2月前半(3月7日公表,2019年6月7日追加公表)
不適合の管理状況(平成31年2月前半審議追加分)
平成31年2月1日~平成31年2月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
2019年2月前半に審議した情報について,3月7日付けで公開していますが,一部公開できていませんでしたので追加します。
該当事象:Bグレード No.2
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 2件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月1日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
【訂正前】 原子炉圧力容器内の点検において,アクセスホールカバー取付け溶接部にひびがあることを確認した。 (平成29年2月16日お知らせ済) (平成29年5月22日不適合ホームページに公表済) 当該溶接部を補修する。 【訂正後】 定期事業者検査において,切り出したアクセスホールカバー取付け溶接部のひびが検査の判定基準を超えていることを確認した。 (平成29年4月17日の審議で管理グレードを「C」と判定したが,平成31年2月1日再審議の結果,管理グレードを「B」に変更した) 新しいアクセスホールカバーを取り付ける。 (アクセスホールカバー:建設時に原子炉圧力容器底部に出入りするために設けた穴(アクセスホール)を運転開始前に閉止したカバー) (定期事業者検査:原子力発電所の設備を定期的に検査し技術基準への適合性を確認する検査) (判定基準:検査結果の良否を判断する値) |
2(追加) | 2月12日 | 共通 | ― | チェックポイント内の工事において,床下に設置しているケーブルの確認作業を実施していたところ,入域手続きをしないまま非管理区域側から放射線管理区域側へ境界を超えて作業していたことを確認した。 当該作業員の体表面,および,当該作業員が立ち入った箇所の汚染がないことを確認する。 (チェックポイント:放射線管理区域への人の出入りを管理する場所) |
Cグレード22件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月1日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン建物に設置しているダスト放射線モニタの記録計が停止していることを確認した。 当該記録計を点検する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
2 | 2月1日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
鉄イオン注入装置において,洗浄弁の継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置) |
3 | 2月4日 | 共通 | ― | 体表面モニタの点検において,検出器に誤差があることを確認した。 当該検出器を補修する。 (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
4 | 2月4日 | 共通 | ― | 品質記録において,旧様式を用いて作成している記録があることを確認した。 当該記録を識別し管理する。 (品質記録:品質マネジメントシステムの効果的運用の証拠を示すために作成した文書) |
5 | 2月6日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,廃棄物処理建物の防火扉の前に廃棄物のドラム缶があることを確認した。(2号機地下2階南側) 当該ドラム缶を移動する。 |
6 | 2月6日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,廃棄物処理建物に仮置き表示のない物品があることを確認した。(2号機地下1階東側) 当該物品の仮置き表示を行う。 |
7 | 2月6日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,廃棄物処理建物に仮置き表示のない物品があることを確認した。(2号機地下1階南側) 当該物品を撤去する。 |
8 | 2月6日 | 共通 | ― | 現場の巡視において,廃棄物処理建物に仮置き表示のない物品があることを確認した。(2号機地下2階北側) 当該物品の仮置き表示を行う。 |
9 | 2月6日 | 共通 | ― | 免震重要棟の空調換気設備において,外気取入れ用のダンパが全閉していることを確認した。 当該ダンパを点検する。 (免震重要棟:事故発生時の緊急時対策所として使用する免震構造の建物) (ダンパ:流量を調節する装置) |
10 | 2月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
他工事との作業干渉により,中央制御室加湿器の点検ができないことを確認した。 当該点検を延期する。 |
11 | 2月7日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
非常用ディーゼル発電設備の燃料地下タンクへの燃料補給において,実際の補給量と計器の液位指示上昇量に差があることを確認した。 当該計器を点検する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
12 | 2月8日 | 共通 | ― | モニタリングポストにおいて,低線量モニタの測定が一時停止していることを確認した。 なお,同じモニタリングポストに設置している高線量モニタは異常のないことを確認している。 当該低線量モニタを補修する。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
13 | 2月8日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
他工事との作業干渉により,中央制御室温度計の点検ができないことを確認した。 当該点検を延期する。 |
14 | 2月8日 | 共通 | ― | ハンディターミナル(No.4)が故障していることを確認した。 当該ハンディターミナルを補修する。 (ハンディターミナル:特定の放射線管理区域に入域する際にAPDの情報を読み取る装置) (APD:警報付ポケット線量計。日々の被ばく線量を管理する測定器) |
15 | 2月8日 | 共通 | ― | ハンディターミナル(No.5)が故障していることを確認した。 当該ハンディターミナルを補修する。 |
16 | 2月13日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの低負荷運転において,当該ボイラーが自動で起動しないことを確認した。 当該ボイラーを再起動する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (低負荷運転:蒸気使用量の少ない時に設定された圧力の範囲内で自動で起動(着火)停止(消火)を行う運転モード) |
17 | 2月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
窒素ガス製造装置において,ドレン弁の継手部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (窒素ガス製造装置:粉体化された廃棄物を処理する設備において,粉塵爆発を防ぐために注入する窒素ガスを製造する装置) |
18 | 2月13日 | 共通 | ― | シンチレーション式サーベイメータ(LS-25)の点検において,当該サーベイメータが故障していることを確認した。 当該サーベイメータを修理する。 (シンチレーション式サーベイメーター:放射線測定機器の一種であり,放射線と反応して微弱な光を発する物質(シンチレーター)を利用して、放射線のエネルギーや線量の測定を行う機器) |
19 | 2月13日 | 共通 | ― | シンチレーション式サーベイメータ(LS-29)の点検において,当該サーベイメータが故障していることを確認した。 当該サーベイメータを修理する。 |
20 | 2月14日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
アクセスホールカバーに関するひび調査において,アクセスホール内側の切断面に窪みがあることを確認した。 当該箇所を補修する。 |
21 | 2月15日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
所内蒸気設備において,弁のハンドルが固く,操作できないことを確認した。 当該弁を点検する。 (所内蒸気設備:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する設備) |
22 | 2月15日 | 共通 | ― | 洗濯設備において,洗濯乾燥機のヒータ部から蒸気の漏えいを確認した。 当該ヒータを補修する。 (洗濯乾燥機:洗濯済みの作業着を蒸気の熱で乾燥する装置) |