10月後半(11月21日公表)

不適合の管理状況(2022年10月後半審議分)

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2022年10月16日~2022年10月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 2件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 10月25日 2号機 定期事業者検査中 非常用ガス処理系配管の耐圧試験準備において、排気側配管のドレン配管内部の一部が腐食していることを確認した。

当該腐食部の補修塗装を実施する。
2 10月28日 共通 2号機原子炉建物2階の巡視において、仮置き申請手続きが完了していない足場材が置かれていることを確認した。

当該物品を移動する。

Dグレード 19件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 10月18日 共通 2号機仮設海水電解装置において、ストレーナベント弁およびドレン弁を閉止しておらず当該弁から次亜塩素酸ナトリウムが漏洩していることを確認した。なお、本事象による周辺環境への影響はなかった。

当該作業要領書の見直し等を行う。

(仮設海水電解装置:海水電解装置に代わって次亜塩素酸ナトリウムを注入する仮設装置)
(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して電解液を生成し、海水を使用している機器に注入する装置)
(電解液:海水電解装置により生成した次亜塩素酸ナトリウム)
(ストレーナ:ゴミを除去する機器)
(ベント弁:機器および配管系統の水張り時に内部に滞留している空気を排気する弁)
(ドレン弁:水を抜くための弁)
2 10月18日 共通 3号機所内ボイラー建物の巡視において、仮置中の可燃物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。

不燃容器を購入し、可燃物を保管する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
3 10月18日 共通 モルタル固化設備において、モルタル充填中に混練機内より異音がすることを確認した。

異音の原因および、当該設備の機器に影響がないことを確認する。

(モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備)
4 10月18日 共通 4号所内ボイラーの巡視において、重油供給ポンプ入口ストレーナの差圧が上昇していることを確認したことから、当該ボイラーを停止した。

当該ストレーナの清掃および重油供給配管のフラッシングを行う。

(フラッシング:配管内部や機器などの循環洗浄。)
5 10月18日 共通 仮置物品の期間延長申請において、システム承認者の登録情報の不備によりシステム承認ができなかったことから、当該物品の仮置期間を超過したことを確認した。

当該システムへの登録情報を修正し、再申請する。
6 10月21日 2号機 定期事業者検査中 2号機本館建物の消防設備点検において、一部の誘導灯が避難に有効な箇所に設置されていないことを確認した。

誘導灯の増設および避難経路の見直しを行う。
7 10月21日 共通 1、2号機本館建物およびサイトバンカ建物の消防設備点検において、視認性が悪い誘導灯があることを確認した。

当該誘導灯を移設する。
8 10月21日 共通 試験・検査用測定機器の校正外れ時に作成している試験・検査用測定機器不適合記録において、評価開始日に誤りがあることを確認した。

評価期間を修正し、再度評価を実施する。
9 10月21日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物2階の巡視において、足場が非常用再循環送風機出口逆止ダンパの釣合い重り可動範囲に近接しており、接触する恐れがあることを確認した。

当該足場を移設する。

(逆止ダンパ釣合い重り:送風機停止時に逆止ダンパの閉動作を補助する機器)
10 10月21日 共通 2号機の原子炉圧力容器監視試験片の未照射の予備材のうち、ブロック状の予備材(監視試験片を切り出す前の鋼板)の所在が不明であることを確認した。

メーカー保管中の予備材を取り寄せ、保管する。

(原子炉圧力容器監視試験片:原子炉運転中の中性子照射による原子炉圧力容器の脆化を監視する目的で、原子炉から定期的に取り出して材料試験を行うための原子炉圧力容器と同じ材料でできた試験片)
11 10月21日 共通 オフサイトセンター配備の管理文書の差し替え更新において、管理番号が異なる差し替え資料を使用したことを確認した。

当該管理番号の資料に差し替える。
12 10月21日 1号機 廃止措置中 フィルタスラッジ貯蔵タンク水位計の配管修理において、減圧弁の動作不良を確認した。

当該減圧弁を取り替える。

(フィルタスラッジ貯蔵タンク:廃液、原子炉水、燃料プール水等を浄化するためのフィルタに堆積した不純物を貯蔵するタンク)
(減圧弁:圧力を調整する弁)
13 10月24日 2号機 定期事業者検査中 液体廃棄物処理設備において、系外放出流量計に誤差があることを確認した。

当該流量計を取り替える。

(液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備)
(系外放出:管理区域内の洗濯排水等をフィルタ等でろ過・脱塩蒸留処理し安全を確認し放水口から放出すること)
14 10月25日 2号機 定期事業者検査中 雑固体廃棄物焼却設備において、投入ダンパの動作の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該投入ダンパを点検する。

(雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備)
(投入ダンパ:焼却炉への雑固体投入時に投入口を開閉する機器)
15 10月25日 1号機 廃止措置中 廃棄物処理建物の空調換気設備において、A-排風機の異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。なお、自動停止に伴いB-排風機が自動起動した。

当該排風機の電動機を点検する。
16 10月25日 共通 1号機タービン建物1階の巡視において、保管中の可燃物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切に養生する。
17 10月28日 2号機 定期事業者検査中 排気筒下配管室の巡視において、床面に雨水滴下による水たまりがあることを確認した。

当該水たまりをふき取る。また、流入経路を調査し、補修する。
18 10月28日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った8体の廃棄体のうち2体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。

(廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの)
19 10月28日 共通 3号所内ボイラーにおいて、ドラム圧力の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

制御盤内を点検し、不具合箇所を補修する。