4月前半(5月7日公表)
不適合の管理状況(2021年4月前半審議分)
2021年4月1日~2021年4月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Dグレード 10件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月2日 | 共通 | - | 1,2号機の消防設備の点検において,誘導灯バッテリーの交換表示が出ていることを確認した。 当該バッテリーを取替える。 |
2 | 4月5日 | 共通 | - | 3号機の空調用冷凍機の点検において,電動機の絶縁処理に使用する絶縁材を鋼製容器に入れ運搬した際に,漏れ出たガスにより火災感知器が動作し,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 火災ではないことを確認し,当該警報を復帰させる。また,作業手順を見直す。 |
3 | 4月5日 | 共通 | - | 大型送水ポンプ車の点検において,クレーンのワイヤーロープのストランドに緩みがあることを確認した。 当該ワイヤーロープを取替える。 (大型送水ポンプ車:原子炉冷却機能喪失時に使用する移動式代替熱交換設備及び放射性物質拡散抑制時に使用する放水砲への海水供給として使用する設備) (ストランド:数本~数10本の素線を単層または多層により合わせたもの。ワイヤーロープは,数本のストランドを心綱の周りに所定のピッチでより合わせて作られている。) |
4 | 4月5日 | 共通 | - | 3号機非常用ディーゼル発電設備において,制御装置の絶縁抵抗測定中に誤って隣の端子に接触し,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 現場に異常がないことを確認し,当該警報を復帰する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
5 | 4月6日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 所内蒸気の凝縮水を回収するタンクにおいて,凝縮水を所内ボイラーに移送するポンプ起動用のレベルスイッチに動作不良があることを確認した。 当該レベルスイッチを校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (レベルスイッチ:タンク等の水位を検出し,機器の起動,警報の発報などを行うためのスイッチ) |
6 | 4月6日 | 共通 | - | 3号機非常用ディーゼル発電設備の電磁弁の復旧作業において,停電すべき電源が投入された状態で結線作業を実施したため,異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 現場に異常がないことを確認し,当該警報を復帰する。 |
7 | 4月6日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物ダストモニタの点検において,漏えい試験の結果が管理値から外れていることを確認した。 当該ダストモニタを点検する。 (ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器) |
8 | 4月7日 | 共通 | - | 気象観測装置の点検において,誤った操作によりデータ(風向,風速)の欠測があることを確認した。 当該データの伝送状態を復旧する。 |
9 | 4月8日 | 共通 | - | サイトバンカ建物のダスト放射線モニタにおいて,装置の異常を知らせる警報が発報し,停止したことを確認した。なお,放射線モニタの測定値は異常のないことを確認している。 当該モニタを点検する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し,空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
10 | 4月8日 | 共通 | - | サイトバンカ建物近傍の倉庫において,電線管が腐食により損傷していることを確認した。 当該配管を補修する。 |