9月前半(10月7日公表)
不適合の管理状況(2020年9月前半審議分)
2020年9月1日~2020年9月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Dグレード 27件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 所内用圧縮空気設備において,シリンダの上部からわずかな結露水の漏えいがあることを確認した。 当該シリンダを点検する。 (所内用圧縮空気設備:所内で使用する作業用圧縮空気を供給する設備) |
2 | 9月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 液体廃棄物処理設備のポンプの点検準備作業において,ブレーカーを操作したところ,ハンドルが折損したことを確認した。 当該ハンドルを取替える。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) |
3 | 9月1日 | 3号機 | 建設中 | 取水槽に設置しているクレーンの点検において,照明回路の絶縁抵抗値が低いことを確認した。 当該照明回路を補修する。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
4 | 9月1日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の点検において,ポンプ用ボルトのねじ部が損傷していることを確認した。 当該部品を取替える。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
5 | 9月1日 | 共通 | - | サイトバンカ建物放射線モニタの点検において,ヒューズのケースが損傷していることを確認した。 当該ケースを取替える。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
6 | 9月2日 | 共通 | - | サイトバンカ建物のダスト放射線モニタにおいて,装置の異常を知らせる警報が発報し,停止したことを確認した。 当該モニタを点検する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
7 | 9月2日 | 共通 | - | 免震重要棟に配備しているAPDにおいて,エラーが表示され,故障していることを確認した。 当該APDを廃棄する。 (免震重要棟:事故発生時に使用を計画している免震構造の建物) (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
8 | 9月2日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物焼却設備において,空調機の凝縮水排水配管に詰まりがあり,あふれた水が空調機下部から滴下していることを確認した。 当該排水配管を清掃する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) |
9 | 9月3日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,温度調節弁の開度調整器からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該開度調整器を取替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
10 | 9月3日 | 共通 | - | 220kV開閉所設備の点検準備作業において,作業のために配電盤内の端子のカバーを外した状態で作業をした際,接触し,警報が発報したことを確認した。 現場に異常がないことを確認し,当該警報を復帰する。 (開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ) |
11 | 9月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 洗濯廃液処理設備において,シーケンサの異常を知らせる警報が発報していることを確認した。 当該シーケンサを補修する。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の排水を処理する設備) (シーケンサ:予め定められたプログラムに従って制御を行う機器) |
12 | 9月4日 | 共通 | - | 重大事故を想定した訓練において,QMS手順書に記載している図面が最新版でないことを確認した。 当該図面を更新する。 (QMS:品質マネジメントシステム) |
13 | 9月7日 | 共通 | - | 免震重要棟の軽油タンクにおいて,タンク内の火災感知器のうち1つが故障したことを確認した。 当該火災感知器を点検する。 |
14 | 9月7日 | 共通 | - | APD設定器の点検において,当該設定器が故障していることを確認した。 当該設定器を廃棄する。 (APD設定器:APDの初期値の設定等を行う機器) |
15 | 9月7日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物焼却設備において,雑固体を焼却設備に供給する装置のシリンダから異音がすることを確認した。 当該シリンダを点検する。 |
16 | 9月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉補機海水設備において,原子炉補機海水ポンプ出口ドレン弁(536B)のシート部からわずかな海水の漏えいを確認した。 当該ドレン弁を取替える。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) |
17 | 9月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉補機海水設備において,原子炉補機海水ポンプ出口ドレン弁(536D)のシート部からわずかな海水の漏えいを確認した。 当該ドレン弁を取替える。 |
18 | 9月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物のエアロック扉の点検において,駆動空気系統を構成している機器からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該機器を取替える。 (エアロック扉:原子炉建物を負圧に維持するための二重扉) |
19 | 9月9日 | 共通 | - | 大型送水ポンプ車の点検において,クレーン部分の軽微な腐食およびクレーン操作スイッチの一部に動作不良があることを確認した。 当該腐食箇所の補修および当該スイッチを点検する。 (大型送水ポンプ車:原子炉冷却機能喪失時に使用する移動式代替熱交換設備及び放射性物質拡散抑制時に使用する放水砲への海水供給として使用する設備) |
20 | 9月9日 | 共通 | - | 水ろ過装置において,ブロー水受槽ポンプの出口配管に詰りがあることを確認した。 当該配管を点検する。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (ブロー水受槽ポンプ:ブロー水受槽(水をろ過する過程で分離された濁水を一時的に貯蔵するタンク)の水を処理装置に送るポンプ) |
21 | 9月10日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填を行った5体の廃棄体のうち1体が廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し,保管する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め,モルタルを充填し,固化したもの) |
22 | 9月10日 | 3号機 | 建設中 | 復水器連続洗浄設備の電動弁の点検において,弁の開度目盛り板が腐食していることを確認した。 当該弁を補修する。 (復水器連続洗浄設備:復水器の海水配管に生物が付着することを防止するために定期的に洗浄するための装置) |
23 | 9月10日 | 3号機 | 建設中 | 非常用バッテリーの点検において,主蒸気逃がし安全弁用バッテリー電圧が低いことを確認した。 当該バッテリーを取替える。 (主蒸気逃がし安全弁:原子炉内の圧力が上昇した場合,圧力を低下させるための弁) |
24 | 9月11日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の注入ポンプ用電動機の点検において,軸の軸受けはめ合い部およびブラケットが摩耗していることを確認した。 当該電動機を補修する。 (ブラケット:ベアリングを固定するための部品) |
25 | 9月11日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉補機海水設備において,計器元弁の継手部からわずかな海水の漏えいの跡があることを確認した。 当該弁を取替える。 |
26 | 9月15日 | 1号機 | 廃止措置中 | 放射性廃棄物処理設備ブロワの起動操作において,ブロワを起動した際に安全弁から凝縮水が飛散し,運転員が被水したことを確認した。 当該運転員の汚染が無いことを確認した。 (放射性廃棄物処理設備ブロワ:放射性廃棄物処理設備のタンク撹拌用等に使用する圧縮空気を作る機器) |
27 | 9月15日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,弁の開閉を検知するリミットスイッチが固着していることを確認した。 当該リミットスイッチを取替える。 |