧計の誤差が大きいことを確認した。 当該差圧計を取替える。 |
17 | 3月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物の水密扉において,ハンドルが損傷していることを確認した。 当該ハンドルを補修する。 |
18 | 3月6日 | 共通 | ― | 純水装置において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該純水装置を点検する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
19 | 3月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水設備において,通水中のストレーナ内部から異音が発生していることを確認した。 当該ストレーナを点検する。 (ストレーナ:ゴミを除去する機器) |
20 | 3月7日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
トーラス水受入タンクの水位計の点検において,水位計を構成している部品が損傷していることを確認した。 当該部品を取替える。 (トーラス水受入タンク:トーラス内の水を貯蔵するタンク) |
21 | 3月7日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の点検において,ポンプの軸とスリーブのはめ合い寸法が管理値から外れていることを確認した。 当該ポンプを補修する。 (スリーブ:ポンプ軸を保護する部品) |
22 | 3月7日 | 共通 | ― | 消火設備において,屋外消火栓の弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 |
23 | 3月9日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
変圧器消火設備の点検において,凍結防止用ヒータが損傷していることを確認した。 当該ヒータを取替える。 (変圧器消火設備:変圧器の火災が発生した場合,消火するための設備) |
24 | 3月9日 | 3号機 | 建設中 | 取水槽配管室の除湿機において,ファンベルトに傷を確認した。 当該ファンベルトを取替える。 |
25 | 3月12日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物の加湿器において,蒸気弁のグランド部からわずかな蒸気の漏えいを確認した。 当該グランド部を補修する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) (グランド部:弁棒貫通部のシール部) |
26 | 3月12日 | 共通 | ― | B-消火ポンプの点検において,ポンプ入口圧力計の指示値がずれていることを確認した。 当該圧力計を取替える。 |
27 | 3月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機冷却設備の点検において,計器弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) |
28 | 3月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
建物への蒸気の通気作業において,ドレンファンネルからもやが発生し火災感知器が動作したことを確認した。 当該火災感知器を停止する。蒸気の通気を停止する。 (ドレンファンネル:排水受け) |
29 | 3月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
復水脱塩設備の点検において,電磁弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取替える。 (復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備) (電磁弁:電磁石で作動する弁) |
30 | 3月15日 | 共通 | ― | 原子炉浄化設備の点検において,作業要領書で定められた手順とは異なる手順で計器のケーブルを切り離していたことを確認した。 当該ケーブルを復旧する。 (原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水中の不純物を取り除き水質を管理するための設備) |