1月前半(2月7日公表)

不適合の管理状況(2023年1月前半審議分)

印刷用PDF[104KB]

2023年1月1日~2023年1月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 2件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 1月10日 共通 2号機原子炉建物1階において、仮置き申請許可前の物品を設備ガード内に仮置きしていたことを確認した。

当該物品を撤去する。

(設備ガード:安全上重要な設備を保護するために機器周辺を区画する柵)
2 1月13日 2号機 定期事業者検査中 高圧炉心スプレイ系配電盤の点検において、ブレーカの露出充電部に対する絶縁バリアが破損していることを確認した。

当該絶縁バリアを補修する。

(高圧炉心スプレイ系:原子炉内の冷却水が減少したり配管破断により冷却水が流失したとき等に炉心を冷却するための系統)
(配電盤:機器に電気を供給している盤)
(絶縁バリア:ブレーカ端子部を区画する絶縁板)

Dグレード 23件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 1月6日 2号機 定期事業者検査中 排ガス処理設備の指示計取替えにおいて、取替対象計器の取外し中に保温ヒータが動作し続けていることを確認した。

当該ヒータの温度制御器を点検する。

(排ガス処理設備:主復水器等からの排ガスを処理し周辺環境に放出される放射性物質の量を低減するための設備)
2 1月6日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物2階の防火扉の点検において、自動で閉まりにくい防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを調整する。また、調整できない場合はドアクローザーを取替える。
3 1月6日 共通 サイトバンカ建物3階の防火扉の点検において、自動で閉まりにくい防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを取替える。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
4 1月6日 2号機 定期事業者検査中 タービン建物2階の防火扉の点検において、自動で閉まりにくい防火扉があることを確認した。

当該防火扉のドアクローザーを調整する。また、調整できない場合はドアクローザーを取替える。
5 1月6日 共通 サイトバンカ建物1階倉庫において、火災を知らせる警報が発報したことを確認した。なお、現場確認の結果、誤報であった。

当該警報を復帰する。
6 1月6日 3号機 建設中 所内変圧器近傍の消火栓において、当該消火栓内の放水弁が漏洩し、ホースが膨張して消火栓の扉が開いていることを確認した。

当該ホースの水抜きおよび弁の清掃を実施する。

(所内変圧器:発電機で発電した電気の一部を発電所内の負荷に供給するための設備)
7 1月6日 2号機 定期事業者検査中 復水器後水室において、水面計および電極のフランジ部ゴムライニングに軽微な剥離があることを確認した。

当該ゴムライニングを補修する。

(復水器:主タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し凝縮させ水に戻す機器)
(ライニング:腐食を防止するための表面処理)
8 1月6日 共通 溶融体のドラム缶詰め作業において、当該ドラム缶の養生板が変形したことを確認した。

養生板を取替える。

(溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物)
(養生板:溶融体をドラム缶に入れる際に、溶融体がドラム缶に接触し内面を傷づけないために取り付ける金属製の板)
9 1月6日 共通 3号機の倉庫前において、後方移動中の車両が接触し、屋外照明が損傷したことを確認した。

当該屋外照明を取替える。
10 1月6日 2号機 定期事業者検査中 変圧器消火水槽出口弁配管の点検において、弁体の腐食および漏えいを確認した。

当該弁を取替える。

(変圧器消火設備:変圧器の火災が発生した場合、消火するための設備)
11 1月6日 共通 2号機原子炉建物4階において、すでに移動した物品の保管申請書が表示されたままとなっていることを確認した。

当該申請書を撤去する。
12 1月6日 共通 大型送水ポンプ車において、タイヤが1本パンクしていることを確認した。

当該タイヤを補修する。

(大型送水ポンプ車:原子炉冷却機能喪失時に使用する移動式代替熱交換設備及び放射性物質拡散抑制時に使用する放水砲への海水供給として使用する設備)
13 1月11日 共通 消防訓練において、衛星携帯電話での通報連絡が聞き取りにくい状態であることを確認した。

当該電話を修理する。
14 1月11日 共通 2号機防火設備点検において、消火栓の配置図面に軽微なずれがあることを確認した。

当該図面を修正する。
15 1月11日 1号機 廃止措置中 タービン建物排気筒トリチウム捕集装置において、異常を知らせる警報が発報し、2系統のうち1系統が停止していることを確認した。

当該装置を点検する。

(排気筒トリチウム捕集装置:排気筒から大気へ放出する排気中に含まれる水蒸気を凝縮し、トリチウムを凝縮水として採取する装置)
16 1月13日 3号機 建設中 消防設備の点検において、原子炉建物5階避難通路上にレール、フェンス等が設置されており、避難ができない箇所があることを確認した。

当該箇所の誘導灯を移動し、避難経路を変更する。
17 1月13日 3号機 建設中 消防設備の点検において、原子炉建物5階避難口扉の破壊錠がサムターン錠でないため、鍵がないと避難する方向に開錠できない状態であることを確認した。

当該錠をサムターン錠へ変更する。
18 1月13日 2号機 定期事業者検査中 固体廃棄物処理設備の点検において、温度記録計の印字機構部が破損し、印字不可状態であることを確認した。

当該記録計を修理する。

(固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備)
19 1月13日 共通 サイトバンカ建物周辺の仮設立杭構築作業において、埋設土管を損傷させたことを確認した。

当該配管を補修する。
20 1月13日 2号機 定期事業者検査中 開閉所の巡視において、配管ピット内水中ポンプが停止水位を下回っても停止しないことを確認した。

当該ポンプを手動停止し、水位計の電極を清掃する。

(開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されているところ)
21 1月13日 1号機 廃止措置中 燃料プール排気弁の全開操作において、リミットスイッチを押すプレートが僅かにずれており、全開の表示ランプが点灯しないことを確認した。

当該リミットスイッチを調整する。
22 1月13日 2号機 定期事業者検査中 タービン建物1階の配管室において、床面のひび割れから水が染み出し、水たまりができていることを確認した。

当該ひび割れ箇所を補修する。
23 1月13日 共通 水ろ過装置において、ろ過水槽の水位が高いことを知らせる警報が発報したことから、現場を確認したところろ過水ポンプが揚水していないことを確認した。

当該ポンプを点検する。

(水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置)
(ろ過水ポンプ:水ろ過装置にて処理した水をろ過水タンクへ移送する設備 )