8月前半(9月9日公表)

不適合の管理状況(2019年8月前半審議分)

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2019年8月1日~2019年8月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード27件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 8月1日 3号機 建設中 屋外配管ダクト内の排水設備において,ピット排水ポンプが異常により停止したことを確認した。

当該排水ポンプを取替える。
2 8月1日 共通 3号機原子炉建物において,グラインダー作業に伴い粉じんの飛散防止養生をしていたにもかかわらず火災感知器が発報したことを確認した。

当該感知器の警報を停止する。また,粉塵処理の方法を見直す。
3 8月2日 共通 3号機原子炉補機海水設備において,配管の空気抜き弁の閉止操作中に弁棒を折損したことを確認した。

当該弁を取替える。

(原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
4 8月2日 1号機 廃止措置中 原子炉建物天井クレーンの動作確認において,横行装置の電動機の電流値が高いことおよび横行ブレーキのブレーキドラムの温度が高いことを確認した。

当該電動機およびブレーキを点検する。
5 8月2日 共通 2号機原子炉補機冷却水設備の熱交換器修理工事において,本来シートパッキンを使用しない熱交換器(A3)の水室と管板の継手部にシートパッキンが使用されており,水室のライニングにへこみが発生していることを確認した。

当該ライニングを補修する。

(原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ,冷凍機,熱交換器等)へ冷却水を供給する設備)
(ライニング:腐食を防止するための表面処理)
6 8月2日 2号機 施設定期検査中 原子炉補機冷却水設備の熱交換器修理工事において,熱交換器(A1)水室のライニングの一部に損傷が見られることを確認した。

当該ライニングを補修する。
7 8月5日 3号機 建設中 出入管理棟において,玄関の自動扉が無人状態にもかかわらず不定期に自動開閉していることを確認した。

当該自動扉のセンサー,コントローラを取替える。
8 8月5日 3号機 建設中 ドライウェルの機器搬出入扉の点検において,挟まれ防止用のスイッチが正常に動作しないことを確認した。

当該スイッチを取替える。

(ドライウェル:圧力抑制室とともに格納容器を構成する設備)
9 8月5日 2号機 施設定期検査中 航空障害灯(No.3)が消灯していることを確認した。

当該航空障害灯のランプを取替える。
10 8月6日 3号機 建設中 配管ダクトの排水ピット(M5)において,ピット水位の異常を知らせる警報が発報したが,排水をしていないにもかかわらず警報が復帰したことを確認した。

当該水位計を点検する。
11 8月6日 3号機 建設中 配管ダクトの排水ピット(M19)において,ピット水位の異常を知らせる警報が発報したが,排水をしていないにもかかわらず警報が復帰したことを確認した。

当該水位計を点検する。
12 8月6日 共通 所内ボイラーにおいて,蒸気捨て管の消音器廻りの弁のシート部からわずかな蒸気の漏えいがあることを確認した。

当該弁を点検する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
(蒸気捨て管:所内ボイラーの全負荷試験等で余剰する蒸気を放出する配管)
13 8月7日 1号機 廃止措置中 タービン補機海水ポンプの計器点検において,当該ポンプの出口圧力計の誤差が大きいことを確認した。

当該圧力計を取替える。

(タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ)
14 8月7日 共通 協力会社社員の放射線障害防止法上の管理区域への一時立入において,放射性同位元素取扱要領に定める立入申請書について放射線管理主管箇所の課長承認を得ないまま立入したことを確認した。

当該申請書の記載内容を確認し,本事象である旨追記し,承認する。

(放射線障害防止法(放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律):放射線障害を防止し、公共の安全を確保することを目的とする法律)
(放射性同位元素取扱要領:放射線障害防止法に基づき島根原子力発電所における放射性同位元素等の取扱い,安全管理について定めた要領)
15 8月8日 共通 3号機非常用ディーゼル発電設備の配管サポート撤去作業において,作業終了後,防火養生を撤去したところ当該サポート近傍の動弁注油ポンプの動力ケーブル用電線管が折損していることを確認した。

当該電線管を補修する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
(動弁注油ポンプ:ディーゼル機関の吸気および排気弁の潤滑を行う機器)
16 8月9日 1号機 廃止措置中 屋内開閉所において,投光器と通路照明のしゃ断器が動作したことを確認した。

動作したしゃ断器を復旧し,照明器具を取替える。

(屋内開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入切するスイッチ)が設置されている建物)
(しゃ断器:電気回路を入切する装置)
17 8月9日 共通 2号機のケーブル取替工事において,誤って取替対象ではないケーブルを切断したことを確認した。

当該ケーブルを再敷設する。
18 8月9日 共通 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体重量計が損傷したことを確認した。

当該重量計を補修する。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
19 8月9日 1号機 廃止措置中 原子炉補機海水設備の配管点検において,配管継手部のライニングの一部にはく離があることを確認した。

当該部のライニングを補修する。
20 8月9日 1号機 廃止措置中 原子炉補機海水設備の配管点検において,配管内に金属片があることを確認した。

当該金属片を回収し,発生箇所を調査のうえ,必要な処置を実施する。
21 8月9日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,装置の異常を知らせる警報が発報し,装置が自動停止したことを確認した。

当該装置を点検する。

(鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置)
22 8月13日 1号機 廃止措置中 海水電解装置において,流量調節弁の全開信号が出ているにもかかわらず,当該弁が中間開度から動作しないことを確認した。

当該調節弁を取替える。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
23 8月14日 2号機 施設定期検査中 原子炉建物の大物搬入口の点検において,扉開閉用の空気圧力調整器からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。

当該圧力調整器を取替える。
24 8月15日 2号機 施設定期検査中 A-非常用ガス処理設備の計器の点検において,流量計の誤差が大きいことを確認した。

当該流量計を調整する。

(非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備)
25 8月15日 2号機 施設定期検査中 B-非常用ガス処理設備の計器の点検において,流量計の誤差が大きいことを確認した。

当該流量計を調整する。
26 8月15日 2号機 施設定期検査中 残留塩素測定装置において,海水電解装置が停止しているにも関わらず,測定装置の指示が上昇したことを確認した。

当該測定装置を点検する。

(残留塩素測定装置:放水口における塩素の濃度を測定する計器)
27 8月15日 共通 安全協定に基づく報告書において,環境試料の採取日に誤記があることを確認した。

当該報告書の誤記を修正し,関係自治体へ報告する。