12月前半(1月10日公表)

不適合の管理状況(2022年12月前半審議分)

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2022年12月1日~2022年12月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 5件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 12月9日 2号機 定期事業者検査中 非常用ガス処理設備A号機の計器の点検において、流量計の誤差が精度外であることを確認した。

当該計器を校正する。

(非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備)
2 12月9日 2号機 定期事業者検査中 非常用ガス処理設備B号機の計器の点検において、流量計の誤差が精度外であることを確認した。

当該計器を校正する。
3 12月9日 2号機 定期事業者検査中 原子炉補機冷却系熱交換器の点検において、水室のライニングに剥離、亀裂および変形があることを確認した。

当該ライニングを補修する。

(原子炉補機冷却系:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する系統)
(熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器)
(ライニング:腐食を防止するための表面処理)
4 12月13日 2号機 定期事業者検査中 非常用炉心冷却設備の耐震補強工事において、吸込み口にあるストレーナ内部に錆が発生していることを確認した。

当該ストレーナ内部の錆を除去する。

(非常用炉心冷却設備:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したときなどに緊急に炉心を冷却するための設備)
(ストレーナ:ゴミを除去する機器)
5 12月13日 共通 2号機中央制御室の組立中の足場において、固定が不十分な足場パイプがあることを確認した。
当該パイプを固定する

Dグレード 27件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 12月2日 1号機 廃止措置中 液体廃棄物処理設備の通水漏えい確認において、硫酸希釈タンクの液位計の配管から水の漏えいを確認した。

当該液位計(配管を含む)を取り替える。

(液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備)
2 12月2日 2号機 定期事業者検査中 高圧炉心スプレイ系配電盤において、地絡検出装置が故障していることを確認した。

当該装置を修理する。
3 12月2日 1号機 廃止措置中 原子炉補機海水設備の通水漏えい確認において、配管継手のボルト部から海水が漏えいしていることを確認した。

当該配管継手のボルトを再度締め付ける。

(原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
4 12月2日 1号機 廃止措置中 起動変圧器西側の配管ダクトにおいて、配管から蒸気が漏えいしていることを確認した。

当該配管を補修する。

(起動変圧器:発電所の起動・停止時および停止中に必要な機器に電気を供給するための設備)
5 12月2日 1号機 廃止措置中 原子炉補機海水設備の通水漏えい確認において、配管のベント弁・ドレン弁からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該弁に閉止フランジを取り付ける。

(ベント弁:機器および配管系統の水張り時に内部に滞留している空気を排気する弁)
(ドレン弁:水を抜くための弁)
6 12月2日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理設備の計器点検において、酸素分析計の誤差が精度外であることを確認した。

当該計器を校正する。
7 12月2日 1号機 廃止措置中 非常用ディーゼル発電設備の燃料地下タンクへの燃料補給において、実際の補給量と計器の液位指示上昇量に差があることを確認した。

当該計器を点検する。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
8 12月2日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物の巡視において、濃縮廃液タンク用温水タンク温度調節弁のグランド部からわずかな水の漏えいを確認した。

当該グランド部を点検する。

(濃縮廃液タンク:管理区域内で発生する再使用できない水を濃縮処理した後に一時的に貯蔵するタンク)
(グランド部:ポンプや弁の回転軸貫通部のシール部)
9 12月2日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理設備の計器点検において、pH計の誤差が精度外であることを確認した。

当該計器を校正する。
10 12月2日 共通 消防設備の点検において、2号機タービン建物1階の消火器の表示が作業干渉に伴い取外されている箇所があることを確認した。

当該箇所の消火器の表示を見えやすい位置へ復旧する。
11 12月2日 共通 所内ボイラーの巡視において、水胴マンホール部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該マンホールを増し締めする。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
12 12月6日 共通 可搬式消防ポンプにおいて、真空ポンプローターに腐食が発生し、作動不良を起こしていることを確認した。

当該真空ポンプローターを取り替える。

(可搬式消防ポンプ:代替注水用送水車等(原子炉の冷却機能が喪失した時に、代替手段として、貯水槽、海等から取水し炉心を冷却する設備)の代替手段として使用する可搬式のポンプ)
13 12月6日 共通 1号機燃料プール冷却設備のフィルタの切替操作において、フィルタ入口弁が閉状態のまま操作を行ったため、燃料プール冷却水ポンプが自動停止したことを確認した。

当該フィルタを切替前の状態に戻す。

(燃料プール冷却設備:燃料プールに保管されている使用済燃料から発生する熱の除去およびプール水の浄化を行う設備)
(燃料プールフィルタ:燃料プール水を浄化する設備)
(燃料プール冷却水ポンプ:燃料プール水の冷却と浄化のためプール水を循環させるポンプ)
14 12月6日 2号機 定期事業者検査中 燃料プール冷却系ポンプの点検において、軸受カバーと軸受のすき間の寸法が管理値から外れていることを確認した。

当該軸受カバーの寸法を調整する。
15 12月6日 2号機 定期事業者検査中 残留熱除去系の耐圧試験において、隔離していた残留熱除去ポンプの出口圧力の異常を知らせる警報が発報し、圧力が上昇していることを確認した。

当該系統の圧力を下げる。

(残留熱除去系:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去・冷却する系統)
(残留熱除去ポンプ:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去・冷却するポンプ)
16 12月9日 共通 2号機原子炉建物地下1階において、仮置き表示のない物品があることを確認した。

当該物品を所定の保管場所へ移動する。
17 12月9日 2号機 定期事業者検査中 電源盤の点検において、廃棄物処理建物排風機遮断器の結露防止用ヒータが断線していることを確認した。また、当該遮断器は空調制御された室内に設置してあり、結露は発生しない環境にあることを確認した。

ヒータを「切」運用とする。
18 12月9日 2号機 定期事業者検査中 電源盤の点検において、タービン建物排風機遮断器の結露防止用ヒータが断線していることを確認した。また、当該遮断器は空調制御された室内に設置してあり、結露は発生しない環境にあることを確認した。

ヒータを「切」運用とする。
19 12月9日 2号機 定期事業者検査中 プラスチック固化設備において、温度記録計の印字不良を確認した。

当該記録計を補修する。

(プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備)
20 12月9日 1号機 廃止措置中 タービン建物排気筒トリチウム捕集装置において、異常を知らせる警報が発報し、サンプルポンプが停止したことを確認した。

当該サンプルポンプを点検する。

(排気筒トリチウム捕集装置:排気筒のトリチウム濃度を測定するために排気中の凝縮水を採取する装置)
(サンプルポンプ:測定用空気を収集するポンプ)
21 12月13日 共通 変圧器のメーカー出荷時試験において、一部定められた方法とは異なる要領で試験が実施されていたことを確認した。

当該変圧器の健全性評価をする。
22 12月13日 共通 大型送水ポンプ車において、送水ポンプ用燃料タンクの配管継手部からわずかな軽油が漏えいしていることを確認した。

当該継手部を補修する。

(大型送水ポンプ車:原子炉冷却機能喪失時に、代替手段として、貯水槽、海等から取水し炉心を冷却する設備のうちのひとつ)
23 12月13日 共通 タービン補機海水ポンプ電動機点検において、保護メガネを着用していない作業員がいたことを確認した。

保護メガネ着用を徹底するよう周知する。

(タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ)
24 12月13日 共通 タービン建物復水器の補強工事において、保護メガネを着用していない作業員がいたことを確認した。

保護メガネ着用を徹底するよう周知する。

(復水器:主タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し凝縮させ水に戻す機器)
25 12月13日 共通 可搬式作業台を使用した照明器具取付作業において、墜落制止用器具のフックを電線管に取り付けて作業していることを確認した。

墜落制止用器具の使用方法について再確認するよう周知する。
26 12月13日 共通 タービン建物での機器清掃作業において、保護メガネを着用していない作業員がいたことを確認した。

保護メガネ着用を徹底するよう周知する。
27 12月13日 共通 消火器及び2号機防火設備点検において、消火器の配置図面に軽微なずれがあることを確認した。

当該図面を修正する。