3月後半(4月22日公表)
不適合の管理状況(2019年3月後半審議分)
2019年3月16日~2019年3月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード41件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月18日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,洗浄液(パーツクリーナ)を使用し部品の洗浄作業を実施していたところ,洗浄液のガスにより「プロパン漏洩」の警報が発報したことを確認した。 当該作業を中断し,作業場所を変更する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) |
2 | 3月18日 | 共通 | ― | モルタル固化設備で実施したモルタル充填確認試験において,搬出できない固化体が9本発生したことを確認した。 当該固化体を識別し,保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物をセメントを使用し固化する設備) |
3 | 3月19日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラー(A)において,給水ポンプ(1)出口の弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (給水ポンプ:所内ボイラーに水を供給するポンプ) |
4 | 3月19日 | 3号機 | 建設中 | 除じん機において,除じん機前後の水位差を測定する計器の故障を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該計器を点検する。 (除じん機:発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器) |
5 | 3月19日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 固体廃棄物処理設備において,温水ポンプのメカニカルシールからわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該メカニカルシールを取替える。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) (メカニカルシール:流体機器などの軸の貫通部分から流体が漏れるのを防止する装置) |
6 | 3月19日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物処理設備の設備稼働期限の通知において,稼働期限の日付に誤記があることを確認した。なお,対象機器の稼働期限が訂正後の日付を超えていないことを確認している。 当該誤記を訂正する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) |
7 | 3月19日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,電離箱式サーベイメーター(管理番号VIC-204)の誤差が大きいことを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 (電離箱式サーベイメーター:内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う持ち運び可能な測定機器) |
8 | 3月19日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,電離箱式サーベイメーター(管理番号VIC-107)の電源が入らないことを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 |
9 | 3月19日 | 共通 | ― | 構内の土木工事において,一般公共海岸区域を占用する工作物の撤去が完了しているにもかかわらず,占用の廃止手続きを行っていないことを確認した。 当該廃止手続きを本社主管部門に依頼する。 |
10 | 3月19日 | 共通 | ― | 県道改良工事において,河川を占用する工作物の移設が完了しているにもかかわらず,占用の廃止手続きを行っていないことを確認した。 当該廃止手続きを本社主管部門に依頼する。 |
11 | 3月19日 | 共通 | ― | 当社所有のゲートボール場の屋根シートの撤去において,公設消防本部から当該作業完了後,連絡を行うよう依頼を受けたにもかかわらず,連絡を行っていないことを確認した。 公設消防本部に当該連絡を行う。 |
12 | 3月19日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,弁の継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を取り替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
13 | 3月19日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 中央制御室操作盤の警報テストにおいて,警報ランプが点灯しないことを確認した。 当該の警報ユニットを取替える。 |
14 | 3月20日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,弁と配管の継手部のボルトに腐食があることを確認した。 当該弁およびボルトを取替える。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) |
15 | 3月20日 | 1号機 | 廃止措置中 | 消火ポンプにおいて,ポンプ出口弁のシート部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該弁を取替える。 (消火ポンプ:構内の消火栓へ水を供給するポンプ) |
16 | 3月20日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 所内ボイラーの点検において,冷却水循環ポンプの羽根車にわずかな傷があることを確認した。 当該ポンプの性能に影響がないため,そのまま使用する。 (冷却水循環ポンプ:ボイラー関係のポンプ等の機器へ冷却水を供給するポンプ) |
17 | 3月22日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの点検において,缶水循環ポンプのケーシングおよび羽根車の摺動部に摩耗があることを確認した。 当該ポンプのケーシングおよび羽根車を取替える。 (缶水循環ポンプ:熱効率を上げるためボイラー内の水を循環させるポンプ) (ケーシング:ポンプの羽根車を収めるケース) |
18 | 3月22日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,電離箱式サーベイメーター(管理番号VIC-107)が故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 |
19 | 3月22日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの連続ブロー装置において,ガラス電極洗浄のため接続チューブを外したところ当該電極が破損したことを確認した。 当該電極を取替える。 (連続ブロー装置:ボイラー水中の固形分を排出するために,ボイラー水を連続してブローする装置) |
20 | 3月22日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置において,海水取水ポンプを停止しても出口圧力計の指示が下がらないことを確認した。 当該圧力計を取替える。 (海水取水ポンプ:海水電解装置に海水を供給するポンプ) |
21 | 3月22日 | 3号機 | 建設中 | ろ過水ポンプにおいて,当該ポンプの出口圧力計の誤差が大きいことを確認した。 当該圧力計を点検する。 |
22 | 3月22日 | 共通 | ― | 低レベル放射性廃棄物搬出検査装置において,検査に合格した廃棄体に自動でラベルを貼り付ける装置に貼り付け不良が頻発していることを確認した。 当該装置を補修する。 |
23 | 3月22日 | 共通 | ― | 管理事務所南側の土木工事において,埋設ケーブルを切断し,緊急放送設備の緊急サイレンが鳴動したことを確認した。 当該ケーブルの繋ぎ替えを行う。 |
24 | 3月25日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 雑固体廃棄物焼却設備の電源切り替え作業において,シーケンサの異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該シーケンサの無停電電源装置を取替える。 (シーケンサ:予め定められたプログラムに従って制御を行う機器) |
25 | 3月25日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラー(A)において,給水ポンプ(2)出口の弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 |
26 | 3月26日 | 共通 | ― | 放水口津波防波扉において,扉の締め付け金具のひとつが締め付けできないことを確認した。 当該金具を補修する。 |
27 | 3月26日 | 共通 | ― | タービン建物の電源盤の切替操作において,ダスト放射線モニタを瞬時停電させたことを確認した。 当該モニタの運転状態が健全であることを確認する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
28 | 3月26日 | 共通 | ― | 純水装置の点検において,空気圧縮機のシリンダ内面が摩耗していることを確認した。 当該シリンダを取替える。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
29 | 3月26日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 海水電解装置において,注入ポンプ入口の弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取り替える。 |
30 | 3月26日 | 1号機 | 廃止措置中 | 所内蒸気設備において,蒸気ヘッダ入口ドレン配管の弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取り替える。 (ヘッダ:配管集合部) |
31 | 3月26日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 計装用圧縮空気設備の脱湿装置において,再生中に異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該装置を点検する。 (計装用圧縮空気設備:計装制御機器に作動用空気を供給する設備) (脱湿装置:計装制御機器に供給する作動用空気を除湿する機器) |
32 | 3月26日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 残留熱除去ポンプ室の床ドレンサンプポンプが自動停止水位の近傍であり,かつ当該サンプへの水の流入がないにもかかわらず自動起動したことを確認した。 当該水位スイッチを点検する。 (残留熱除去ポンプ:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去・冷却するポンプ) (床ドレンサンプポンプ:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水を移送するためのポンプ) |
33 | 3月27日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン補機海水設備において,ストレーナーの空気抜き弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取り替える。 (タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (ストレーナー:ゴミを除去する機器) |
34 | 3月27日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 電気設備の点検において,通信用充電器盤の電流計の切替スイッチ操作時に指示電流のばらつきがあることを確認した。 当該電流計の切替えスイッチを取替える。 |
35 | 3月27日 | 共通 | ― | 洗濯設備において,駆動空気系統を構成している機器からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該機器を取替える。 (洗濯設備:放射線管理区域で着用する衣類(作業服,下着等)を洗濯する設備) |
36 | 3月28日 | 共通 | ― | 所内ボイラーにおいて,空気作動弁が動作した際に切換弁から計装用空気を連続排気していることを確認した。 当該切換弁の部品を取替える。 |
37 | 3月28日 | 共通 | ― | 荷揚場に設置しているクレーンにおいて,継電器の故障により当該クレーンが動作しないことを確認した。 当該継電器を取替える。 (継電器:電気信号を受けて他の電気を制御する装置) |
38 | 3月28日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 液体廃棄物処理設備の蒸気系統において,空気作動弁が「全閉」位置にもかかわらず,弁の下流側圧力が徐々に上昇することを確認した。 当該弁の全閉位置を調整する。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) |
39 | 3月29日 | 2号機 | 施設定期検査中 | タービン建物において,送風機室のドアノブが空回りしていることを確認した。 当該ドアノブを取替える。 |
40 | 3月29日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 水ろ過装置において,空気作動調節弁の駆動部からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該部を補修する。 |
41 | 3月29日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 純水装置において,蒸気配管からわずかな水の漏えいを確認した。 当該配管を点検する。 |