7月前半(8月7日公表)

不適合の管理状況(2020年7月前半審議分)

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2020年7月1日~2020年7月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。

なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 0件

対象となる事象は,ありませんでした。

Dグレード 35件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 7月1日 3号機 建設中 海水電解装置の巡視において,注入ポンプの軸受の潤滑油が変色していることを確認した。

当該潤滑油を取替える。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
2 7月1日 1号機 廃止措置中 タービン補機海水ポンプの切替操作において,使用していない電流計の指示値が出ていることを確認した。

当該電流計を校正する。

(タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ)
3 7月2日 3号機 建設中 海水電解装置において,現在使用していない流れの無い配管の流量計に指示値が出ていることを確認した。

当該流量計を点検する。
4 7月3日 共通 所内ボイラーの配管修理工事において,使用前事業者検査(施設)の計画を立てていないことを確認した。

当該工事の使用前事業者検査(施設)を計画し,実施する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
(使用前事業者検査(施設):原子力施設を設置又は変更する工事について,設工認等の手続き内容(認可,届出)に従って行われたものであることおよび技術基準に適合していることを確認する検査)
5 7月3日 2号機 定期事業者
検査中
計装用空気圧縮機において,弁の開閉を表示する開度目盛り板が破損していることを確認した。

当該弁を点検する。また,開度目盛り板を取替える。

(計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器)
6 7月3日 共通 休止中の純水装置の巡視において,真空脱気塔の水位調節弁の開度調整器からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。

当該弁の空気供給元弁を閉止する。

(純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置)
7 7月3日 2号機 定期事業者
検査中
タービン建物の電気室の空調換気設備において,空調調和装置入口ダクトの一部に腐食があることを確認した。

当該ダクトの腐食箇所を補修する。

(空調調和装置:室内を循環する空気中のほこりを除去し,加熱,冷却を行う装置)
8 7月3日 共通 雑固体廃棄物焼却設備の運転において,プロパンガスボンベの接続用ホースからわずかなプロパンガスの漏えいがあることを確認した。

当該接続用ホースを取替える。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
9 7月3日 2号機 定期事業者
検査中
消防設備の点検において,屋外消火栓の弁のグランド部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該弁のグランド部を補修する。
10 7月3日 2号機 定期事業者
検査中
消防設備の点検において,屋内消火栓の弁シート部が劣化していることを確認した。

当該弁のシート部を補修する。
11 7月6日 3号機 建設中 原子炉建物3階の防火扉の点検において,ドアクローザーだけでは自動で閉まらない防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを取替える。
12 7月6日 2号機 定期事業者
検査中
原子炉建物1階および地下2階の防火扉の点検において,ドアクローザーだけでは自動で閉まらない防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを取替える。
13 7月6日 共通 ガスタービン発電機建物の消火ポンプの点検において,圧力計の指示針がゼロ点を指示していないことを確認した。

当該圧力計を取替える。
14 7月6日 2号機 定期事業者
検査中
廃棄物処理建物4階の防火扉の点検において,ドアクローザーだけでは自動で閉まらない防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを取替える。
15 7月6日 共通 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填を行った廃棄体のうち1体が充填後の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し,保管する。

(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備)
(廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や細断したものをドラム缶に詰め,モルタルを充填し,固化したもの)
16 7月6日 2号機 定期事業者
検査中
中央制御室の運転監視用計算機において,画面表示の切替ができないモニターがあることを確認した。

当該画面切替装置を補修する。

(運転監視用計算機:運転員の監視補助をするための計算機)
17 7月7日 3号機 建設中 非常用ディーゼル発電設備において,潤滑油を供給する配管のフィルタに詰まりが疑われることを確認した。

当該フィルタを点検する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に,炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備)
18 7月7日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,注入圧力の異常を知らせる警報が発報し,自動停止したことを確認した。

当該注入配管を清掃する。

(鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置)
19 7月8日 3号機 建設中 照明配電盤(R52-P104)の点検において,ブレーカーの漏電遮断動作が遅いことを確認した。

当該ブレーカーを取替える。
20 7月8日 3号機 建設中 照明配電盤(R52-P107)の点検において,ブレーカーの漏電遮断動作が遅いことを確認した。

当該ブレーカーを取替える。
21 7月8日 共通 1,2号機の空調換気設備において,外気取入口近傍のダクトに腐食があることを確認した。

当該腐食箇所を修理する。
22 7月9日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,注入流量を調節する弁のハンドルが空回りすることを確認した。

当該弁を取替える。
23 7月9日 1号機 廃止措置中 鉄イオン注入装置において,注入流量が低いことを確認した。

当該注入配管を清掃する。
24 7月9日 1号機 廃止措置中 取水槽設備の巡視において,除じんポンプ用ケーブルボックスが腐食により損傷していることを確認した。

当該ケーブルボックスを修理する。

(除じんポンプ:除じん機(発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器)で除去したゴミ等を洗い流すためのポンプ)
25 7月9日 共通 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填を行った廃棄体のうち2体が充填後の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し,保管する。

26 7月9日 2号機 定期事業者
検査中
タービン補機冷却設備において,中央制御室のタービン補機冷却水ポンプの出口圧力の指示値が現場の圧力計と比較して低いことを確認した。

当該圧力計を点検する。

(タービン補機冷却設備:主にタービン関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備)
(タービン補機冷却水ポンプ:主にタービン関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給するポンプ)
27 7月10日 1号機 廃止措置中 タービン建物2階の防火扉の点検において,ピボットヒンジの破損により自動で閉まらない防火扉があることを確認した。

当該防火扉を取替える。
28 7月13日 3号機 建設中 屋外配管ダクトにおいて,漏油検知器が誤動作したことを確認した。

当該検知器を点検する。

(漏油検知器:配管からの油の漏えいを検知する計器)
29 7月13日 2号機 定期事業者
検査中
廃棄物処理建物地下中1階の巡視において,廃棄物処理建物制御室空調機の排水先であるドレンファンネルの排水配管に詰まりがあり,ドレンファンネルから水が溢れていることを確認した。

当該排水配管を清掃する。

(ドレンファンネル:排水受け)
30 7月13日 2号機 定期事業者
検査中
ドライウェル下部冷却機用電動機の分解点検において,軸受の軸方向の隙間の寸法が管理値から外れていることを確認した。

当該電動機を補修する。

(ドライウェル:圧力抑制室とともに格納容器を構成する設備)
31 7月14日 共通 3号機の巡視に係わる手順書の改正において,QMS手順書に基づく「文書(改正)計画書」を作成していないことを確認した。

当該計画書を作成する。

(QMS:品質マネジメントシステム)
32 7月14日 共通 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填を行った廃棄体のうち1体が充填後の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し,保管する。
33 7月14日 2号機 定期事業者
検査中
非常用ディーゼル発電設備の計器の点検において,ディーゼル機関の冷却水を温めるヒータの温度計の誤差が大きいことを確認した。

当該温度計を点検する。
34 7月14日 共通 搬出対象外の廃棄体の外観点検において,ドラム缶の塗装に膨らみおよび析出物があることを確認した。

当該廃棄体を識別し,保管する。
35 7月14日 共通 サイトバンカ建物において,火災感知器が誤動作したことを確認した。

当該火災感知器を取替える。