1月前半(2月7日公表)

不適合の管理状況(2020年1月前半審議分)

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2020年1月1日~2020年1月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード22件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 1月6日 共通 配管ダクト内の配管点検において,消火系配管の継手部に腐食があることを確認した。

当該配管を取替える。
2 1月6日 1号機 廃止措置中 放水口津波防波扉の点検において,扉開閉用予備発電機が起動しないことを確認した。

当該発電機を補修する。
3 1月6日 共通 サイトバンカ建物空調換気系の試運転において,外気と建物内の差圧の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該建物の差圧を調整する。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
4 1月6日 共通 所内ボイラーにおいて,計装用空気圧縮機の切替え操作を行ったところ系統圧力の低下を知らせる警報が発報し,予備機が自動起動したことを確認した。

当該圧縮機を点検する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
5 1月7日 共通 配管ダクト内の配管点検において,所内蒸気系配管に腐食があることを確認した。

当該配管を取替える。
6 1月7日 共通 サイトバンカ建物空調換気系の試運転において,外気と建物内の差圧の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該差圧計を点検する。
7 1月9日 3号機 建設中 屋外設備の巡視において,ガスボンベ庫の特定高圧ガス消費施設の表示板が破損していることを確認した。

当該表示板を取替える。
8 1月10日 3号機 建設中 運転中の所内ボイラーにおいて,連続ブロー装置の弁の異常を知らせる警報が発報し,その後復帰したことを確認した。

当該弁を点検する。

(連続ブロー装置:ボイラー水中の固形分を排出するために,ボイラー水を連続してブローする装置)
9 1月10日 2号機 施設定期検査中 プラスチック固化設備において,開始剤ポンプを起動したところ出口圧力が低く,開始剤を送り出していないことを確認した。

当該ポンプを点検する。

(プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備)
(開始剤ポンプ:プラスチック固化する薬剤を送り出すポンプ)
10 1月10日 2号機 施設定期検査中 原子炉建物の巡視において,計装用空気圧縮機のベルトのたわみ量が大きく,振れ幅が大きいことを確認した。

当該ベルトの張り具合を調整する。

(計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器)
11 1月10日 共通 サイトバンカ建物の計装用圧縮空気設備において,空気除湿装置の異常を知らせる警報が発報し,装置が自動停止したことを確認した。

当該除湿装置を点検する。

(除湿装置:計装制御機器に供給する作動用空気を除湿する機器)
12 1月10日 1号機 廃止措置中 残留熱除去ポンプの電源隔離操作において,配電盤の遮断器昇降装置が断路位置まで下がらないことを確認した。

当該昇降装置を点検する。

(残留熱除去ポンプ:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去・冷却するポンプ)
13 1月10日 1号機 廃止措置中 非常用ディーゼル発電設備の電源隔離操作において,配電盤の遮断器昇降装置が断路位置まで下がらないことを確認した。

当該昇降装置を点検する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
14 1月10日 1号機 廃止措置中 原子炉補機冷却水設備の弁の電源隔離操作において,遮断器の操作ハンドルが切位置まで下がらないことを確認した。

当該遮断器を点検する。

(原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ,冷凍機,熱交換器等)へ冷却水を供給する設備)
15 1月10日 3号機 建設中 現場確認作業において,ろ過水ポンプの軸受から異音がすることを確認した。また,軸受温度も高いことを確認した。

当該ポンプを取替える。

(ろ過水ポンプ:ろ過水タンクの水を送るポンプ)
16 1月10日 共通 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,廃油ポンプ用電動機の軸受ブラケット内部が摩耗していることを確認した。

当該電動機の軸受ブラケットを補修する。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
(廃油ポンプ:放射線管理区域で発生した廃油を焼却するため雑固体焼却炉に供給するポンプ)
17 1月10日 共通 雑固体廃棄物焼却設備の点検において,雑固体破砕機のローラー用電動機の軸受ブラケット内部が摩耗していることを確認した。

当該電動機の軸受ブラケットを補修する。

(雑固体破砕機:焼却前廃棄物を細かく砕く機器)
18 1月14日 共通 サイトバンカ建物の制御室において,雑動力配電盤の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

現場を確認し,当該警報を復帰する。
19 1月14日 共通 モルタル固化装置において,セメントをモルタル混練機に投入するため材料投入シュート下部ダンパを開操作したが,動かないことを確認した。

当該ダンパを点検する。

(モルタル固化装置:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物をセメントを使用し固化する設備)
(材料投入シュート下部ダンパ:セメントや砂をモルタル混練機に投入する機器)
20 1月14日 3号機 建設中 サービス建物の作業用配電盤において,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。現場を確認したところ,浄化槽に電源を供給するケーブルの絶縁抵抗値が低いことを確認した。

当該ケーブルを補修する。

(サービス建物:3号機の洗濯設備やチェックポイントを設置している建物)
21 1月15日 共通 2号機タービン建物2階において,高線量の環境でないにもかかわらず,作業員のAPDの指示が急に上昇したことを確認した。

当該APDを点検する。また,当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。

(APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器)
22 1月15日 共通 APDの点検において,APD本体の異常を知らせるエラーが発生したことを確認した。

当該APDを点検する。また,前回点検以降,当該APDの使用実績を確認し,使用者の被ばく線量を評価する。