6月後半(7月20日公表)
不適合の管理状況(2022年6月後半審議分)
2022年6月16日~2022年6月30日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 | 1 | 6月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の点検後の試運転において、シリンダ内最高圧力の各シリンダ間のバラツキが目標値を外れていたことを確認した。また、調査結果より燃料噴射弁の経年劣化によるものと推定した。 当該シリンダの燃料噴射弁を取替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を緊急冷却する設備に電力を供給するための設備) (燃料噴射弁:燃焼室に霧状の燃料油を噴射するための弁) |
Dグレード 10件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 6月17日 | 共通 | - | 3号機サービス建物1階放射線管理室の巡視において、資機材を収納した段ボールが不燃または難燃シートで養生されていないことを確認した。 当該段ボールを不燃シートで養生する。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
2 | 6月17日 | 共通 | - | 管理事務所南側の重機を用いた掘削作業において、埋設電線管の保護管を損傷させたことを確認した。 当該保護管を取り替える。 |
3 | 6月17日 | 共通 | - | 溶融設備の試運転において、溶融物昇降機を動作させたところ、溶融炉底部と溶融物昇降機にすき間があることを確認した。 当該溶融物昇降機を点検する。 (溶融設備:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物を溶かし減容する設備) (溶融物昇降機:溶融炉下部から溶融炉内へキャニスタを移動させる設備) (キャニスタ:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物を溶かし減容する際に使用する容器) |
4 | 6月17日 | 共通 | - | 高圧発電機車の点検において、潤滑油の予備油タンクと常用油タンクの連絡弁がシートパスしており、潤滑油が常用油タンクへ流入し、タンクレベルが高くなっていることを確認した。 当該弁を取り替える。また、余剰の油を抜き取る。 (シートパス:弁の開閉部に異物の挟み込みや摩耗等が発生し、流れを完全に止めることができなくなること) |
5 | 6月21日 | 共通 | - | 物品購入手続きにおいて、物品の納入前に受領する書類を納品後に受領したことを確認した。 当該物品が当社の要求事項を満たしていることを確認する。 |
6 | 6月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン設備において、主タービンに潤滑油を供給するポンプの出口圧力計の指示値が実際の値より高いことを確認した。 当該圧力計を点検する。 (主タービン:原子炉で発生した蒸気を電気に変換する設備) |
7 | 6月28日 | 共通 | - | 貯蔵所に保管しているドラム缶の外観点検において、廃棄体であるドラム缶の表面に析出物があることを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
8 | 6月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備A号機の計器点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計を校正する。 (非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備) |
9 | 6月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備B号機の計器点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計を校正する。 |
10 | 6月28日 | 共通 | - | サイトバンカ建物放射線モニタのサンプルラックの点検において、電磁弁のコイル抵抗確認時に地絡させたことで電源の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該警報をリセットし、設備の健全性を確認する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |