3月前半(4月7日公表)

不適合の管理状況(2023年3月前半審議分)

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2023年3月1日~2023年3月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Dグレード 35件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 3月1日 共通 APDの年次点検において、読取線量当量値の誤差が許容範囲を外れていることを確認した。

当該APDを校正する。

(APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器)
2 3月1日 共通 APDの年次点検において、読取線量当量値の誤差が再使用できる許容範囲を超えていることを確認した。

当該APDを廃棄する。
3 3月1日 共通 作業用分電盤の異常を知らせる警報が発報し、調査を行ったところ、分電盤に接続している直流給電車の絶縁抵抗値が低いことを確認した。

当該直流給電車を点検する。
4 3月1日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物から中央制御室に向けてのボーリング作業において、埋設されている電線管内ケーブルを損傷させたことを確認した。

当該電線管内のケーブルを別経路で再敷設する。
5 3月1日 2号機 定期事業者検査中 取水槽東側のケーブルダクトにおいて、水の流入があることを確認した。

当該ダクトへの水の流入元を特定し、補修する。
6 3月1日 1号機 廃止措置中 廃棄物処理建物の計器点検において、タンク水位計の誤差が精度外であることを確認した。

当該計器を校正する。
7 3月3日 1号機 廃止措置中 タービン補機冷却水設備熱交換器の点検において、水室内面のライニングに亀裂があることを確認した。

当該ライニング部の補修をおこなう。

(タービン補機冷却設備:主にタービン関係のポンプ、電動機等の機器へ冷却水を供給する設備)
(熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器)
(ライニング:腐食を防止するための表面処理)
8 3月3日 共通 固体廃棄物貯蔵所に保管しているドラム缶の外観点検において、廃棄体であるドラム缶の表面に析出物があることを確認した。

当該廃棄体の析出箇所を補修し、識別、保管する。

(廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの)
9 3月3日 1号機 廃止措置中 非常用ディーゼル発電設備の起動試験において、送風機出口ダクトの腐食部から雨水が侵入し、吹出し口から水が滴下していることを確認した。

当該腐食箇所を補修する。また、滴下した水を拭き取る。

(非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
10 3月3日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物3階の巡視において、粉体貯槽供給機と配管の可動継手部からわずかな蒸気が漏洩し、水たまりができていることを確認した。

溜まった水を拭き取る。当該継手部を補修する。

(粉体貯槽供給機:粉体貯槽内の粉体を定量排出する機器)
(粉体貯槽:粉体を一時的に貯めるタンク)
(粉体:建物内で発生したほこり・錆等の不純物を多く含んだ水を濃縮し、乾燥処理したもの)
11 3月3日 共通 雑固体廃棄物処理設備において、固化体ドラム詰機重量計に誤差があることを確認した。

当該重量計を校正する。

(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備)
12 3月3日 1号機 廃止措置中 固体廃棄物処理設備のタンク計器点検において、水位計の調整ができないことを確認した。

当該水位計を取り替える。

(固体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する固体廃棄物を処理する設備)
13 3月3日 共通 3号機取水電気品室の作業用配電盤において、必要な手続きを行わず電源を接続したことを確認した。

必要な手続きを行い、電源を使用する。
14 3月3日 2号機 定期事業者検査中 洗濯廃液処理設備において、圧力計に誤差があることを確認した。

当該圧力計を校正する。

(洗濯廃液処理設備:管理区域内で使用する作業着等の洗濯後の廃液を処理する設備)
15 3月3日 共通 2号機放射線モニタ校正装置取替工事において、配電盤のブレーカーが動作したことを確認した。調査の結果、当該ブレーカーの下流側ブレーカーが保護機能付ブレーカーでないことを確認した。

当該ブレーカーを復帰する。また、下流側のブレーカーを保護機能付ブレーカーに取り替える。
16 3月7日 1号機 廃止措置中 非常用ディーゼル発電設備の点検において、過給機の配管接続部ねじ穴に損傷があることを確認した。

当該ネジ穴を補修する。
17 3月7日 共通 サイトバンカ建物の巡視において、計装用空気貯槽の圧力計指示に異常があることを確認した。

当該圧力計を取り替える。

(サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物)
18 3月7日 共通 可搬式モニタリングポストの点検において、本体内部が故障していることを確認した。

当該モニタリングポストを補修する。

(可搬式モニタリングポスト:重大事故発生時等に常設のモニタリングポストが使用不可となった場合の代替用の放射線観測装置)
19 3月7日 1号機 廃止措置中 取水槽配電盤の異常を知らせる警報が発報し、調査を行ったところ、当該盤の作業で切り離したコネクタ端子の養生不足により端子が一時的に地絡していたことを確認した。

コネクタ端子部を養生する。
20 3月7日 3号機 建設中 自動火災報知設備の試験において、感知器に異常があることを確認した。

当該感知器を取り替える。
21 3月10日 1号機 廃止措置中 タービン建物の巡視において、真空掃除機排気配管の腐食部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。

真空掃除機は使用停止とし、当該配管を取り外す。

(真空掃除機:発電所建物内の吸込み用接続口にホースを接続し、各エリアを掃除するための機器)
22 3月10日 1号機 廃止措置中 タービン補機海水設備の水抜き作業において、ドレン配管に詰まりがあることを確認した。

当該配管を清掃する。

(タービン補機海水設備:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備)
23 3月10日 1号機 廃止措置中 補助サージタンクの計器点検において、タンク水位計の誤差が大きいことを確認した。

当該水位計を校正する。

(補助サージタンク:屋外に設置されている機器ドレンを一時的に受入れるタンク)
24 3月10日 1号機 廃止措置中 補助サージタンクの計器点検において、タンク水位指示計の誤差が大きいことを確認した。

当該指示計を取り替える。
25 3月10日 2号機 定期事業者検査中 タービン建物のダストモニタにおいて、サンプリング装置の異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。

当該サンプリング装置を点検する。

(ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器)
26 3月10日 2号機 定期事業者検査中 計装用空気除湿器の点検において、弁の継手部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。

当該継手部を補修する。

(計装用空気除湿器:計装制御機器に供給する作動用空気を除湿する機器)
27 3月10日 共通 地震観測装置において、出力された帳票に欠測があり、地震観測装置の収録装置にデータが収録できていないことを確認した。

当該収録装置を取り替える。
28 3月10日 共通 パトロール支援システムにおいて、パトロール支援端末に入力したデータが消去され、システムへのデータ送信に失敗していることを確認した。

消去したデータは手書きする。また、当該端末の充電・通信器を取り換える。

(パトロール支援システム:パトロールデータの入力・参照・印刷を行うシステム)
29 3月10日 2号機 定期事業者検査中 取水槽耐震補強工事において、地盤改良の影響により取水槽に設置しているクレーンのレールが変形したことを確認した。

当該クレーンのレールを補修する。
30 3月14日 共通 1号機ハロゲン化物消火設備の点検において、防護区域出入口に注意銘板が設置されていない箇所があることを確認した。

当該箇所に注意銘板を取り付ける。

(ハロゲン化物消火設備:火災発生時にハロゲン化物(ハロン)を放出し消火を行う設備)
31 3月14日 2号機 定期事業者検査中 タービン建物の所内蒸気通気作業において、ドレントラップが連続動作し、発生したもやにより、排気口付近に水たまりができたことを確認した。

溜まった水を拭き取る。また、当該ドレントラップを点検する。

(ドレントラップ:配管内に溜まった水を抜く機器)
32 3月14日 2号機 定期事業者検査中 廃棄物処理建物の制御室において、ポンプ運転記録計のインクリボンのマーク板が変形し、打点出来なくなっていることを確認した。

当該マーク板を取り替える。
33 3月14日 共通 モルタル固化設備において、モルタルホッパ重量計の指示値が低いことを確認した。

当該重量計を校正する。

(モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備)
(モルタルホッパ:モルタル混練機で混ぜ合わせたセメントをドラム缶に充填するため、一時的に貯蔵する機器)
34 3月14日 共通 化学消防自動車の点検において、吐水口コックは閉状態であるものの、モニター画面の表示は開状態になっていることを確認した。

当該コックのセンサーを調整する。
35 3月15日 2号機 定期事業者検査中 非常用ディーゼル発電設備の手動起動試験において、発電機固定子温度計の指示値が通常より低いことを確認した。

当該温度計を校正する。