9月前半(10月7日公表)

不適合の管理状況(2022年9月前半審議分)

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2022年9月1日~2022年9月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 1件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 9月13日 共通 2号機原子炉建物4階の天井クレーン走行レール上において、仮設足場解体作業時に、取り外した仮設足場材を床面に落下させたことを確認した。

床面や周辺設備に異常がないことを確認する。

Dグレード 16件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 9月2日 共通 非常用ろ過水タンク側壁部の一部において、設計と異なる円周筋が配置されていることを確認した。

構造上問題ないことを確認し、図面を修正する。

(非常用ろ過水タンク:事故時に原子炉や燃料プールへ注水するための水を貯蔵するタンク)
2 9月2日 共通 3号機恒設代替注水タンク側壁部の一部において、設計と異なる円周筋が配置されていることを確認した。

構造上問題ないことを確認し、図面を修正する。

(代替注水タンク:事故時等に使用する水を貯蔵するタンク)
3 9月2日 共通 試験・検査用測定機器の点検において、気圧計の誤差が大きいことを確認した。

当該気圧計を校正する。 
4 9月2日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物ダストモニタにおいて、サンプリング装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。また、サンプルポンプの異音(サンプルポンプの不調)を確認した。

当該サンプルポンプの分解点検を行う。

(ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器)
(サンプルポンプ:測定用空気を収集するポンプ)
5 9月2日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った9体の廃棄体のうち2体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。

(モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備)
(廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの)
6 9月2日 2号機 定期事業者検査中 液体廃棄物処理設備において、系外放出流量計に誤差があることを確認した。

当該流量計を点検する。

(液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備)
(系外放出:管理区域内の洗濯排水等をフィルタ等でろ過・脱塩蒸留処理し安全を確認し放水口から放出すること)
7 9月6日 共通 泡消火設備点検において、泡消火薬剤貯槽のダイヤフラムが破損していることを確認した。

当該ダイヤフラムを取り替える。

(泡消火設備:水と泡消火薬剤を混合させて泡を形成し、泡による窒息効果によって消火する設備)
(ダイヤフラム:貯槽内で泡消火薬剤と消防用水が混合しないよう設置されているゴム製の隔膜(隔膜内に泡薬剤が内包されており、消防用水の水圧により泡薬剤が押し出される仕組み))
8 9月6日 共通 化学消防車の点検において、取替部品の調達に期間を要するため、計画通りの点検ができないことを確認した。

点検時期を延長する。

(化学消防車:泡消火薬剤と水を混合させて発泡状態にしたものを放水する消防車)
9 9月6日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った8体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。
10 9月9日 2号機 定期事業者検査中 制御棒駆動設備において、潤滑油逃し弁の下部および継手部へ潤滑油がわずかに滴下していることを確認した。

当該弁およびパッキンを取替える。

(制御棒駆動設備:原子炉内の制御棒を動かすための設備)
11 9月9日 共通 2号機廃棄物処理建物3階の物品の仮置において、申請期限の切れた物品があることを確認した。

当該物品について、再度申請手続きする。
12 9月9日 共通 復水脱塩設備の樹脂サンプリングにおいて、必要な操作項目が操作手順書に記載されていないことを確認した。

当該手順書を修正する。

(復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備)
(サンプリング:分析用の流体を採取すること)
13 9月13日 2号機 定期事業者検査中 復水貯蔵タンクヤードにおいて、タンクと遮へい壁間の屋根の腐食により、雨水がタンクヤード内へ流入し、サンプ水位の上昇を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該屋根を補修する。

(サンプ:建物内で発生したドレンを受け入れるタンク)
14 9月13日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った6体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。
15 9月13日 共通 所内ボイラー北側ダクト内において、所内ボイラー用の燃料供給配管の腐食により重油が滲んでいることを確認した。

当該配管を取り替える。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
16 9月13日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った8体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。