2月前半(3月7日公表)
不適合の管理状況(2023年2月前半審議分)
2023年2月1日~2023年2月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 2件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月3日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 中央制御室空調換気設備において、中央制御室冷凍機および中央制御室冷水循環ポンプの異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。 当該冷凍機およびポンプを点検する。 (中央制御室冷凍機:中央制御室内の温度・湿度を適正範囲に保持するための冷水を供給する機器) (中央制御室冷水循環ポンプ:中央制御室空調用の空気を冷却するための冷水を供給するポンプ) |
2 | 2月10日 | 共通 | - | 過去に搬出した廃棄体(低レベル放射性廃棄物)について、検査装置のソフトウェアに不具合が確認されたことから影響の有無を調査したところ、正しく放射能濃度等が評価されたと判断できない廃棄体があることを確認した。なお、当該廃棄体の搬出基準に影響のないことは確認している。(2023年2月20日公開分のうち、DグレードNo41に関連する不適合) 当該廃棄体の放射能濃度等を保守的に評価する方法などの修正方法を含む対応策を検討する。 (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
Dグレード 37件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 2月3日 | 共通 | - | ガスタービン発電機車の試運転において、起動時に異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。 当該ガスタービン発電機車を点検する。 |
2 | 2月3日 | 共通 | - | 管理事務所1号館南側雨除け設置工事および関連除却工事において、建設リサイクル法に基づく届出書が提出されていないことを確認した。なお、廃棄物処理に関するマニフェストの手続きは正しく処理されていることを確認した。 関係者に情報を共有する。 |
3 | 2月3日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該サンプラを識別して管理する。 (ダストサンプラ:空気中の放射性物質濃度を測定するため、空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
4 | 2月3日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該サンプラを識別して管理する。 |
5 | 2月3日 | 共通 | - | 2号機取水槽に設置しているクレーンにおいて,横行位置検出用リミットスイッチの動作不良を確認した。 当該リミットスイッチの点検をする。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
6 | 2月3日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物3階の巡視において、保管中の可燃物品が不燃または難燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。 当該可燃物品を適切に養生する。 |
7 | 2月3日 | 共通 | - | サイトバンカ建物制御室において、雑固体廃棄物処理設備の電気室空調機の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該空調機を点検する。 (サイトバンカ建物:使用済制御棒等の貯蔵保管や雑固体廃棄物等の焼却、溶融、固化等の処理を行うための建物) (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) |
8 | 2月3日 | 3号機 | 建設中 | 重油流量計ヤード漏油検知器の定例点検において、警報が発報しないものがあることを確認した。 当該漏油検知器を点検する。 |
9 | 2月3日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉建物送風機の隔離作業において、送風機入口ダンパを全閉しようとしたところ、固着し操作できないことを確認した。 当該ダンパを点検する。 (ダンパ:空調用ダクト等に設けられ、風量調節や遮断などを行う羽根状または板状の装置) |
10 | 2月3日 | 共通 | - | 納入された浮上防止蓋において、発注仕様通りに管理番号が印字されていないことを確認した。なお、発注仕様通りに印字できていなくても読み替えの対応が可能であることを確認している。 当該蓋の納入図書訂正文書を受領し、管理番号を読み替える。 (浮上防止蓋:廃棄体の製作においてモルタルをドラム缶に充填する際に内容物(廃棄物)の浮上を防止する治具) |
11 | 2月3日 | 共通 | - | 純水装置において、塩酸タンク入口弁のシート部にわずかな漏えいがあり、塩酸タンクの液位が上昇することを確認した。 当該弁を取替える。 (純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置) |
12 | 2月3日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 真空掃除設備の計器点検において、フィルタ差圧計の誤差が大きいことを確認した。 当該差圧計を校正する。 (真空掃除設備:発電所建物内の吸込み用接続口にホースを接続し、各エリアを掃除するための設備) |
13 | 2月3日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、給水タンク水位計の誤差が大きいことを確認した。 当該計器を校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
14 | 2月3日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の制御室において、ポンプ運転記録計のインクリボンのマーク板が変形し、打点出来なくなっていることを確認した。 当該マーク板を取り替える。 |
15 | 2月3日 | 共通 | - | ガスタービン発電機の起動前点検において、通常時は開状態の防火ダンパのうち1台が閉動作していることを確認した。 当該ダンパを補修する。 (防火ダンパ:火災時に自動的に閉止し、煙拡散を防止するダンパ) |
16 | 2月3日 | 共通 | - | 移動式代替熱交換設備の点検において、エンジンを始動しようとしたところ、バッテリーを切離すスイッチの不具合でエンジンがかからないことを確認した。 当該スイッチを取替える。 (移動式代替熱交換設備:海水ポンプが使用不能(原子炉冷却機能喪失)となった場合において、代替手段として原子炉の熱を海に逃がす設備) |
17 | 2月3日 | 共通 | - | 所内ボイラーの復旧操作において、 冷却水循環ポンプ操作スイッチのハンドルが折損したことを確認した。 操作スイッチのハンドルを取り替える。 (冷却水循環ポンプ:ボイラー関係のポンプ等の機器へ冷却水を供給するポンプ) |
18 | 2月3日 | 共通 | - | 廃棄体の製作にあたり固体廃棄物貯蔵所から廃棄物を取出す際に作成する記録を紛失していることを確認した。 記録の再作成を行う。 |
19 | 2月7日 | 共通 | - | 3号機除じん機メンテナンス建物1階の消防設備点検において、消火器が仮置き物品により取出し難くなっていることを確認した。 当該物品を移動する。 |
20 | 2月7日 | 共通 | - | 2号機地下水位低下設備設置工事において、配管スリーブの設置位置が許容値を外れていることを確認した。 当該配管スリーブ周りを穿孔し、開口を拡幅する。 |
21 | 2月7日 | 共通 | - | 3号機原子炉建物4階の巡視において、要求のない消火器が置かれていることを確認した。 当該消火器が撤去忘れであることを確認し、撤去する。 |
22 | 2月7日 | 共通 | - | 3号機原子炉建物5階の巡視において、燃料プール廻りの仮設足場について使用前の点検記録が作成されていないことを確認した。なお、使用前の点検は行われていることを確認している。 関係者に情報を共有し、使用時の点検記録作成を周知する。 |
23 | 2月7日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該サンプラを識別して管理する。 |
24 | 2月7日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該サンプラを識別して管理する。 |
25 | 2月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 屋外設備の巡視において、地下水排水ピットの海水ピット水位計の指示値が低いことを確認した。 当該水位計の取替を行う。 |
26 | 2月7日 | 共通 | - | 2号機運転監視用計算機の隔離操作において、ブレーカーを切操作したところ、運転監視用計算機への測定データ入力が欠測したことを確認した。また、欠測期間は県伝送および緊急時対策支援システム伝送データが欠測したことを確認した。 当該ブレーカーを復旧する。 (緊急時対策支援システム[ERSS Emergency Response Support System]:原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を受け、原子力施設の状況を把握するための国のシステム) |
27 | 2月10日 | 1号機 | 廃止措置中 | 液体廃棄物処理設備において 出口配管の詰まりにより濃硫酸注入ポンプの警報が発報し、自動停止したことを確認した。 当該配管を清掃する。 |
28 | 2月10日 | 共通 | - | 試験等で使用する直流電圧電流計の点検において、精度が許容値から外れていることを確認した。 当該電圧電流計を補修し、校正する。 |
29 | 2月10日 | 共通 | - | 緊急時対策所の電源内蔵照明において、バッテリーからの液漏れおよび照明器具とバッテリーケーブルを接続するコネクタが損傷していることを確認した。 当該バッテリーおよびコネクタを取替える。 (緊急時対策所:発電所の緊急時に対応等を指揮する場所) |
30 | 2月10日 | 共通 | - | 所内ボイラー設備について、2022年度に点検予定としていたが、法定の点検周期に合わせて2023年度に点検を実施することを確認した。 点検計画を変更する。 |
31 | 2月10日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、排ガス分析計の指示値が判定基準を外れていることを確認した。 当該計器を校正する。 |
32 | 2月10日 | 共通 | - | 1号機取水槽回りの重機を用いた掘削作業において、屋外照明の埋設電線を損傷させたことを確認した。 当該照明の復旧の必要がないことを確認し、電線の切離し処置を行う。 |
33 | 2月10日 | 共通 | - | 原子力災害対策資機材の点検において、20トントラックの右側サイドミラーが破損していることを確認した。 当該ミラーを補修する。 |
34 | 2月14日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン建物地下1階復水器室において、循環水配管の床貫通部周囲に湧水による溜まりがあることを確認した。 当該貫通部の目地の補修および配管の塗装を実施する。 |
35 | 2月14日 | 1号機 | 廃止措置中 | 計装用圧縮空気設備において、空気圧縮機運転中に空気圧力低の警報を発報したことを確認した。また、当該空気圧縮機の運転電流が通常より低いことを確認した。 当該空気圧縮機の分解点検を実施する。 (計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器) |
36 | 2月14日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所D棟消火用ガスボンベ庫の誘導灯点検において、他の工事との干渉により当初の計画通りに部品交換ができないものがあることを確認した。 工事干渉解消時に、部品交換を実施する。 |
37 | 2月14日 | 共通 | - | 緊急時対策所の本部卓において、同軸伝送受信器の不調によりモニタの1台が映らないことを確認した。 当該同軸伝送受信器を取替える。 (同軸伝送受信機:同軸ケーブルの信号をHDMIの信号に変換する機器) |