9月後半(10月22日公表)
不適合の管理状況(平成30年9月後半審議分)
平成30年9月16日~平成30年9月30日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 23件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月18日 | 共通 | ― | 電源設備に使用している蓄電池において,不適切な行為が行われた蓄電池が納入されていることを確認した。 (平成30年9月12日お知らせ済) 蓄電池の要求性能を満足しており,安全性に影響がないことを確認しているため,そのまま使用する。 |
2 | 9月18日 | 共通 | ― | 変圧器等に使用しているがいしにおいて,受渡検査の不整合があったがいしが納入されていることを確認した。 (平成30年9月12日お知らせ済) がいしの健全性に問題はないと評価しており,安全性に影響がないことを確認しているため,そのまま使用する。 |
3 | 9月18日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
津波防波扉において,パッキンが損傷していることを確認した。 当該パッキンを取替える。 |
4 | 9月18日 | 共通 | ― | 物品の荷卸しにおいて,フォークリフトの運転時に誤って浄化槽ベント配管の基礎部に接触し,基礎部が損傷したことを確認した。 当該基礎部を補修する。 |
5 | 9月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,サンプリング弁に詰まりがあることを確認した。 当該弁を清掃する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
6 | 9月19日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,排ガス分析装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該分析装置を点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (排ガス分析装置:ボイラーから排出される燃焼ガス中の硫黄酸化物,窒素酸化物の濃度を測定する装置) |
7 | 9月19日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備の点検において,ヒータのケーブル端子台が損傷したことを確認した。 当該端子台を取替える (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
8 | 9月19日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,煙道差圧が高めを指示していることを確認した。 当該設備を点検する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (煙道:溶融炉で発生する排ガスを排出する管路) |
9 | 9月20日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
タービン建物において,非常用照明のしゃ断器が動作したことを確認した。 動作したしゃ断器の機器を点検する。 (しゃ断器:電気回路を入切する装置) |
10 | 9月20日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン建物のクレーンの点検において,走行用電動機の冷却ファンが損傷していることを確認した。 当該冷却ファンを取替える。 |
11 | 9月20日 | 共通 | ― | 原子炉建物のクレーンの点検において,走行用リミットスイッチが損傷していることを確認した。 当該リミットスイッチを取替える。 |
12 | 9月21日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,温度調節弁の開度設定値がずれていることを確認した。 当該調節弁の開度設定をする。 (調節弁:温度,圧力,水位などを調節するための弁) |
13 | 9月21日 | 共通 | ― | 廃棄物処理建物(1階)の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
14 | 9月25日 | 共通 | ― | 廃棄物処理建物(2階)の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
15 | 9月25日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置において,当該装置を停止操作をしたにもかかわらず,停止しないことを確認した。 当該装置を点検する。 |
16 | 9月25日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,排水移送ポンプの手動弁のグランド部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 |
17 | 9月26日 | 共通 | ― | 試験・検査用測定機器の点検において,温度計の誤差が大きいことを確認した。 当該温度計を点検する。 |
18 | 9月26日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
電気設備において,変圧器の放圧管が腐食していることを確認した。 当該放圧管を補修する。 放圧管:変圧器の故障により変圧器の内部圧力が上昇した際に,圧力を降圧するためもの) |
19 | 9月26日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
原子炉浄化設備において,当該設備が停止中にもかかわらず,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該設備の警報用計器を取替える。 (原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水中の不純物を取り除き水質を管理するための設備) |
20 | 9月26日 | 共通 | ― | 非常用ディーゼル発電設備の点検において,保護継電器を差し込む際,誤って当該継電器のテストボタンに接触し,警報が発報したことを確認した。 当該保護継電器を復旧する。 (保護継電器:電流や電圧の急激な変化から電気回路を保護するための装置) |
21 | 9月27日 | 共通 | ― | 所内電気設備の停電操作において,断路器を切操作の際,当該断路器の駆動機構がロックされていたため遠隔操作用の計器が損傷したことを確認した。 当該遠隔操作用の計器を取替える。 (断路器:高電圧の電気回路に使われるスイッチ) |
22 | 9月28日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備の点検において,潤滑油のフローグラスの取付け面に傷を確認した。 当該フローグラスを取替える。 (フローグラス:透明なガラス等でできており配管路の途中に設置し配管内を通る流体の状況を目視により監視する機器) |
23 | 9月28日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
循環水ポンプ用電動機の点検において,軸受温度計の接続部からわずかな軸受油の漏えいを確認した。 当該接続部を補修する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ) |