11月後半(12月20日公表)
不適合の管理状況(2022年11月後半審議分)
2022年11月16日~2022年11月30日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 11月18日 | 共通 | - | 2号機排気筒モニタ及び換気系モニタにおいて、溶接機のノイズの影響で指示値に変動があることを確認した。 溶接作業を中断する。 (排気筒モニタ:排気筒から放出する気体廃棄物の放射線量を測定する装置) (換気系モニタ:空調設備から放出する気体廃棄物の放射線量を測定する装置) |
Dグレード 16件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 11月18日 | 共通 | - | 過去に搬出した低レベル放射性廃棄物の埋設契約に基づく提出データにおいて、モルタル充填量に誤記があることを確認した。 当該データの扱いについて検討する。 (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
2 | 11月18日 | 共通 | - | 純水装置の空気圧縮機の点検において、圧力計の誤差が精度外であることを確認した。 当該計器を校正する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) (空気圧縮機:所内で使用する作業用圧縮空気を作る機器) |
3 | 11月18日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った8体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別・管理する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) |
4 | 11月18日 | 共通 | - | サイトバンカ建物のダスト放射線モニタにおいて、装置の異常を知らせる警報が発報し、当該モニタが停止したことを確認した。 当該装置の電磁弁を点検する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管する設備を設置している建物) (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し、空気中の放射性物質濃度を測定する装置) (電磁弁:電磁石で作動する弁) |
5 | 11月18日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 液体窒素蒸発装置において、装置内液体窒素量を表示するレベル計の目盛り板が破損していることを確認した。 当該目盛り板を補修する。 (液体窒素蒸発装置:液体窒素を窒素ガスへ変換し、原子炉起動時に格納容器内に窒素ガスを供給する装置) |
6 | 11月22日 | 共通 | - | 高圧発電機車において、エンジン始動用バッテリーの充電ケーブルの断線により、バッテリー電圧が管理値を下回っていることを確認した。 当該車両を充電する。新規充電ケーブルを購入する。 |
7 | 11月22日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、投入容器自動倉庫の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該自動倉庫を点検する。 (投入容器自動倉庫:貯蔵された雑固体廃棄物を溶融炉に送る機器) |
8 | 11月22日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉補機冷却設備の巡視において、再生ガス冷却器の冷却水出口弁のグランド部を固定するボルトが折損していることを確認した。 ボルトを交換する。 (原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (再生ガス冷却器:使用済み燃料から発生したガスを再利用するために熱の除去および浄化を行う機器) |
9 | 11月22日 | 共通 | - | 作業被ばく実績確認において、被ばくを伴う作業ではないにもかかわらず、APDの被ばく線量が上がっていたことを確認した。 当該APDを点検する。当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
10 | 11月22日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物内の足場組立作業において、作業員がケーブルトレイ上に乗っていたことを確認した。 ケーブルトレイから降し、ケーブルトレイの状況を確認する。 |
11 | 11月25日 | 共通 | - | 放射性液体廃棄物放出許可証において、誤った放出許可流量を記載していることを確認した。 当該許可証を修正する。 |
12 | 11月25日 | 共通 | - | 2号機除じん機の分解作業において、クレーンのワイヤーロープが徐じん機のケーブル端子箱にひっかかり、端子箱の塗装が一部剥離し、端子箱と電動機の間に隙間ができたことを確認した。 当該端子箱及び電動機の健全性を確認する。当該端子箱を取り替える。必要な教育を実施する。 (除じん機:海水中のごみを除去するためのネットおよびネットを回転させる機器) |
13 | 11月25日 | 共通 | - | 燃料ポンプユニット車を駐車位置に移動させていたところ、大量送水車と接触し、サイドアンダーミラーを損傷させたことを確認した。 当該燃料ポンプユニット車を補修する。 (燃料ポンプユニット車:ガスタービン発電機車のガスタービンへ燃料を供給する装置を積載している車) |
14 | 11月25日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | ページング装置の点検において、音声が非常に小さく聞き取れない端末があることを確認した。 当該端末を補修する。 (ページング:通話機能を備えた放送設備) |
15 | 11月25日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物焼却設備において、焼却炉排ガスモニタのフィルタを交換する際に、当該フィルタホルダーのハンドルが折損したことを確認した。 当該ホルダーを交換する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (焼却炉排ガスモニタ:焼却炉の排ガス中の放射線レベルを測定する装置) |
16 | 11月29日 | 共通 | - | サイトバンカ建物のチェックポイントにおいて、退域時にAPDと体表面モニタの通信ができていないことを確認した。 当該APDのバッテリーを交換する。当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |