1月後半(2月20日公表)

不適合の管理状況(2023年1月後半審議分)

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2023年1月16日~2023年1月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 2件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 1月20日 共通 2号機非常用ディーゼル発電設備電気室の作業において、作業員が転倒して非常用ディーゼル発電設備の制御盤に接触し、操作スイッチを保護するカバーおよび設備ガードを破損させたことを確認した。

当該破損した設備を取り替える。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
(設備ガード:安全上重要な設備を保護するために機器周辺を区画する柵)
2 1月31日 2号機 定期事業者検査中 非常用ディーゼル発電設備の電源盤点検において、タイマーの抜け防止用のフックが損傷していることを確認した。

当該部品を取り替える。

Dグレード 41件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 1月17日 共通 2号機タービン建物1階の巡視において、保管中の可燃物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切に覆う。
2 1月17日 共通 純水装置において、イオン交換樹脂塔の入口弁が閉状態のまま固着しており、異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該弁を取り替える。

(純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置)
(イオン交換樹脂塔:水に含まれる不純物を化学的に除去する装置)
3 1月17日 3号機 建設中 消防設備の点検において、誘導灯ランプの交換表示が出ていることを確認した。

当該ランプを取替える。
4 1月17日 共通 ガスタービン発電機建物の消防設備の点検において、ヒューズ付消火設備連動ダンパのヒューズが腐食により折損していることを確認した。

当該ヒューズを取替える。

(ガスタービン発電機建物:重大事故発生時に使用するガスタービン発電機を設置している建物)
(ダンパ:空調用ダクト等に設けられ、風量調節や遮断などを行う羽根状または板状の装置)
5 1月17日 共通 可搬式モニタリングポストの定期点検において、通信用伝送基盤が故障しており、測定データを外部に伝送できない状態であったことを確認した。

当該通信用伝送基盤を取り替える。

(可搬式モニタリングポスト:重大事故発生時等に常設のモニタリングポストが使用不可となった場合の代替用の放射線観測装置)
(モニタリングポスト:空間放射線量を測定するため原子力施設周辺に設置された放射線観測装置)
6 1月17日 共通 電源機能等喪失時対応資機材の点検において、直流給電車のバッテリーの内部抵抗が管理値から外れていることを確認した。

当該バッテリーを取替える。
7 1月17日 共通 プラスチック固化設備において、粉体貯槽定量供給機を起動したところ、インバータ制御装置の異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。

当該粉体貯槽内を清掃する。

(プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備)
(粉体貯槽定量供給機:貯槽内の粉体を定量排出する機器)
(粉体貯槽:粉体を一時的に貯めるタンク)
(粉体:建物内で発生したほこり・錆等の不純物を多く含んだ水を濃縮し、乾燥処理したもの)
(インバータ制御装置:交流の電気を、一旦直流に変換し、再度交流に変換することで、周波数や電圧の大きさを変える装置)
8 1月20日 共通 2号機原子炉建物2階において、保管中の可燃物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。

当該可燃物品を適切に覆う。
9 1月20日 共通 2号機原子炉建物1階において、火気作業エリアの監視員が腕章を着用していないことを確認した。

火気作業エリア監視員の腕章を着用する。
10 1月20日 共通 2号機原子炉建物1階において、火気作業エリアに養生されていない可燃物品があることを確認した。

当該可燃物品を適切に養生する。
11 1月20日 共通 2号機原子炉建物2階において、仮置きが禁止されているエリアに仮置き表示のない物品があることを確認した。

当該物品を撤去する。
12 1月20日 共通 屋外の吊り搬作業において、頭上付近の吊り荷に作業員が触れていたことを確認した。

作業員へ吊り荷から離れる必要を指摘し、危険性について指導する。
13 1月20日 共通 2号機原子炉建物1階において、火気作業エリアに養生されていない可燃物品があることを確認した。

当該可燃物品を適切に養生する。
14 1月20日 共通 運転中の溶融設備において、異常を知らせる警報が発報し、溶融炉内の温度が高くなり、基準を満足できない溶融体が発生したことを確認した。

当該溶融体を識別し、管理する。

(溶融設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶かし減容する設備)
(溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物)
15 1月20日 共通 1号機取水槽において、設備の解体作業をしている作業員が保護メガネを着用していないことを確認した。

作業員に保護メガネを着用させる。

(取水槽:冷却用の海水を取水するための設備)
16 1月20日 2号機 定期事業者検査中 原子炉補機冷却設備の水抜き作業において、排水口から排水が逆流し、溢れていることを確認した。

漏えいした水を拭き取る。また、当該排水配管を清掃する。

(原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備)
17 1月20日 共通 屋外設備の巡視において、ろ過水移送配管の継手部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該継手部を点検する。
18 1月20日 共通 自治体モニタリングポストの設置工事において、建設リサイクル法に基づく届出書が提出されていないことを確認した。なお、産業廃棄物管理に必要な処理は実施されていることを確認した。

関係者に情報を共有する。
19 1月20日 共通 所内ボイラーの計器の点検において、排ガス分析計の誤差が大きいことを確認した。

当該分析計を点検する。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
(排ガス分析装置:ボイラーから排出される燃焼ガス中の硫黄酸化物、窒素酸化物の濃度を測定する装置)
20 1月20日 共通 廃棄物処理建物の制御室において、サンプポンプ運転を記録する記録計のインクリボンのマーク板が変形し、打点出来なくなっていることを確認した。

当該マーク板を取り替える。
21 1月20日 共通 3号機地下軽油タンクの設置工事の現場確認において、当社の要求する材料と異なる材料の貫通スリーブを設置しようとしていることを確認した。

当該機器スリーブを当社の要求材料に変更する。
22 1月24日 3号機 建設中 重油タンク泡消火設備の巡視において、水を供給する配管からわずかな水の漏えいがあることを確認した。

当該配管を点検する。

(泡消火設備:水と泡消火薬剤を混合させて泡を形成し、泡による窒息効果によって消火する設備)
23 1月24日 共通 運転中の溶融設備において、異常を知らせる警報が発報し、溶融炉内の温度が低くなり、基準を満足できない溶融体が発生したことを確認した。

当該溶融体を識別し、管理する。
24 1月24日 共通 免震重要棟の消防設備の点検において、消火ポンプの入り口水槽に水を供給する弁から水の漏えいがあり、異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

当該弁を取り替える。

(免震重要棟:事故発生時に使用を計画している免震構造の建物)
25 1月24日 1号機 廃止措置中 液体廃棄物処理設備の点検において、廃液中和タンクpH計の誤差が大きいことを確認した。

当該計器を調整する。

(液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備)
(pH計:酸性、アルカリ性の度合を示す計器)
26 1月24日 共通 固体廃棄物処理設備の停止操作において、冷却水流量計の指示が固着しており、機器停止時に発生する冷却水流量低の警報が発報しないことを確認した。

当該流量計を点検する。

(固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備)
27 1月27日 共通 2号機原子炉建物4階の高所作業において、墜落制止用器具のフックを電線管に取り付けていることを確認した。

当該墜落制止用器具のフックを適切な位置に取り付ける。
28 1月27日 共通 3号機北側津波防波扉の開放において、ロックピンを吊り上げる装置が折損したことを確認した。

当該折損箇所を補修する。
29 1月27日 共通 島根県および鳥取県へのデータ伝送において、SPDSからのデータ伝送ができていないことを確認した。

正常な伝送状態への復旧を実施する。

(SPDS[緊急時原子力発電所情報伝送システム]:原子力発電所からプラント状態等の各種運転監視パラメータを原子力規制庁等に伝送するシステム)
30 1月27日 共通 所内ボイラーの巡視において、計装用空気圧縮機のドレントラップが連続動作していることを確認した。

当該ドレントラップを取り替える。

(ドレントラップ:配管内に溜まった水を抜く機器)
31 1月27日 1号機 廃止措置中 原子炉補機海水設備のポンプ分解点検において、ポンプ軸受のゴム部に劣化があることを確認した。

当該箇所を取り替える。

(原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する系統)
32 1月27日 共通 所内ボイラーにおいて、給水ポンプ入口の水抜きを実施したところ、水が出てこずドレン配管に詰まりがあることを確認した。

当該配管を清掃する。
33 1月27日 2号機 定期事業者検査中 中央制御室の空調換気設備において、外気処理装置内のフィルタを取り付けるためのナットおよびボルトが腐食および固着していることを確認した。

当該部品を取り替える。

(外気処理装置:外気に含まれる塵埃等を捕集するフィルタが取り付けられている機器)
34 1月27日 1号機 廃止措置中 廃棄物処理建物の制御室において、フィルタスラッジ貯蔵タンク水位記録計の駆動部が動作不良を起こしていることを確認した。

当該駆動部を取り替える。

(フィルタスラッジ貯蔵タンク:廃液、原子炉水、燃料プール水等を浄化するためのフィルタに堆積した不純物を貯蔵するタンク)
35 1月31日 2号機 定期事業者検査中 非常用ディーゼル発電設備の電源盤点検において、結露防止用ヒータが動作しておらず、断線していることを確認した。

当該ヒータを取り替える。
36 1月31日 共通 1号機電源切替操作において、しゃ断器のレバーが正しい位置に復旧されておらず、切替不良が発生したことを確認した。

当該レバーを正しい位置に復旧する。

(しゃ断器:電気回路を入切する装置)
37 1月31日 共通 2号機原子炉建物において、作業中は保護メガネを着用しているが、移動する際は保護メガネを着用していない作業員がいることを確認した。

保護メガネ着用ルールを明確にする。
38 1月31日 共通 2号機取水槽の耐震補強工事において、誤った長さの材料で施工されていることを確認した。

当該材料を当社の要求する長さの材料に変更する。
39 1月31日 共通 サイトバンカ建物における計装設備の監視機能の健全性を確認する検査において、制御回路のケーブル接続状態に誤りがあり、異常を知らせる警報が発報したことを確認した。

設備に異常がないことを確認し、ケーブルを正しい接続状態に復旧する。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
40 1月31日 共通 2号機原子炉建物において、安全帽を着用せずに現場を歩いている作業員がいることを確認した。

怪我のリスクを指摘し、安全帽の必要性について指導した。
41 1月31日 共通 低レベル放射性廃棄物を検査する装置において、当該装置の納入メーカーから連絡があり、固化体の放射能評価プログラムに不備があることを確認した。

当該プログラムを修正する。