4月前半(5月9日公表)
不適合の管理状況(2022年4月前半審議分)
2022年4月1日~2022年4月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて,グレード分けを行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 | 1 | 4月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検後の試運転において、分解点検した燃料噴射弁の組み立てに不備があり、燃料ドレンに潤滑油が混入し、燃料ドレン受缶の燃料が変色していることを確認した。 当該燃料噴射弁を取替える。また、潤滑油が混入した燃料ドレン受缶内の燃料ドレンを廃棄する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備) (燃料噴射弁:燃焼室に噴霧状の燃料油を噴射するための弁) (燃料ドレン:燃料供給系統から燃料噴射弁に供給された余剰の燃料(必要とする燃料量より多めに供給する必要がある)) (燃料ドレン受缶:燃料ドレンを一時的に溜めるタンク) |
Dグレード 5件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水電解装置の切替操作において、海水ポンプの電動機に腐食があることに気付き、切替操作を中止したことを確認した。 当該海水電解装置は新しい装置に取り替えを予定しており、他号機の海水ポンプにより運転が可能であるため、当該ポンプに使用不可の識別をする。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
2 | 4月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物の放射線モニタにおいて、試料採取用ポンプ入口の異常を知らせる警報が発報し、試料採取用ポンプが自動停止したことを確認した。 当該ポンプおよび流量調節弁を点検する。 (放射線モニタ:放射線レベルを連続監視する装置) |
3 | 4月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん設備の巡視において、除じんポンプに海水を揚水するポンプからわずかな不凍液の漏えいがあることを確認した。 当該ポンプを補修する。 (除じん設備:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための設備) (除じんポンプ:除じん設備で回収したゴミ等を洗い流すためのポンプ) |
4 | 4月12日 | 共通 | - | 2021年度防災教育の受講実績確認において、前回の受講実績から教育の実施頻度3年を超過した未受講者がいることを確認した。 当該未受講者の教育を行う。 |
5 | 4月12日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物内の工事において、工事用足場から工具を落下させて照明器具を破損させたことを確認した。 当該照明器具を取り替える。 |