7月後半(8月20日公表)
不適合の管理状況(平成30年7月後半審議分)
平成30年7月16日~平成30年7月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 30件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 7月17日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,未承認の物品仮置表示があることを確認した。(空気抽出器室) 当該仮置表示を承認されたものにする。 |
2 | 7月17日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,未承認の物品仮置表示があることを確認した。(グランド蒸気発生器室) 当該仮置表示を承認されたものにする。 |
3 | 7月17日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置表示のない物品があることを確認した。 当該物品に仮置表示を取付ける。 |
4 | 7月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
補助復水貯蔵タンクの配管室において,出入口扉の錠受け金具が変形していることを確認した。 当該錠受け金具を補修する。 (復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する)) |
5 | 7月18日 | 共通 | ― | 所内電気設備の復電操作において,電源切替盤が停電したことを確認した。 当該電源切替盤の電源を復旧する。 |
6 | 7月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉給水設備の点検において,流量調節弁の操作ボタンが固着していることを確認した。 当該操作ボタンを取替える。 (原子炉給水設備:原子炉へ水を送る設備) |
7 | 7月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
固体廃棄物処理設備において,タンク液位計の計装配管に詰まりがあることを確認した。 当該計装配管を清掃する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) |
8 | 7月20日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
所内用圧縮空気設備において,逆止弁のシート部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 (所内用圧縮空気設備:所内で使用する作業用圧縮空気を供給する設備) (逆止弁:流体の逆流を防止する弁) |
9 | 7月23日 | 3号機 | 建設中 | 消火ポンプの点検において,ライナリングが変形していることを確認した。 当該ライナリングを取替える。 (消火ポンプ:構内の消火栓へ水を供給するポンプ) (ライナリング:羽根車とケーシングの摺動部分に取付けた部品) |
10 | 7月23日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
地震観測装置において,バックアップ側の地震観測装置のデータが正常に出力されないことを確認した。 当該地震観測装置を点検する。 |
11 | 7月24日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
洗濯廃液処理設備において,流量計が故障していることを確認した。 当該流量計を取替える。 (洗濯廃液処理設備:管理区域内で使用する作業着等の洗濯後の廃液を処理する設備) |
12 | 7月24日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,減圧弁からわずかなプロパンガスの漏えいを確認した。 当該減圧弁を取替える。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (減圧弁:圧力を調整する弁) |
13 | 7月24日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水設備において,ドレン弁のシート部からわずかな海水の漏えいを確認した。 当該ドレン弁を取替える。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) |
14 | 7月26日 | 共通 | ― | 不活性ガス消火設備において,放出表示灯の移設作業の際,誤って端子台に接触し,警報が発報したことを確認した。 異常のないことを確認し当該警報を復旧する。 (不活性ガス消火設備:火災発生時に二酸化炭素,窒素等を放出し消火を行う設備) |
15 | 7月26日 | 3号機 | 建設中 | 水素ガス検出設備の点検において,バッテリーの内部抵抗が管理値から外れていることを確認した。 当該バッテリーを取替える。 |
16 | 7月26日 | 共通 | ― | 純水装置において,空気圧縮機のベルトにゆるみがあることを確認した。 当該ベルトを取替える。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
17 | 7月27日 | 共通 | ― | 免震重要棟において,部屋の一部について「特定建築物に関する届出」を提出していないことを確認した。 当該特定建築物に関する届出を提出する。 |
18 | 7月27日 | 共通 | ― | 消防設備の点検において,蓄光式誘導標識の表示面の輝度が基準を満足していないものがあることを確認した。 当該誘導標識を取替える。 (蓄光式誘導標識:照明等の外光により蓄光し,停電等により照明がなくなった後も一定時間自ら発光する誘導標識) |
19 | 7月27日 | 共通 | ― | 定期事業者検査の要領書において,校正用線源の線源強度の記載に誤りがあることを確認した。 当該要領書の誤記を修正する。 (定期事業者検査:原子力発電所の設備を定期的に検査し技術基準への適合性を確認する検査) |
20 | 7月27日 | 3号機 | 建設中 | タービン建物周辺の地面において,仮設の地下水排水用配管の接続部から水が漏えいし,当該地面の砂が押し流されたことを確認した。 当該配管の接続部を補修する。押し流された場所を埋戻す。 |
21 | 7月30日 | 共通 | ― | 塗装工事において,作業環境に不備があると労働基準監督署から指導を受けた。 当該作業環境を改善する。 |
22 | 7月30日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物空調換気設備において,冷水コイルからのわずかな水の漏えいを確認した。 当該コイルを補修する。 (冷水コイル:屋外から取り込んだ空気を冷やすための装置) |
23 | 7月30日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
取水槽に設置しているクレーンの点検において,リミットスイッチ取付用のサポートが腐食していることを確認した。 当該サポートを補修する。 |
24 | 7月30日 | 共通 | ― | サービス建物空調換気設備において,データ採取の際,誤って別のボタンを押したため,冷凍機が停止したことを確認した。 当該停止した冷凍機を起動する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
25 | 7月30日 | 共通 | ― | 請負会社から提出された「品質保証計画書」を紛失していることを確認した。 請負会社から当該計画書を再受領する。 |
26 | 7月31日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
ダスト放射線モニタにおいて,サンプリング装置のろ紙送り機構部のベルトが切れていることを確認した。 当該ろ紙送り機構部のベルトを取替える。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
27 | 7月31日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物のエアロック扉において,駆動用空気配管のドレントラップからわずかな空気の漏えいを確認した。 当該ドレントラップを取替える。 (エアロック扉:原子炉建物を負圧に維持するための,空気で開閉する二重扉) (ドレントラップ:配管内に溜まった水を抜く機器) |
28 | 7月31日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラー室において,ルーバーが開かないことを確認した。 当該ルーバーを補修する。 |
29 | 7月31日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,防火戸の配置図面に誤りがあることを確認した。 当該図面を修正する。 |
30 | 7月31日 | 共通 | ― | 可搬式モニタリングポストが故障していることを確認した。 当該可搬式モニタリングポストを点検する。 (可搬式モニタリングポスト:重大事故発生時等に常設のモニタリングポストが使用不可となった場合の代替用の放射線観測装置) (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |