12月前半(1月14日公表)
不適合の管理状況(2019年12月前半審議分)
2019年12月1日~2019年12月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード43件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月2日 | 共通 | ― | 不適合判定検討会の審議資料において,事象概要欄の記載内容と添付資料の記載内容に相違があるまま不適合判定検討会で審議を行い,誤った判定を行ったことを確認した。 当該案件を再審議する。 (不適合判定検討会:発電所内で発生(発見)した不具合事象が不適合なのかを判定するとともに,「不適合」について,管理グレードの決定や,処置・方法の審議をする会議) |
2 | 12月2日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物の計装用配電盤点検に係る電源隔離操作において,当該作業期間中も必要な機器が停電したことを確認した。 当該機器の電源を復旧し,再起動する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) (配電盤:機器に電気を供給している盤) |
3 | 12月2日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 排気筒モニタ室において,入口扉下部に隙間があることを確認した。 当該扉を補修する。 (排気筒モニタ:排気筒から放出する気体廃棄物の放射線量を測定する装置) |
4 | 12月3日 | 共通 | ― | 1号機原子炉建物地下1階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
5 | 12月3日 | 共通 | ― | 1号機原子炉建物5階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
6 | 12月3日 | 共通 | ― | 所内ボイラーのドラム水面計の復旧作業において,ガラスゲージの下部に亀裂があることを確認した。 当該水面計のガラスゲージを取り替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (水面計:容器内の液面の位置を外部から測る計測器) |
7 | 12月3日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物の加湿器の点検において,加湿器の給水ストレーナのパッキンが破損していることを確認した。 当該パッキンを取り替える。 (サービス建物:3号機の洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
8 | 12月3日 | 3号機 | 建設中 | 除じん設備制御盤の点検において,盤内の端子台のケーブル端子に緩みがあることを確認した。 当該端子台のケーブル端子を増し締めする。 (除じん設備:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための設備) |
9 | 12月4日 | 共通 | ― | 1号機原子炉建物3階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
10 | 12月4日 | 共通 | ― | 1号機原子炉建物地下1階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
11 | 12月4日 | 共通 | ― | 1号機原子炉建物地下1階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
12 | 12月4日 | 1号機 | 廃止措置中 | 再生薬品設備において,苛性ソーダ移送ポンプの出口配管接続部からわずかな薬品の漏えいがあることを確認した。 当該接続部を点検する。 (再生薬品設備:廃液や原子炉水を浄化するのに使用した樹脂を再生するための薬品(硫酸および苛性ソーダ)を供給する設備) |
13 | 12月4日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 原子炉建物4階の巡視において,自動で閉鎖しない防火扉があることを確認した。 当該扉を点検する。 |
14 | 12月4日 | 共通 | ― | 2号機タービン建物3階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
15 | 12月4日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物内の工事において,工具箱が安全通路を跨いで置かれており,車輪が固定されていないことを確認した。 当該工具箱を移動し,車輪を固定する。 |
16 | 12月4日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物空調換気設備の制御盤の点検において,当該点検作業中に警報が出ないように警報切離し用端子台で警報を切離し処置をしていたが,異常を知らせる警報の発報と復帰が繰り返したことを確認した。 現場を確認し,警報を復帰する。また,当該警報切離し用端子台を点検する。 |
17 | 12月5日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 洗濯廃液処理設備において,ランドリ・ドレン乾燥機の洗浄工程終了時に系統内圧力計がオーバースケールしたことを確認した。 当該圧力計を点検する。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の排水を処理する設備) (ランドリ・ドレン乾燥機:洗濯排水を濃縮処理した後,乾燥・粉体化する機器) |
18 | 12月5日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物3階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
19 | 12月5日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物中2階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を廃棄する。 |
20 | 12月5日 | 1号機 | 廃止措置中 | 非常用ディーゼル発電設備において,空気貯槽の水抜き弁のハンドルが空まわりすることを確認した。 当該弁のハンドルを取替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
21 | 12月5日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの巡視において,ボイラー建物の屋外架台の床と外壁の間にわずかな隙間があることを確認した。 当該隙間を補修する。 |
22 | 12月5日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 中央制御室空調換気設備の冷凍機の試運転において,当該冷凍機の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該冷凍機を点検する。 |
23 | 12月5日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 中央制御室空調換気設備の系統切替操作において,排風機入口ダンパの開度表示ランプが点灯しないことを確認した。 当該ランプ点灯用のリミットスイッチを点検する。 (ダンパ:流量を調節する装置) |
24 | 12月6日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物中2階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
25 | 12月6日 | 共通 | ― | 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,雑固体袋詰装置を駆動するケーブルの被覆に亀裂があることを確認した。 当該ケーブルを取替える。 (雑固体袋詰装置:仕分した可燃物を袋詰めする装置) |
26 | 12月6日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物の一般排水ポンプの点検において,部品が腐食していることを確認した。 当該ポンプの部品を補修する。 |
27 | 12月6日 | 共通 | ― | 官庁関係申請等計画・実績表において,作成主管箇所が記載している提出日を取りまとめ箇所の担当者が誤って訂正していることを確認した。 当該記録を修正する。 |
28 | 12月9日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの負荷試験において,燃料を供給するポンプの切替え操作を行ったところ,燃料系統の異常を知らせる警報が発報し,ポンプが切替えられなかったことから,定期事業者検査(自主)を中断したことを確認した。 当該ボイラーの燃料設備を点検する。 |
29 | 12月10日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 開閉所機器の点検において,がいし水洗設備の弁点検後の試運転を行ったところ,弁の異常を知らせる警報が発報し,装置が停止したことを確認した。 当該弁を点検する。 (開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ) (がいし水洗設備:開閉所から送電線へつながる箇所のがいしを洗浄する設備) |
30 | 12月10日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物4階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
31 | 12月10日 | 共通 | ― | サーベイメーターの点検において,コンパクト型サーベイメーターが故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 (サーベイメーター:持ち運び可能な放射線量を測定する器具) |
32 | 12月10日 | 共通 | ― | ハンドフットクロスモニタの点検において,検出器が故障していることを確認した。 当該モニタを補修する。 (ハンドフットクロスモニタ:手,足および衣服の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
33 | 12月10日 | 共通 | ― | 2号機廃棄物処理建物の制御室において,高線量の環境でないにもかかわらず,作業員のAPDの指示が急に上昇したことを確認した。 当該APDを修理または除却する。また,当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
34 | 12月10日 | 2号機 | 施設定期検査中 | 通信設備の電源切替において,2号機側配電盤のしゃ断器が故障していることを確認した。 当該しゃ断器を取替える。 (しゃ断器:電気回路を入切する装置) |
35 | 12月10日 | 3号機 | 建設中 | 不活性ガス消火設備の点検において,音声警報盤のバッテリー電圧が低いことを確認した。 当該バッテリーを取替える。 (不活性ガス消火設備:火災発生時に二酸化炭素,窒素等を放出し消火を行う設備) |
36 | 12月11日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉補機海水設備の試運転において,ポンプの起動操作を行ってもポンプが回らないことを確認した。 当該ポンプを点検する。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) |
37 | 12月11日 | 共通 | ― | 計器校正用の伸び差計の点検において,測定値の誤差が大きいことを確認した。 当該伸び差計を校正する。 (伸び差計:タービン運転中のケーシングと回転体の接触防止のため,それぞれの熱による伸びの差を測定する計器) |
38 | 12月11日 | 共通 | ― | 計器校正用の伸び計の点検において,測定値の誤差が大きいことを確認した。 当該伸び計を校正する。 (伸び計:タービン運転中のケーシングと回転体の接触防止のため,ケーシングの熱による伸びを測定する計器) |
39 | 12月12日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室において,復水設備の制御電源検出回路の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該電源検出回路を点検する。 (復水設備:主タービンを回し終えた後の蒸気の凝縮水を原子炉に送る設備) |
40 | 12月12日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室において,原子炉隔離時冷却設備の制御電源の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該制御電源を点検する。 (原子炉隔離時冷却設備:原子炉の停止後,何らかの原因で給水が停止した場合等に原子炉水位を維持する設備) |
41 | 12月12日 | 3号機 | 建設中 | 除じん機吊上クレーンの走行動作確認において,ピットカバー開閉器を取付けたまま走行ストッパ位置まで走行させ,ピットカバー開閉器の先端がストッパに接触し,変形したことを確認した。 ピットカバー開閉器を補修する。 (ピットカバー開閉器:クレーンレール溝部の開閉式ピットカバーを開閉させるガイド装置) |
42 | 12月12日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物の空調換気用ダクトの修理工事において,建物排気中の放射線高を知らせる警報が発報したことを確認した。 現場を確認し,警報を復帰する。 |
43 | 12月13日 | 共通 | ― | 2号機原子炉建物3階の巡視において,保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |