10月後半(11月20日公表)
不適合の管理状況(2019年10月後半審議分)
2019年10月16日~2019年10月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード28件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 10月16日 | 3号機 | 建設中 | 固体廃棄物処理設備において,運用開始前のセメント固化装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該装置を点検する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) (セメント固化設備:廃液等をセメントにて固化する設備) |
2 | 10月16日 | 共通 | ― | がいし汚損検出器(66kV系)において,検出器の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該検出器を点検する。 (がいし汚損検出器:がいしの汚れ等を検出する装置) |
3 | 10月17日 | 共通 | ― | 空気呼吸器の点検において,ダイヤフラムが破損しているものがあることを確認した。 当該空気呼吸器を除却する。 |
4 | 10月17日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉補機海水ポンプ室において,天井から雨漏りがあることを確認した。 当該雨漏り箇所を補修する。 (原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) |
5 | 10月18日 | 3号機 | 建設中 | 純水連絡ポンプ点検後の試運転において,ポンプ出口配管の継手部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部のパッキンを取替える。 (純水連絡ポンプ:1,2号機の純水装置で製造した純水を3号機に移送するポンプ) (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
6 | 10月18日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 運転員の巡視において,燃料プール冷却水ポンプ室入口扉のドアノブが回らないことを確認した。 当該ドアノブを補修する。 (燃料プール冷却水ポンプ:燃料プールにプール水(使用済燃料を冷却する水)を供給するポンプ) |
7 | 10月21日 | 共通 | ― | 事故時操作要領書の改正において,改正履歴表を文書管理手順書とおりに記載していないことを確認した。 当該文書の改正履歴表を改正する。 |
8 | 10月21日 | 共通 | ― | 平成30年度の官庁関係申請等計画・実績表において,平成30年5月15日に届出済の届出書について実績が記載されていないことを確認した。 平成30年度の計画・実績表に当該届出の実績を記載する。 |
9 | 10月21日 | 共通 | ― | 土木建築関係設備の点検手順書の改正において,改正履歴表に確認者の名前が記載されていないことを確認した。 当該手順書の改正履歴表を改正する。 |
10 | 10月23日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,給水ポンプの羽根車にわずかな欠損があることを確認した。 当該羽根車を取替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
11 | 10月23日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 変圧器消火設備の噴射試験において,変圧器消火ポンプ出口圧力と比較して系統の圧力計の指示が低いことを確認した。 当該圧力計を取替える。 (変圧器消火設備:変圧器の火災が発生した場合,消火するための設備) |
12 | 10月23日 | 共通 | ― | 3号機サービス建物の現場作業の巡視において,保管中のキャスター付作業台が固縛されていないことを確認した。 当該作業台を片付ける。 (サービス建物:3号機の洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
13 | 10月24日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,計装用空気圧縮機の電動機のブラケット内部が摩耗していることを確認した。 当該ブラケットを取替える。 (ブラケット:ベアリングを固定するための部品) |
14 | 10月25日 | 共通 | ― | 水ろ過装置において,ブロー水受槽ポンプの出口配管に詰りがあることを確認した。 当該配管を点検する。 (ブロー水受槽:水をろ過する過程で分離された濁水を一時的に貯蔵するタンク) |
15 | 10月25日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,給水ポンプの羽根車にわずかな傷があることを確認した。 当該羽根車を取替える。 |
16 | 10月28日 | 共通 | ― | 放射線管理区域内の養生撤去作業において,周囲に線量がある物品がないにもかかわらずAPDの被ばく線量表示が高くなったことを確認した。 当該APDを補修または除却する。また,当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
17 | 10月28日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物4階の巡視において,可燃物管理実施個所の承認印がない仮置き表示票があることを確認した。 当該物品の表示を適切な表示に取替える。 |
18 | 10月28日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの巡視において,薬品注入ポンプ駆動部の潤滑油の液位が低いことを確認した。 当該ポンプを点検する。 |
19 | 10月28日 | 共通 | ― | Ge核種分析装置において,液体窒素の量が通常より減少していることを確認した。 当該分析装置を補修する。 (Ge核種分析装置:放射線のエネルギーを測定し,線源である放射性物質の特定を行う装置) |
20 | 10月28日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 固体廃棄物処理設備において,濃縮廃液タンク加温用の弁のシート部からわずかな温水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) (濃縮廃液タンク:管理区域内で発生する再使用できない水を濃縮処理した後に一時的に貯蔵するタンク) |
21 | 10月28日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 所内用空気圧縮機の点検において,アンローダ機構の軸受が摩耗していることを確認した。 当該軸受を取替える。 (所内用空気圧縮機:所内で使用する作業用圧縮空気を作る機器) (アンローダ機構:空気圧縮機を無負荷運転に切り替えるための機構) |
22 | 10月29日 | 3号機 | 建設中 | 屋外ケーブルダクト内の排水設備において,ピット排水ポンプが異常により停止したことを確認した。 当該排水ポンプを取替える。 |
23 | 10月29日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,導電率計の指示値が低いことを確認した。 当該導電率計を点検する。 (導電率計:電気の通りやすさを計測する計器) |
24 | 10月30日 | 共通 | ― | 屋外消火設備の点検において,ポンプのテストライン流量計のガラス管が損傷していることを確認した。 当該流量計を取替える。 |
25 | 10月31日 | 共通 | ― | 中央制御室において,モニタリングポストのダストサンプラ装置の入口配管温度の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該モニタリングポストの温度検出および配管ヒーターを点検する。 (モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置) |
26 | 10月31日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 原子炉建物のダスト放射線モニタにおいて,ろ紙送り装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該ろ紙送り装置を取替える。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
27 | 10月31日 | 2号機 | 施設定期検査中 | タービン建物空調換気設備において,現場制御盤のタービン建物差圧計の指示値が低いことを確認した。 当該差圧計を点検する。 |
28 | 10月31日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの点検において,バーナー噴霧用空気圧縮機の電動機のブラケット内面が摩耗していることを確認した。 当該ブラケットを取替える。 |