1月後半(2月20日公表)
不適合の管理状況(平成31年1月後半審議分)
平成31年1月16日~平成31年1月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード28件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 1月16日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
中央制御室に火災表示させる中継器の異常を知らせる表示を確認した。 当該中継器は使用していない設備であることから,設備の停止措置を実施した上で,使用しない旨を識別表示する。 |
2 | 1月16日 | 共通 | ― | ダストサンプラー(管理番号D-80)の点検において,当該機器が故障していることを確認した。 当該ダストサンプラーを廃棄する。 (ダストサンプラー:空気中の放射性物質濃度を測定するため,空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
3 | 1月16日 | 共通 | ― | ダストサンプラー(管理番号D-29)の点検において,当該機器が故障していることを確認した。 当該ダストサンプラーを廃棄する。 |
4 | 1月16日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
海水電解装置の点検において,ポンプ入口弁のシート部からわずかな系統水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) (系統水:電解液) |
5 | 1月17日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
配管ダクトの漏えい検知器において,漏えいがないにもかかわらず,警報が発報したことを確認した。 当該検知器を取替える。 (漏えい検知器:タンクおよび配管からの漏えいを検知する計器) |
6 | 1月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
地震観測装置において,ディスプレイが故障していることを確認した。 当該ディスプレイを補修する。 |
7 | 1月18日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
復水貯蔵タンクにおいて,他工事との作業干渉により,当該タンクの点検ができないことを確認した。 当該点検を延期する。 (復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する)) |
8 | 1月18日 | 共通 | ― | APD携帯チェック装置において,当該装置が故障していることを確認した。 当該装置を補修する。 (APD携帯チェック装置:飛び地管理区域に入退域するための装置) (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
9 | 1月21日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
固体廃棄物処理設備において,温水タンクの導電率の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該導電率計を点検する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) |
10 | 1月21日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置物品に対して物品仮置表示が見えにくい位置に表示されていることを確認した。 当該仮置表示を見える位置に表示する。 |
11 | 1月22日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
主蒸気逃がし安全弁において,継手部が腐食していることを確認した。 当該継手部を補修する。 (主蒸気逃がし安全弁:原子炉内の圧力が上昇した場合,圧力を低下させるための弁) |
12 | 1月22日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,ポンプ用電動機の水切用リングが損傷していることを確認した。 当該水切用リングを取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) (水切用リング:外部から電動機の軸貫通部へ雨水等が侵入することを防止する部品) |
13 | 1月23日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
計装用空気圧縮機において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該空気圧縮機を補修する。 (計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器) |
14 | 1月23日 | 共通 | ― | チェックポイントのAPD用充電器において,充電ユニットが故障していることを確認した。 当該充電ユニットを取替える。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) |
15 | 1月24日 | 共通 | ― | 免震重要棟のAPD用充電器において,電源ユニットが故障していることを確認した。 当該電源ユニットを取替える。 |
16 | 1月24日 | 共通 | ― | 被ばく管理システムにおいて,旧様式の出力帳票があることを確認した。 当該システムの帳票を最新の様式に変更する。 |
17 | 1月24日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,攪拌機用しゃ断器が故障していることを確認した。 当該しゃ断器を取替える。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) (しゃ断器:電気回路を入切する装置) |
18 | 1月25日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,恒常的に置いている可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。(2号機3階東側) 当該可燃物品を撤去する。 |
19 | 1月25日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,恒常的に置いている可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。(2号機3階南側) 当該可燃物品を適切に養生する。 |
20 | 1月25日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,電離箱式サーベイメーターが故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 (サーベイメーター:放射線量を測定する持ち運び可能な機器) (電離箱:サーベイメーターの一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
21 | 1月25日 | 共通 | ― | モニタリングポストにおいて,高線量モニタの測定が停止していることを確認した。 なお,通常時に測定している低線量モニタの測定値は異常のないことを確認している。 当該高線量モニタを取替える。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
22 | 1月28日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備において,廃棄体の基準に適合しない溶融体が発生したことを確認した。 当該溶融体を識別し,保管する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物(これを冷却しドラム缶に詰め,モルタルを充填したものが固化体となる)) |
23 | 1月29日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
除じん設備において,タイマが損傷していることを確認した。 当該タイマを取替える。 (除じん設備:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための設備) |
24 | 1月29日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
廃棄物処理建物において,送風機外気取入室のドアノブが回らないことを確認した。 当該ドアノブを取替える。 |
25 | 1月29日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,乾燥機が停止中にもかかわらず,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該乾燥機を点検する。 |
26 | 1月30日 | 共通 | ― | 中和槽排水ポンプの点検において,当該排水ポンプが腐食していることを確認した。 当該排水ポンプを補修する。 (中和槽:純水装置のイオン交換樹脂の再生時に発生する廃液を排水するために中和を行う水槽) (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
27 | 1月31日 | 2号機 | ― | プラスチック固化設備において,ドラムコンベアの異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該ドラムコンベアを点検する。 |
28 | 1月31日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備において,運転操作中に誤って停止操作をしたため当該焼却設備が停止したことを確認した。 当該焼却設備を起動する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) |