11月前半(12月7日公表)
不適合の管理状況(2022年11月前半審議分)
2022年11月1日~2022年11月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 6件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 11月4日 | 共通 | - | 3号機海水淡水化装置のケーブル移設作業において、必要な手続きが行われていないまま作業が開始されていることを確認した。 作業を中止し、必要な手続きを実施後作業を再開する。必要な教育を実施する。 (海水淡水化装置:作業で使用する淡水を海水を使用して製造する設備) |
2 | 11月8日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物2階の巡視において、原子炉補機冷却水設備の配管近傍に仮置き表示のない閉止フランジおよび手すりが仮置きされていることを確認した。 当該フランジおよび手すりを移動する。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する設備)) |
3 | 11月8日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物4階の巡視において、燃料プール廻りの接近禁止ガードが取り外されており、当該設備へ接近できるようになっていることを確認した。 当該ガードを復旧する。 |
4 | 11月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 空調換気設備のダクトサポート補強に伴う事前調査において、中央制御室送風機出口ダクトの補強材取付用リベットの一部が外れ、ダクトのリベット接続点からわずかに空気が漏洩していることを確認した。 当該ダクトを補修する。 (リベット:ダクトと補強材を締結するための金具) |
5 | 11月11日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 計測器の検査に用いる要領において、検査に使用した計器の点検で管理基準値を逸脱していた場合の評価範囲が品質管理規則の要求を満足しない疑いがあることを確認した。 要領を改正する。 |
6 | 11月11日 | 共通 | - | 不適合等管理に用いる手順書において、不適合判定における考え方が一部品質管理規則の要求を満足しない疑いがあることを確認した。 当該手順書を見直す。 |
Dグレード 26件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 11月1日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室において、配電盤の異常を知らせる警報が発報したことから詳細を確認したところ、タービン建物外気冷却設備の配電盤の地絡を確認した。 当該機器の電源を隔離する。その他設備に異常がないことを確認し、当該警報を復帰する。 (配電盤:機器に電気を供給している盤) |
2 | 11月1日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、溶融炉の温度計のさや管が破損し、異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該さや管を取り替える。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) (さや管:温度測定のため、光の経路を確保するための管) |
3 | 11月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 排気筒下配管室の巡視において、天井の一部から水が染み出し、水たまりができていることを確認した。 天井の当該箇所を補修する。 |
4 | 11月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | プラスチック固化設備において、運転中の乾燥機の蒸気温度の異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。 当該計器を点検する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) (乾燥機:固体廃棄物処理設備において、廃液を粉体化するための機器) (固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備) |
5 | 11月1日 | 共通 | - | 3号機所内ボイラーの点検において、信号ケーブルを切り離さないまま、リミットスイッチを取り外したことを確認した。 当該の信号ケーブルを切り離す。必要な教育を実施する。 |
6 | 11月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 固定式消火設備設置工事において、空調換気系ダクトとサポートの溶接部にひび割れがあることを確認した。なお、ひび割れによる非管理区域への空気の漏えいはなかった。 当該溶接部を補修する。 (サポート:配管等の荷重を支持するために使用される支持金具) |
7 | 11月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | プラスチック固化設備の点検において、酸素分析計の誤差が精度外であることを確認した。 当該計器を校正する。 |
8 | 11月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 窒素ガス製造装置の点検において、酸素分析計の誤差が精度外であることを確認した。 当該計器を校正する。 (窒素ガス製造装置:粉体化された廃棄物を処理する設備において、粉塵爆発を防ぐ環境にするための窒素ガスを製造する装置) |
9 | 11月1日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、廃棄体データ管理計算機の通信異常を知らせる警報が発報し、溶融炉および前処理設備が停止したことを確認した。 当該計算機を代替品と取り替える。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) |
10 | 11月1日 | 1号機 | 廃止措置中 | 放射線モニタ点検工事において、点検後の試運転でサンプルポンプと配管の継手部の漏えいにより、サンプルポンプの流量が少ないことを確認した。 当該継手を取り替える。 (サンプルポンプ:測定用空気を収集するポンプ) |
11 | 11月4日 | 共通 | - | 管理事務所3号館の車庫前において、車両が駐車されており、放射能測定車および社有車の出庫に時間を要したことを確認した。 当該車庫前への駐停車禁止表示を実施する。 |
12 | 11月4日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントの物品汚染検査装置において、測定値が搬出基準以上の値であることを知らせる警報・表示に気づかず、物品を搬出したことを確認した。なお、当該物品の汚染検査を行い、汚染がないことを確認した。 必要な教育を実施する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (物品汚染検査装置:物品の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
13 | 11月4日 | 共通 | - | 純水装置において、蒸気配管からわずかな蒸気の漏えいがあることを確認した。 漏えい個所を特定し、補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置) |
14 | 11月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理系排ガスモニタのサンプリング装置において、圧力計の指示値が通常値から外れていることを確認した。 当該圧力計を点検する。サンプルポンプを取り替える。 (非常用ガス処理系:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く系統) |
15 | 11月4日 | 1号機 | 廃止措置中 | 復水脱塩設備の撹拌機において、操作スイッチのハンドルが所定の位置に保持できないことを確認した。 当該操作スイッチを取り替える。 (復水脱塩設備:原子炉への給水の水質を浄化するための設備) |
16 | 11月8日 | 共通 | - | 3号機海水淡水化装置ケーブル移設に係る隔離操作において、誤って電源隔離対象でない配電盤の電源を隔離し、操作禁止タグを取り付けていることを確認した。 当該電源を復旧し、隔離すべき電源を隔離する。 |
17 | 11月8日 | 共通 | - | 所内ボイラーの巡視において、冷却塔の補給水調節弁のシートからわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取り替える。 (冷却塔:所内ボイラーの補機に供給している冷却水を冷やす設備) |
18 | 11月8日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物の洗濯準備エリア(管理区域内)において、使用した衣服のポケット内に飴の包装袋が入っていることを確認した。(管理区域内での飲食、喫煙を禁止している)また、関係者に聞き取りを行った結果、飲食した事実は確認できなかった。 当該包装袋を回収する。 |
19 | 11月8日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物焼却設備において、プロパン気化器温水槽給水口の蓋にボルトで締結されている持ち手が外れたことを確認した。 当該蓋の持ち手を補修する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) |
20 | 11月8日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン補機海水設備において、配管のベント弁およびドレン弁のシートからのわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁の下流側に閉止フランジを取り付ける。 (タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) |
21 | 11月8日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室において、取水槽水位計の指示値が一定で変化していないことを確認した。 当該水位計を点検する。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
22 | 11月11日 | 共通 | - | サイトバンカ建物の自動火災報知機設備点検において、感知器と地区音響装置の設置位置が図面と異なることを確認した。 当該図面を修正する。 |
23 | 11月11日 | 共通 | - | サイトバンカ建物の制御室において、記録計印字部の構成部品が損傷していることを確認した。 当該部品を取り替える。 |
24 | 11月15日 | 共通 | - | 1号機復水脱塩設備再生装置において、再生廃液の回収先の選択スイッチを「自動」のまま再生操作を行ったため、選択していた弁が閉止し、締め切り運転となったことから、弁の継手部から漏えいしたことを確認した。 操作手順書を見直す。 (復水脱塩設備再生装置:脱塩装置で使用する樹脂を再生する装置) |
25 | 11月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン建物のダスト放射線モニタにおいて、ろ紙送り装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該ろ紙送り装置および電磁弁を点検する。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し、空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
26 | 11月15日 | 共通 | - | 消防資機材車の点検において、燃料が運用管理基準である半分以上を下回っていることを確認した。なお、直ちに消防活動に影響が出る程、燃料が極端に少なくなっていたわけではなかった。 当該車両の燃料補給を行う。 |