8月前半(9月7日公表)
不適合の管理状況(2021年8月前半審議分)
2021年8月1日~2021年8月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Dグレード 11件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月2日 | 共通 | - | 現在審査中の高経年化技術評価書において,疲労評価を行う計算ソフトのプログラムに誤りが確認され,それを用いた評価結果にも誤りがあることを確認した。なお,正しい疲労評価は,制限値に対してより裕度が大きくなる安全側の結果となることから,評価結果(判定結果)に影響はない。 当該評価書を修正する。 (高経年化技術評価書:安全機能を有する機器・構造物に発生しているか,又は発生する可能性のある経年劣化事象に対し,健全性について評価を行うとともに,現状の施設管理が有効かどうかを確認し,必要に応じ,追加すべき保全策を抽出し,その結果をまとめたもの) |
2 | 8月4日 | 共通 | - | 設計業務委託の報告書において,解析に使用していない個所の記載に誤りがあることを確認した。 当該報告書を修正する。 |
3 | 8月6日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 固体廃棄物処理設備において,弁の開および閉状態を表示するランプが両点灯しており,ランプが故障していることを確認した。 当該ランプを取替える。 (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) |
4 | 8月6日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 開閉所設備の工事において,高所作業車のバケットががいし水洗設備の配管に接触し,配管を破損させたことを確認した。 当該配管を補修する。 (開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ) (がいし水洗設備:開閉所から送電線へつながる箇所のがいしを洗浄する設備) (バケット:作業員の足場となる作業床及び囲いが一体構造となっているもの) |
5 | 8月10日 | 共通 | - | 所内ボイラーにおいて,薬品注入ポンプの注入流量が低下していることを確認した。 当該ポンプを点検する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
6 | 8月10日 | 1号機 | 廃止措置中 | 取水槽の水位計の点検において,水位計の誤差が大きいことを確認した。 当該水位計を取替える。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
7 | 8月10日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において,モルタル充填中の廃棄体に混練水が流入したため,基準に適合しない廃棄体が発生したことを確認した。 当該廃棄体を識別し,保管する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め,モルタルを充填し,固化したもの) |
8 | 8月10日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物焼却設備において,投入ダンパのロックおよびロック解除の状態を表示するランプが両点灯しており,ケーブルの接触不良があることを確認した。 当該ケーブルを取替える。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (投入ダンパ:雑固体を焼却炉に投入する機器) |
9 | 8月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水電解装置の巡視において,当該装置の海水流量が低下していることを確認した。 当該装置を点検する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し,海水を使用している機器に注入する装置) |
10 | 8月12日 | 1号機 | 廃止措置中 | 液体廃棄物処理設備において,廃液濃縮器復水器の導電率計の誤差が大きいことを確認した。 当該計器を取替える。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (廃液濃縮器復水器:液体廃棄物を濃縮処理する際に発生した蒸気を凝縮回収する機器) (導電率計:電気の通りやすさを計測する計器) |
11 | 8月12日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において,固化体をドラム缶に詰める際に使用する重量計の誤差が大きいことを確認した。 当該重量計を校正する。 (固化体:溶融設備で溶融した物を冷却し固型化したもの) |