10月前半(11月7日公表)

不適合の管理状況(2019年10月前半審議分)

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2019年10月1日~2019年10月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード37件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 10月1日 2号機 施設定期検査中 タービン補機冷却設備において,タービン補機冷却水ポンプ出口の現場圧力計の指示値と比較して中央制御室の圧力計の指示値が低いことを確認した。

当該圧力計を点検する。

(タービン補機冷却設備:主にタービン関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備)
(タービン補機冷却水ポンプ:主にタービン関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給するポンプ)
2 10月1日 共通 2号機タービン建物(2階北側)の現場巡視において,仮置き表示のない可燃性物品があることを確認した。

当該物品を片付ける。
3 10月1日 共通 2号機原子炉建物(地下2階北西側)の現場巡視において,仮置き表示に工事件名がない不燃性物品があることを確認した。

当該仮置き表示を取替える。
4 10月1日 共通 2号機原子炉建物(地下2階北西側)の現場巡視において,可燃性の恒常物品の養生シートが一部めくれていることを確認した。

当該物品の養生を適切に直す。
5 10月2日 共通 2号機原子炉建物(地下2階北西側)の現場巡視において,不燃の仮置き物品が可燃性の袋に入れて保管されていることを確認した。

当該物品を適切な容器で保管する。
6 10月2日 共通 2号機原子炉建物(1階東側)の現場巡視において,仮置き中の可燃性物品がケーブルトレイの下に保管されていることを確認した。

当該物品を適切な場所に移動する。
7 10月2日 共通 2号機原子炉建物(1階東側)の現場巡視において,恒常物品保管棚の転倒防止がされていないことを確認した。

当該物品保管棚を片付ける。
8 10月2日 共通 1号機制御建物(4階通路)の現場巡視において,可燃物用のごみ箱が設置されていることを確認した。

当該ごみ箱を片付ける。
9 10月2日 2号機 施設定期検査中 中央制御室において,開閉所機器の異常を知らせる警報が発報し,開閉所機器を制御する電源の遮断器が切れていることを確認した。

開閉所機器の異常の有無を確認し,異常がなければ当該遮断器を復旧する。

(遮断器:電気回路を入,切する装置)
10 10月2日 3号機 建設中 所内ボイラーの点検において,ボイラー用無停電電源装置の警報が現場制御盤では発報するが,中央制御室に発報しないことを確認した。

当該現場制御盤を補修する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
11 10月2日 2号機 施設定期検査中 地下水排水設備において,海水ポンプの異常を知らせる警報が発報し,自動停止したことを確認した。

当該ポンプを取替える。

(地下水排水設備:湧水(真水)は貯槽に,湧水(海水)は放水槽に移送するための設備)
12 10月3日 共通 1号機制御建物(1階東側)の現場巡視において,表示のない可燃性物品が仮置きされていることを確認した。

当該物品を片付ける。
13 10月3日 1号機 廃止措置中 タービン補機海水設備において,タービン補機海水ポンプ出口の現場圧力計の指示値と比較して中央制御室の圧力計の指示値が低いことを確認した。

当該圧力計を点検する。

(タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
(タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ)
14 10月4日 2号機 施設定期検査中 循環運転中の復水輸送設備において,復水輸送設備の系統水を使用していないにもかかわらず中央制御室の復水輸送ポンプ入口流量計および積算流量計に循環流量以上の指示が出ていることを確認した。

当該計器を点検する。

(復水輸送設備:復水貯蔵タンクの水を復水器等へ供給するための設備)
(復水輸送ポンプ:各系統の水張時等に復水を供給するためのポンプ)
15 10月4日 2号機 施設定期検査中 原子炉浄化設備において,原子炉浄化系ろ過脱塩器差圧の現場圧力計の指示値と比較して現場制御盤の圧力計の指示値が低いことを確認した。

当該計器を取替える。

(原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水から不純物を取り除き,水質を管理するための設備)
(原子炉浄化系ろ過脱塩器:原子炉内を循環する冷却水の浄化を行う機器)
16 10月4日 共通 QMS文書の管理において,文書管理室に登録して保管する手順書の最新版および失効版が適切に管理されていないことを確認した。

当該文書を適切に管理する。

(QMS:品質マネジメントシステム)
17 10月7日 共通 運転中の所内ボイラー(3号)において,水質管理用の薬品タンクの出口弁が閉まっており,薬品が一時的に注入されていないことを確認した。

当該薬品の注入系統を確認し,再度系統構成を行う。
18 10月7日 2号機 施設定期検査中 廃棄物処理建物(1階通路部)において,自動で閉鎖しない防火扉があることを確認した。

当該扉を補修する。
19 10月7日 共通 地震観測装置の点検において,予備側の地震観測装置内のパソコンが再起動しないことを確認した。

当該パソコンを取替える。
20 10月7日 共通 ばい煙発生施設設置に係る届出において,届出代表者交代時の氏名変更届を提出していないことを確認した。

当該届出を提出する。
21 10月7日 1号機 廃止措置中 消防設備の点検において,電池容量低下の表示ランプが点滅している誘導灯があることを確認した。

当該誘導灯の電池を取替える。
22 10月7日 2号機 施設定期検査中 消防設備の点検において,誘導灯が示す避難方向に誤りがあることを確認した。

当該誘導灯の向きを変更する。
23 10月7日 3号機 建設中 消防設備の点検において,消灯している誘導灯があることを確認した。

当該誘導灯の電球を取替える。
24 10月8日 共通 雑固体廃棄物処理設備において,空気圧縮機および空気槽のドレントラップが排水しないことを確認した。

当該ドレントラップを点検する。

(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備)
(ドレントラップ:配管および機器内に溜まった水を抜く機器)
25 10月8日 2号機 施設定期検査中 運転員の巡視において,航空障害灯(No.2)が消灯していることを確認した。

当該航空障害灯の制御基板を取替える。
26 10月8日 3号機 建設中 タービン建物の点検において,避雷設備の導線が断線していることを確認した。

当該導線を取替える。
27 10月9日 1号機 廃止措置中 復水輸送設備において,復水輸送ポンプ出口の現場圧力計の指示値と比較して中央制御室の圧力計の指示値が低いことを確認した。

当該計器を点検する。
28 10月9日 3号機 建設中 所内ボイラーの点検において,押込通風機用電動機のブラケット内部が摩耗していることを確認した。

当該電動機を補修する。

(ブラケット:ベアリングを固定するための部品)
29 10月10日 共通 原子力防災資機材の設置状況に係る届出において,2018年度の届出書に誤記があることを確認した。

当該正しい内容の届出書を提出する。
30 10月10日 1号機 廃止措置中 循環水ポンプ用電動機の点検において,結露防止用ヒータの絶縁抵抗値が管理値から外れていることを確認した。

当該結露防止用ヒータを補修する。

(循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ)
31 10月11日 2号機 施設定期検査中 循環水ポンプの点検において,軸のスリーブ類が腐食していることを確認した。

当該スリーブ類を取替える。

(スリーブ:ポンプ軸を保護する部品)
32 10月15日 共通 運転中の所内ボイラー(3号)において,所内ボイラー用空気圧縮機の負荷運転への切替設定圧力がずれていることを確認した。

当該空気圧縮機を点検する。
33 10月15日 2号機 施設定期検査中 循環水ポンプの点検において,軸のスリーブ接触部に傷があることを確認した。

当該軸を補修する。
34 10月15日 共通 所内ボイラー(4号)の負荷試験において,蒸気流量およびドラム圧力が低下し,定期事業者検査(自主)を中断したことを確認した。

当該ボイラーを点検する。

(ドラム:ボイラーの上部に設置し蒸気を取り出す設備)
35 10月15日 共通 所内ボイラー(3号)において,ドラム水面計のガラスゲージからわずかな蒸気の漏えいを確認した。

当該水面計を補修する。

(水面計:容器内の液面の位置を外部から測る計測器)
36 10月15日 共通 3号機所内ボイラー設備の点検において,薬品注入ポンプ点検の作業票を作業範囲の隔離を行わないまま作業主管課に渡したことを確認した。

当該作業票を回収し,作業期間を変更する。
37 10月15日 1号機 廃止措置中 海水電解装置において,制御盤室の扉が完全に閉まらないことを確認した。

当該扉を取替える。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し,海水を使用している機器に注入する装置)