6月前半(7月8日公表)

不適合の管理状況(2019年6月前半審議分)

印刷用PDF[139KB]

2019年6月1日~2019年6月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 1件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 6月14日 共通 放射線管理部会の巡視において,2号機タービン建物に開封された飴の包装袋があることを確認した。(管理区域内での飲食,喫煙を禁止している)

当該包装袋を廃棄する。

(放射線管理部会:電力および協力会社の放射線管理責任者で構成する会議体)

Cグレード38件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 6月4日 1号機 廃止措置中 循環水ポンプ用電動機において,上部軸受の給排油配管の出口部分に油のにじみがあることを確認した。

当該配管を点検する。

(循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ)
2 6月4日 2号機 施設定期検査中 航空障害灯(2号機,No.3)が消灯していることを確認した。

当該航空障害灯のランプを取替える。
3 6月4日 1号機 廃止措置中 航空障害灯(1号機,No.5)が消灯していることを確認した。

当該航空障害灯のランプを取替える。
4 6月4日 共通 線量当量率測定記録等について,「文書・記録保管手順書」に定める集中化文書として管理していないことを確認した。

当該記録を集中化文書として管理する。

(集中化文書:利用頻度の高い文書および一元管理によって業務の効率化が図られる文書)
5 6月5日 共通 「周辺監視区域・保全区域標識管理手順書」の改正において,社内システムに登録している様式一覧表を更新していないことを確認した。

当該様式一覧表を更新する。
6 6月5日 2号機 施設定期検査中 タービン建物の屋内消火栓において,当該消火栓の弁の継手部からわずかな水のにじみがあることを確認した。

当該弁の継手部の補修または取替を行う。
7 6月5日 共通 「周辺監視区域・保全区域標識管理手順書」の改正において,記載している年号に誤記があることを確認した。

当該誤記を修正する。
8 6月6日 共通 低レベル放射性廃棄物検査装置において,出力したデータに出力形式の誤記があることを確認した。

契約に基づく提出データを作成する際に,手順書に基づき出力形式を要求事項に合わせる。
9 6月6日 共通 消火器具の点検において,除じん機塗装ハウスに設置している消火器のホースの付け根に損傷にがあることを確認した。

当該消火器を取替える。

(除じん機:発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器)
(塗装ハウス:塗装を行う設備)
10 6月6日 共通 消火器具の点検において,除じん機塗装ハウス他に設置している消火器の圧力が少ないことを確認した。

当該消火器を取替える。
11 6月7日 2号機 施設定期検査中 復水器の逆洗において,復水器水室入口弁のグランド部からわずかな海水の漏えいがあることを確認した。

当該弁のグランド部の増し締めまたはグランドパッキンの取替えを行う。

(復水器:主タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し凝縮させ水に戻す機器)
12 6月7日 1号機 廃止措置中 原子炉建物空気冷却設備において,冷却ポンプのグランドリーク排水配管に詰りがあることを確認した。

当該配管を清掃する。

(原子炉建物空気冷却設備:原子炉建物内の雰囲気(空気)を冷却する設備)
(冷却ポンプ:作業環境改善(冷却)のために使用する空調機器に冷水を供給するポンプ)
13 6月10日 共通 所内ボイラーの点検において,節炭器入口給水遮断弁の電磁弁の排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を取替える。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
(節炭器:ボイラーの燃焼ガスを利用し,給水を加熱する装置)
14 6月10日 共通 所内ボイラーの点検において,噴霧蒸気ドレン弁の電磁弁の排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を取替える。
15 6月10日 共通 所内ボイラーの点検において,スートブロワードレン弁の電磁弁の排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を取替える。

(スートブロワー:伝熱面に付着したすすを蒸気などを噴射して除去する機器)
16 6月10日 共通 所内ボイラーの点検において,噴霧空気入口遮断弁の電磁弁の排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該電磁弁を取替える。
17 6月10日 共通 所内ボイラーの点検において,所内蒸気回収ドレン遮断弁の減圧弁からわずかな空気の漏えいを確認した。

当該減圧弁を取替える。

(減圧弁:圧力を調整する弁)
18 6月10日 2号機 施設定期検査中 水密扉の点検において,復水貯蔵タンク連絡ダクトの水密扉の扉とパッキンの間に一部隙間があることを確認した。

当該水密扉のパッキンを取替える。

(復水貯蔵タンク:発電所の運転に必要な水を貯蔵するタンク(非常用炉心冷却系の水源としても使用する))
19 6月10日 2号機 施設定期検査中 非常用ディーゼル発電設備の点検において,燃料移送配管のドレン弁の浸透探傷検査を実施したところ,弁座にわずかな傷があることを確認した。

当該弁の傷を評価し,再使用する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
(浸透探傷検査:検査対象物に薬液をかけて表面の傷などを検出する検査)
20 6月10日 共通 サイトバンカ建物放射線モニタのサンプルラックにおいて,冷却器の異常を知らせる警報が発報し,サンプルラックが自動停止したことを確認した。

当該冷却器を取替える。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
21 6月10日 共通 放射線測定機器を管理するシステムにおいて,温度計および湿度計の購入時の点検年月日が空白になっていることを確認した。

当該点検年月日のデータを登録する。
22 6月10日 共通 過去に搬出した低レベル放射性廃棄物のデータを確認したところ,モルタル充填量に誤記があることを確認した。

当該データの扱いについて,先方との協議に基づいて処置を実施する。
23 6月11日 共通 3号機タービン建物(2階北東側)の巡視において,仮置中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切に養生する。
24 6月11日 共通 3号機タービン建物(1階南西側)の巡視において,仮置中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切に養生する。
25 6月11日 共通 3号機タービン建物(1階西側通路)の巡視において,仮置中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切な保管場所へ移動する。
26 6月11日 共通 2号機原子炉建物(2階北西側)の巡視において,期限切れの仮置表示票があることを確認した。

当該仮置表示票を取替える。
27 6月11日 共通 2号機原子炉建物(地下2階西側)の巡視において,仮置き禁止区域に可燃物品が仮置きされていることを確認した。

当該可燃物品を適切な保管場所へ移動する。
28 6月11日 共通 サイトバンカ建物(1階)の巡視において,仮置表示のない物品があることを確認した。

当該物品を適切な保管場所へ移動する。
29 6月12日 共通 サイトバンカ建物(1階)の巡視において,恒常物品表示のない物品があることを確認した。

当該物品の恒常物品表示を行う。
30 6月12日 共通 サイトバンカ建物ルーバー室に設置している火災感知器が故障していることを確認した。

当該火災感知器を取替える。
31 6月13日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,溶解タンク洗浄水元弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該弁を取替える。

(鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化皮膜を作って保護するための装置)
(溶解タンク:硫酸第一鉄を水に溶解するタンク)
32 6月13日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,溶解タンク水張り弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該弁を取替える。
33 6月14日 2号機 施設定期検査中 原子炉浄化設備において,ドレン用ホースからわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該ホースを取替える。

(原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水中の不純物を取り除き水質を管理するための設備)
34 6月14日 共通 ガスタービン発電機建物のボーリング作業において,誤った位置に穴をあけたことを確認した。

建屋の強度等の評価を行い,当該の穴を使用する。

(ガスタービン発電機建物:重大事故発生時に使用するガスタービン発電機を設置している建物)
(ボーリング作業:建物の床や壁に配管,ケーブル等を通す穴をあける作業)
35 6月14日 2号機 施設定期検査中 海水電解装置において,当該装置を停止操作をしたにもかかわらず,停止しないことを確認した。

当該装置を点検する。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
36 6月14日 2号機 施設定期検査中 残留塩素測定装置において,装置の異常を知らせる警報が発報し,測定装置が停止したことを確認した。

当該装置を点検する。

(残留塩素測定装置:放水口における塩素の濃度を測定する計器)
37 6月14日 2号機 施設定期検査中 原子炉補機冷却水設備の点検において,熱交換器のライニングにわずかなはく離があることを確認した。

当該熱交換器のライニングを補修する。
38 6月14日 2号機 施設定期検査中 残留塩素測定装置において,当該装置の海水ポンプを起動したところポンプから異音が発生していることを確認した。

当該ポンプを取替える。