4月後半(5月21日公表)

不適合の管理状況(平成30年4月後半審議分)

印刷用PDF[138KB]

平成30年4月16日~平成30年4月30日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 2件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 4月19日 共通 使用済燃料プールに保管されている中性子検出器において,管理台帳との整合がとれていないことを確認した。

適切な処置を実施する。

(中性子検出器:原子炉の中性子を計測する検出器)
2 4月24日 1号機 廃止措置
段階
タービン建物の管理区域内において,放射性物質を含まない水の漏えいを確認した。

原因を調査し,必要な処置を実施する。

Cグレード 40件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 4月16日 共通 純水装置において,ポンプ出口弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。

当該弁を取替える。

(純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置)
2 4月16日 1,2号機
共通
所内ボイラーにおいて,水面計元弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。

当該弁を補修する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
3 4月16日 共通 原子炉建物のクレーンにおいて,点検用ハッチを開放したまま横行装置を移動したため,ケーブル巻取装置の車輪がハッチに乗り上げ脱輪したことを確認した。

当該ケーブル巻取装置を復旧する。
4 4月17日 共通 試験・検査用測定器機の点検において,電圧電流発生器の誤差が大きいことを確認した。

当該電圧電流発生器を点検する。
5 4月17日 共通 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体破砕機の刃先が摩耗していることを確認した。

当該破砕機の刃先を補修する。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
6 4月17日 3号機 建設中 消火ポンプにおいて,グランド部の滴下量が通常よりわずかに多いことを確認した。

当該グランド部を補修する。

(消火ポンプ:構内の消火栓へ水を供給するポンプ)
(グランド部:ポンプの回転軸貫通部のシール部)
7 4月17日 3号機 建設中 消火設備において,屋外消火栓の赤色灯カバーが無くなっていることを確認した。

当該カバーを取付ける。
8 4月18日 2号機 施設定期
検査中
気象観測装置において,風向風速計の液晶画面が消灯していることを確認した。

当該液晶画面を取替える。
9 4月18日 共通 雑固体廃棄物焼却設備において,自動立体倉庫の電源投入時に異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該設備を点検する。

(自動立体倉庫:袋詰めされた可燃性の廃棄物を一時的に保管するための設備)
10 4月18日 3号機 建設中 所内ボイラーにおいて,重油供給弁のシート部からわずかな重油の漏えいを確認した。

当該弁を補修する。
11 4月18日 共通 地震発生時において,報道機関へのFAX送信が遅れたことを確認した。

続報に合わせて送信する。
12 4月18日 3号機 建設中 消火設備において,屋外消火栓のドレン弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。

当該ドレン弁を取替える。

(ドレン弁:水を抜くための弁)
13 4月19日 3号機 建設中 海水電解装置において,ポンプ用電動機の水切用リングが損傷していることを確認した。

当該水切用リングを取替える。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
(水切用リング:外部から電動機の軸貫通部へ雨水等が侵入することを防止する部品)
14 4月19日 共通 工事に伴う溶接作業において,鋼材が熱くなっている部分に誤ってケーブルの被覆が接触し損傷したことを確認した。

当該被覆を取替える。
15 4月19日 2号機 施設定期
検査中
非常用ディーゼル発電設備の点検において,電流計の誤差が大きいことを確認した。

当該電流計を取替える。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に,炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
16 4月19日 2号機 施設定期
検査中
電気設備の点検において,変圧器(B1-L/C)の温度計の誤差が大きいことを確認した。

当該温度計を取替える。
17 4月19日 2号機 施設定期
検査中
電気設備の点検において,変圧器(B2-L/C)の温度計の誤差が大きいことを確認した。

当該温度計を取替える。
18 4月20日 共通 管理区域からの退域において,APDの値が正常でないことを確認した。

当該APDを廃棄する。線量の再評価を行う。

(APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器)
19 4月20日 共通 廃棄物処理建物の巡視において,仮置物品を養生している不燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(大物搬入口)

可燃物品を適切に養生する。
20 4月20日 共通 廃棄物処理建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(充填ドラム缶一時保管室)

可燃物品を適切に養生する。
21 4月20日 共通 廃棄物処理建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(濃縮装置点検室)

可燃物品を適切に養生する。
22 4月20日 2号機 施設定期
検査中
復水脱塩設備の点検において,空気作動弁からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該空気作動弁を取替える。

(復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備)
23 4月20日 2号機 施設定期
検査中
復水脱塩設備の点検において,電磁弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を取替える。

(電磁弁:電磁石で作動する弁)
24 4月23日 3号機 建設中 サービス建物空調換気設備において,ポンプ入口ストレーナに詰まりがあることを確認した。

当該ストレーナを清掃する。

(サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物)
(ストレーナ:ゴミを除去する機器)
25 4月23日 共通 純水装置において,配管継手部からわずかな水の漏えいを確認した。

当該継手部を補修する。
26 4月24日 1号機 廃止措置
段階
原子炉補機海水設備において,ドレン弁のシート部からわずかな海水の漏えいを確認した。

当該ドレン弁を取替える。

(原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
27 4月24日 1号機 廃止措置
段階
タービン建物サンプにおいて,レベルスイッチが動作しないことを確認した。

当該レベルスイッチを点検する。

(サンプ:建物内で発生したドレンを受け入れるタンク)
28 4月25日 共通 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,雑固体袋詰装置の部品の一部が摩耗していることを確認した。

当該部品を取替える。

(雑固体袋詰装置:仕分した可燃物を袋詰めする装置)
29 4月25日 共通 タービン建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことおよび仮置き表示に可燃物の記載がないことを確認した。(タービン室)

可燃物品を適切に養生する。仮置き表示を正しく記載する。
30 4月25日 共通 タービン建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(タービン室)

可燃物品を適切に養生する。
31 4月25日 3号機 建設中 消火設備の放水試験において,試験用テスト弁が動かないことを確認した。

当該弁を取替える。
32 4月25日 1,2号機
共通
チェックポイントにおいて,物品汚染検査装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該物品汚染検査装置を点検する。

(チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所)
(物品汚染検査装置:物品の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置)
33 4月25日 共通 廃棄物処理建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(洗濯廃液処理装置室)

可燃物品を適切に養生する。
34 4月25日 共通 廃棄物処理建物の巡視において,仮置物品を養生している難燃シートの一部が覆われていないことを確認した。(排風機室)

可燃物品を適切に養生する。
35 4月25日 2号機 施設定期
検査中
排ガス処理設備の点検において,除湿器が故障していることを確認した。

当該除湿器を点検する。

(排ガス処理設備:主復水器等からの排ガスを処理し周辺環境に放出される放射性物質の量を低減するための設備)
36 4月26日 共通 作業依頼票に基づいた作業において,作業完了後に作成する作業依頼完了票を作成していないことを確認した。(総務課)

当該作業依頼完了票を作成する。
37 4月26日 共通 作業依頼票に基づいた作業において,作業完了後に作成する作業依頼完了票を作成していないことを確認した。(保修部原子炉)

当該作業依頼完了票を作成する。
38 4月27日 共通 ダクトの切断作業において,火災感知器が動作したことを確認した。

切断作業中は火災感知器を適切に養生する。
39 4月27日 共通 サイトバンカ建物において,火災感知器が誤って動作したことを確認した。

当該火災感知器を取替える。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
40 4月27日 3号機 建設中 地震観測装置において,地震検出器のひとつが正常な値を指示しないことを確認した。

当該地震観測装置を点検する。