4月前半(5月13日公表)
不適合の管理状況(2020年4月前半審議分)
2020年4月1日~2020年4月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 2件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月6日 | 共通 | ― | 2号機中央制御室に設置している燃料プール水温度を記録する記録計おいて,記録計に表示している打点マークの凡例と記録用紙に記載している打点マークの凡例が異なっていることを確認した。 当該記録計で採取した温度の記録を確認し,記録用紙記載の凡例を訂正する。 |
2 | 4月15日 | 共通 | ― | 固体廃棄物貯蔵所B棟の巡視において,同日午前中に実施した巡視後の扉の施錠確認が十分でなかったことを確認した。 当該扉を施錠する。 (固体廃棄物貯蔵所:低レベル放射性廃棄物を詰めたドラム缶を保管するための建物) |
Dグレード 48件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月1日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの巡視において,節炭器の排水配管に腐食があることを確認した。 当該配管を取替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (節炭器:ボイラーの燃焼ガスを利用し,給水を加熱する装置) |
2 | 4月1日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
高圧炉心スプレイ設備電気室の空調換気設備の外気処理装置において,停止中にもかかわらずフィルタ差圧計の指示が出ていることを確認した。 当該フィルタ差圧計を点検する。 (高圧炉心スプレイ設備:原子炉内の冷却水が減少したり配管破断により冷却水が流失したとき等に炉心を冷却するための設備) (外気処理装置:屋外から取入れる空調用の空気から砂埃などを除去する装置) |
3 | 4月1日 | 共通 | ― | 1,2号機の消防設備の点検において,蓄電池およびランプの交換表示が出ている誘導灯があることを確認した。 当該蓄電池およびランプを取替える。 |
4 | 4月1日 | 共通 | ― | 1,2号機の消防設備の点検において,避難経路上に物品が保管されていることを確認した。 当該物品を移動させる。 |
5 | 4月1日 | 共通 | ― | 弁の分解点検において,開度発信器の隔離不備により弁開度の異常を知らせる警報が頻発していることを確認した。 当該開度発信器の電源を「切」として作業を実施する。 |
6 | 4月2日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,給水ポンプ出口の逆止弁のシート部からわずかな漏えいがあることを確認した。 当該逆止弁を点検する。 (逆止弁:流体の逆流を防止する弁) |
7 | 4月2日 | 共通 | ― | 1号機タービン建物1階の巡視において,仮置表示票の期限を超過している物品があることを確認した。 当該物品を片付ける。 |
8 | 4月2日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
地震観測装置において,観測装置が動作したにもかかわらずバックアップ側プリンタが印刷しないことを確認した。 当該プリンタを点検する。 |
9 | 4月2日 | 3号機 | 建設中 | 中央制御室において,協力会社の加工場のブレーカーが作動し,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 協力会社の加工場内の電気回路を点検する。 |
10 | 4月2日 | 共通 | ― | 電離箱式サーベイメーター(VIC-178)の点検において,指示値の誤差が大きいことを確認した。 当該機器を補修する。 (電離箱式サーベイメーター:放射線測定機器の一種であり,内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
11 | 4月2日 | 共通 | ― | 電離箱式サーベイメーター(VIC-180)の点検において,指示値の誤差が大きいことを確認した。 当該機器を補修する。 |
12 | 4月2日 | 共通 | ― | 電離箱式サーベイメーター(VIC-204)の点検において,指示値の誤差が大きいことを確認した。 当該機器を補修する。 |
13 | 4月2日 | 共通 | ― | 可搬式エリアモニタ記録計の点検において,印字用のペンが動作しないものがあることを確認した。 当該記録計を取替える。 (可搬式エリアモニタ:エリアの線量当量率を測定する可搬型の計測器) |
14 | 4月2日 | 共通 | ― | 電離箱式サーベイメーター(VIC-236)の点検において,指示値の誤差が大きいことを確認した。 当該機器を補修する。 |
15 | 4月2日 | 共通 | ― | APDの点検において,校正装置と通信ができないAPDがあることを確認した。 当該APDを除却する。また,当該APDの測定結果に影響がなかったか確認する。 (APD:警報付ポケット線量計。日々の被ばく線量を管理する器具) |
16 | 4月3日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
空調換気設備の冷凍機の点検において,冷却水のドレン弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 (ドレン弁:水を抜くための弁) |
17 | 4月3日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
空調換気設備の冷凍機の点検において,冷却水の出入口弁のシート部からわずかな水の漏えいがあり,空調換気設備の冷凍機の点検ができない状態であることを確認した。 当該弁に閉止フランジを取付けて,空調換気設備の冷凍機を点検する。 |
18 | 4月3日 | 共通 | ― | 2号機タービン建物2階の巡視において,可燃物品が不燃または難燃シートで覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を片付ける。 |
19 | 4月3日 | 共通 | ― | 移動式代替熱交換設備2号車の点検において,電源設備の絶縁抵抗値が低いことを確認した。 当該電源設備を点検する。 (移動式代替熱交換設備:海水ポンプが使用不能(原子炉冷却機能喪失)となった場合において,代替手段として原子炉の熱を海に逃がす設備) |
20 | 4月3日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の巡視において,点検のため隔離・水抜きを行った注入ポンプ入口側のドレン弁からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該ポンプの点検時に漏えい個所を特定し,補修する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
21 | 4月3日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉補機海水設備において,ドレン弁およびベント弁からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (ベント弁:機器および配管系統の水張り時に内部に滞留している空気を排気する弁) |
22 | 4月6日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物3階において,火災感知器のうち1つが誤作動したことを確認した。 当該火災感知器を取替える。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管する設備を設置している建物) |
23 | 4月6日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
取水設備の凍結防止配電盤において,異常を知らせる警報が発報し,凍結防止ヒーターが自動停止したことを確認した。 当該ヒーターを点検する。 |
24 | 4月6日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
空調換気設備において,機器の操作スイッチの動きが悪いものがあることを確認した。 当該スイッチを取替える。 |
25 | 4月6日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
復水脱塩設備の点検において,電磁弁からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該電磁弁を取替える。 (復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備) (電磁弁:電磁石で作動する弁) |
26 | 4月6日 | 共通 | ― | 「工事業務管理手順書」において,手順書本文と様式の間に不整合があることを確認した。 当該手順書の改正を行う。 |
27 | 4月7日 | 共通 | ― | モルタル固化設備で実施したモルタル充填において,搬出できない固化体が1体発生したことを確認した。 当該固化体を識別し,保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物をセメントを使用し固化する設備) |
28 | 4月7日 | 共通 | ― | 2号機中央制御室に設置している給水・復水の導電率記録計において,記録計に表示している打点マークの凡例と記録用紙に記載している打点マークの凡例が異なっており,旧記録計用の記録用紙を使用していることを確認した。 当該記録用紙の凡例を訂正する。 |
29 | 4月8日 | 3号機 | 建設中 | 変圧器の巡視において,変圧器冷却器の断油継電器内部に油のにじみがあることを確認した。 当該継電器を取替える。 (断油継電器:変圧器冷却器運転中に冷却油の流れが正常でない場合に警報を発報する継電器) |
30 | 4月8日 | 1号機 | 廃止措置中 | 処理水ポンプ室において,タンク室の接続部から雨水が浸入していることを確認した。 当該接続部を補修する。 (処理水ポンプ:液体廃棄物を処理した水を屋外タンクから屋内タンクに移送するポンプ) |
31 | 4月8日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
開閉所の巡視において,開閉所電気室の扉のラッチ受け金具が外れていることを確認した。 当該箇所を補修する。 (開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ) |
32 | 4月8日 | 3号機 | 建設中 | 変圧器消火設備の噴射試験において,噴出ノズルからの水の噴出が少ないものがあることを確認した。 当該ノズルを清掃する。 (変圧器消火設備:変圧器の火災が発生した場合,消火するための設備) |
33 | 4月8日 | 1号機 | 廃止措置中 | 開閉所の巡視において,北側壁面のひび割れ部から雨水が浸入していることを確認した。 当該ひび割れ部を補修する。 |
34 | 4月8日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉補機海水設備の巡視において,熱交換器差圧計の計器弁の継手部にわずかな漏えい跡があることを確認した。 当該計器弁を取替える。 |
35 | 4月9日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室において,原子炉水位計(LY98-07A)の指示値が他の原子炉水位計より低いことを確認した。 当該計器を校正する。 |
36 | 4月9日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
復水脱塩装置の制御盤において,空気作動弁の開閉表示ランプが暗いことを確認した。 当該制御盤を点検する。 |
37 | 4月9日 | 共通 | ― | 所内ボイラーにおいて,重油ストレーナ差圧計の計器弁の継手部からわずかな重油の漏えいがあることを確認した。 当該継手部のパッキンを交換する。 (ストレーナ:ゴミを除去する機器) |
38 | 4月9日 | 共通 | ― | EAMにおいて,2020年3月27日実施の予防処置検討会の「予防処置実施管理通知」を作成したところ,登録できないことを確認した。 EAMで当該通知の新規の登録処理を行えるようにする。 (EAM(統合型保全システム):保守管理活動全体を管理するシステム) (予防処置:起こり得る不適合の発生を未然に防止する処置) |
39 | 4月10日 | 共通 | ― | 荷揚場に設置しているクレーンの点検において,減速機内の潤滑油が変色していることを確認した。 当該減速機の潤滑油を取替える。 |
40 | 4月10日 | 共通 | ― | 各課において実施する保安教育において,2019年度の受講対象者5名のうち1名が未受講であることを確認した。 当該未受講者の教育を行う。 |
41 | 4月10日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
運転中の洗濯廃液処理設備において,ランドリ・ドレン濃縮器デミスタの差圧が高くなったことを確認した。 当該デミスタを清掃する。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の排水を処理する設備) (ランドリ・ドレン濃縮器デミスタ:ランドリ・ドレン濃縮器で発生した蒸気の水分を分離する装置) (ランドリ・ドレン濃縮器:洗濯排水を濃縮処理する機器) |
42 | 4月10日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
非常用ディーゼル発電設備の巡視において,潤滑油ポンプの軸受潤滑油供給配管の継手部からわずかな油の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備) |
43 | 4月14日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの重油供給ポンプおよび給水ポンプの点検計画において,EAM上の2019年度の点検計画が未実施となることを確認した。 EAM上の点検予定を未実施とする。また,EAM上で適切な管理ができるように見直す。 |
44 | 4月14日 | 共通 | ― | モルタル固化設備で実施したモルタル充填において,搬出できない固化体が3体発生したことを確認した。 当該固化体を識別し,保管する。 |
45 | 4月14日 | 共通 | ― | モルタル固化設備で実施したモルタル充填において,搬出できない固化体が5体発生したことを確認した。 当該固化体を識別し,保管する。 |
46 | 4月14日 | 共通 | ― | 各建物に設置している局所空調機用冷凍機の点検において,取替用の油タンクとギヤボックスのヒーターが発注されておらず,取替えできないことを確認した。 当該ヒーターの点検計画を見直し,健全性を確認して再使用する。 |
47 | 4月15日 | 2号機 | 定期事業者 検査中 |
空調換気設備の点検準備において,冷却水のドレン配管が詰りぎみであることを確認した。 当該配管を清掃する。 |
48 | 4月15日 | 共通 | ― | 所内ボイラーの巡視において,給水配管からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該配管を取替える。 |