9月前半(10月9日公表)
不適合の管理状況(平成30年9月前半審議分)
平成30年9月1日~平成30年9月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 34件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月4日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填フードの汚れによりレベル計の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該モルタル充填フードを清掃する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) |
2 | 9月4日 | 3号機 | 建設中 | タービン建物地下水排水設備において,排水ポンプ(B)が異常により停止したことを確認した。 当該排水ポンプを取替える。 |
3 | 9月4日 | 3号機 | 建設中 | タービン建物地下水排水設備において,排水ポンプ(A)が異常により停止したことを確認した。 当該排水ポンプを取替える。 |
4 | 9月4日 | 3号機 | 建設中 | 配管ダクトの漏油検知器の点検において,西側の漏油検知器が動作しないことを確認した。 当該検知器の検出部を清掃する。 (漏油検知器:配管からの油の漏えいを検知する計器) |
5 | 9月4日 | 3号機 | 建設中 | 配管ダクトの漏油検知器の点検において,南側の漏油検知器が動作しないことを確認した。 当該検知器の検出部を清掃する。 |
6 | 9月4日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
放射線モニタにおいて,ドレンサンプポンプが停止しているにもかかわらず,当該ドレンサンプモニタの指示が変動していることを確認した。 当該モニタを点検する。 (ドレンサンプポンプ:建物内で発生したドレンをタンクへ送るポンプ) |
7 | 9月5日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,ダンパのシート面にモルタルが付着していることを確認した。 当該ダンパのシート面を清掃する。 |
8 | 9月5日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を撤去する。 |
9 | 9月5日 | 共通 | ― | 取水槽において,取水槽入口扉が開放されていた状態でクレーンを移動したため,当該扉が損傷したことを確認した。 当該取水槽入口扉を補修する。 |
10 | 9月5日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物の電動チェーンブロックの点検において,巻上速度が管理値から外れていることを確認した。 当該電動チェーンブロックを補修する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) (チェーンブロック:滑車・歯車にチェーンを組合わせ重量物を持ち上げる装置) |
11 | 9月5日 | 共通 | ― | 高経年化技術評価書において,記載に誤りがあることを確認した。 当該評価書を修正する。 (高経年化技術評価書:安全上重要な機器・構造物について,長期間運転することを想定した高経年化に関する技術評価をまとめたもの) |
12 | 9月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
サイトバンカ建物の所内蒸気ドレン回収ポンプにおいて,メカニカルシールの冷却水がポンプ内に流入していることを確認した。 当該メカニカルシールを補修する。 (所内蒸気ドレン回収ポンプ:蒸気の凝縮水を回収するポンプ) (メカニカルシール:流体機器などの軸の貫通部分から流体が漏れるのを防止する装置) |
13 | 9月6日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
廃棄物処理建物の空気圧縮機において,駆動用ベルトから異音が発生していることを確認した。 当該ベルトを取替える。 |
14 | 9月6日 | 3号機 | 建設中 | 取水槽ダクトにおいて,ダクト排水ポンプが腐食していることを確認した。 当該排水ポンプを取替える。 |
15 | 9月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物のエアロック扉の点検において,駆動空気系統を構成している機器からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該機器を取替える。 (エアロック扉:原子炉建物を負圧に維持するための,空気で開閉する二重扉) |
16 | 9月7日 | 3号機 | 建設中 | 配管ダクト連絡室の漏油検知器において,西側検知器のフロートが動作しないことを確認した。 当該検知器のフロートを補修する。 |
17 | 9月7日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉補機冷却水設備において,記録計の印字機構部が故障していることを確認した。 当該印字機構部を取替える。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) |
18 | 9月10日 | 共通 | ― | 不活性ガス消火設備の点検において,配管が干渉し放出表示灯が視認しにくいことを確認した。 当該放出表示灯を移設する。 (不活性ガス消火設備:火災発生時に二酸化炭素,窒素等を放出し消火を行う設備) |
19 | 9月11日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備の点検において,空気圧縮機の浸透探傷検査を実施したところ,ピストンにわずかな傷を確認した。 当該圧縮機の運転に影響がないことを確認できたことから,このまま使用する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (浸透探傷検査:検査対象物に薬液をかけて表面の傷などを検出する検査) |
20 | 9月11日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物において,ケーブルトレイの貫通部から雨水が滴下していることを確認した。 当該貫通部を補修する。 |
21 | 9月11日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備において,燃料ドレン検知孔にわずかな冷却水の混入を確認した。 当該冷却水のシール部を補修する。 (燃料ドレン検知孔:燃料ドレンの発生量を確認するための機器) |
22 | 9月12日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備のモルタル充填において,モルタル充填が十分でない固化体があることを確認した。 当該固化体を搬出対象外とし,識別し保管する。 (固化体:溶融設備で溶融した物を冷却し固体化したもの) |
23 | 9月12日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備のモルタル充填において,モルタル充填が十分でない固化体があることを確認した。 当該モルタル固化装置を点検する。 |
24 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
液体廃棄物処理設備において,サンプリング弁(A)のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (サンプリング弁:分析用の試料を採取する弁) |
25 | 9月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
液体廃棄物処理設備において,サンプリング弁(B)のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 |
26 | 9月12日 | 3号機 | 建設中 | 配管ダクト連絡室の漏油検知器において,東側検知器のフロートが動作しないことを確認した。 当該検知器のフロートを補修する。 |
27 | 9月14日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
排気筒トリチウム捕集装置(B)において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該装置を点検する。 (排気筒トリチウム捕集装置:排気筒のトリチウム濃度を測定するために排気中の凝縮水を採取する装置) |
28 | 9月14日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
排気筒トリチウム捕集装置(A)において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該装置を点検する。 |
29 | 9月14日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
循環水ポンプの点検において,ポンプ出口配管のライニングがはく離していることを確認した。 当該ライニングを補修する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ) (ライニング:腐食を防止するための表面処理) |
30 | 9月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
廃棄物処理建物の巡視において,防火扉のドアノブが空回りしていることを確認した。 当該ドアノブを取替える。 |
31 | 9月14日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置表示のない物品があることを確認した。 当該物品に仮置表示を取付ける。 |
32 | 9月14日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
33 | 9月14日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,投入ダンパの動作時間が管理値から外れていることを確認した。 当該投入ダンパの動作時間を調整する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (投入ダンパ:雑固体を焼却炉に投入する機器) |
34 | 9月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,ポンプの出口逆止弁が振動していることを確認した。 当該弁を取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) (逆止弁:流体の逆流を防止する弁) |