3月後半(4月20日公表)
不適合の管理状況(2023年3月後半審議分)
2023年3月16日~2023年3月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 2件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月17日 | 共通 | - | 2号機チャンネル着脱装置のレール取付作業において、作業用機材に貼ってあったシールが剥がれ、燃料プール内に落下したことを確認した。なお、当該シールは回収済である。 当該シールを回収する。 (チャンネル着脱装置:燃料プール内(水中)で燃料にチャンネルボックスの取り付け・取り外し、および燃料の外観点検を行う装置) |
2 | 3月17日 | 共通 | - | 2号機燃料プール廻りのカメラ除却工事において、員数管理チェックシートを、現場確認および聞き取り確認結果をもって、記載したものが一部あることを確認した。 チェックシートの当該箇所を識別し、「物品の異常の有無、所在不明の物品が無いことを確認済」と記載する。 (員数管理チェックシート:異物混入防止を目的に、作業エリア内への物品出し入れの都度、品名、員数等を管理する帳票) |
Dグレード 39件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月17日 | 共通 | - | 2号機燃料プール廻りのカメラ除却工事において、燃料プールへの異物管理のルール遵守ができていないことを確認した。 燃料プールおよび作業エリアの異物・残置物確認を行い、関係者に教育を行うとともに、関係各所に周知する。 |
2 | 3月17日 | 共通 | - | 免震重要棟の無停電電源装置点検において、バッテリーの内部抵抗値が管理値から外れているものがあることを確認した。 当該バッテリーを取り替える。 (免震重要棟:事故発生時に使用を計画している免震構造の建物) (無停電電源装置:停電時などにも安定的に電源を供給するための装置) |
3 | 3月17日 | 共通 | - | 純水装置の巡視において、蒸気ドレン配管からわずかな凝縮水の漏えいがあることを確認した。 当該配管を補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置) |
4 | 3月17日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所に保管した放射性廃棄物に係る帳票の管理において、毎月、作成帳票の主任技術者の確認を受けるところ、1月分の帳票確認が遅れたことを確認した。 当該帳票について、主任技術者の確認を受ける。 |
5 | 3月17日 | 共通 | - | 屋外消火設備の点検において、配管サポートに腐食が発生していることを確認した。 当該サポートを補修する。 |
6 | 3月17日 | 1号機 | 廃止措置中 | 所内用圧縮空気設備において、空気除湿装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該空気除湿装置を点検する。 (空気除湿装置:計装制御機器に供給する作動用空気を除湿する機器) |
7 | 3月17日 | 共通 | - | 純水装置の隔離作業において、制御用空気圧力が警報設定値まで下降したにもかかわらず,現地制御盤で発報しないことを確認した。なお、中央制御室の警報は発報していた。 当該圧力計の警報回路を点検する。 |
8 | 3月17日 | 共通 | - | 3号機地下式軽油タンク格納槽設置工事において、設置した配管スリーブの寸法が計画より大きいことを確認した。 配管敷設において支障がないことを確認したことから、そのまま使用する。 |
9 | 3月17日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物屋上の巡視において、空調換気ダクトとサンプリング配管の接続部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該接続部を補修する。 |
10 | 3月17日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の制御室において、サンプポンプ運転を記録する記録計のインクリボンのマーク板が変形し、打点出来なくなっていることを確認した。 当該マーク板を取り替える。 |
11 | 3月17日 | 共通 | - | サイトバンカ設備放射線モニタの計器点検において、部品納入時期の遅れにより2022年度に点検できないことを確認した。 当該計器の健全性を評価し、点検時期を2023年度に変更する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
12 | 3月24日 | 共通 | - | 放射能測定車に搭載している測定装置の使用前点検において、測定車廻りの低線量率測定値のバックグラウンドが通常より高いことを確認した。調査したところ、測定装置検出器の値を補正する設定定数のメモリバックアップ用電池が切れていたことを確認した。なお、測定車廻りを別途サーベイしたところ、バックグラウンド値は通常通りであった。 当該測定装置のメモリバックアップ用電池を取り替える。 |
13 | 3月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 排気筒トリチウム捕集装置において、異常を知らせる警報が発報し、当該装置が停止したことを確認した。 当該装置を点検する。 (排気筒トリチウム捕集装置:排気筒のトリチウム濃度を測定するために排気中の凝縮水を採取する装置) |
14 | 3月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | プラスチック固化設備の巡視において、N2ガス製造装置空気圧縮機の振動および運転音が通常より大きいことを確認した。また、空気圧縮機アフタークーラのドレン配管に詰まりがあることを確認した。 当該空気圧縮機を点検する。また、ドレン配管を清掃する。 (プラスチック固化設備:廃液等を乾燥粉砕したものをプラスチックにて固化する設備) |
15 | 3月24日 | 共通 | - | 荷上場南側津波防波扉の点検において、全開位置から20㎝閉じた位置で扉下端部と戸当り鋼鈑が干渉し、扉が止まったことを確認した。 当該部を補修する。 |
16 | 3月24日 | 共通 | - | 中型ホース展張車について、2023年2月の点検が未実施となることを確認した。なお、当該車両は2023年3月1日に点検を行い、異常のないことを確認している。 2023年2月の点検予定を未実施とし、2023年3月の実績に変更する。 |
17 | 3月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 電灯配電盤の異常を知らせる警報が発報し、ブレーカーが動作したことを確認した。確認したところ、プラスチック固化設備の現場監視用カメラの照明電源の故障であることを確認した。 設備の監視に支障ないことから当該照明を不使用とする。 |
18 | 3月24日 | 共通 | - | 試験・検査用測定機器の点検において、基準流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計を校正する。また当該流量計を使用した試験検査について妥当性評価を行う。 |
19 | 3月24日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、pH計の誤差が大きいことを確認した。 当該pH計を校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (pH:酸性、アルカリ性の度合いを示す単位) |
20 | 3月24日 | 共通 | - | 電離箱式サーベイメータの使用前点検において、内部から異音がすることを確認した。 当該サーベイメーターを補修する。 (電離箱式サーベイメーター:放射線測定機器の一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
21 | 3月24日 | 1号機 | 廃止措置中 | 液体廃棄物処理設備の計器点検において、床ドレンサンプルタンク水位計の誤差が大きいことを確認した。 当該計器を校正する。 (床ドレンサンプルタンク:建物内で発生した錆び等の不純物を多く含んだ水を濃縮処理したあとの水を受けるタンク) |
22 | 3月24日 | 1号機 | 廃止措置中 | 液体廃棄物処理設備の計器点検において、床ドレンサンプルタンク水位計の誤差が大きいことを確認した。 当該計器を校正する。 |
23 | 3月24日 | 共通 | - | 3号機地下式軽油タンク格納槽の設置において、現場取付前のスリーブが機械設備側の要求と異なっていることを確認した。 配管敷設において支障がないことを確認したことから、そのまま使用する。 |
24 | 3月28日 | 共通 | - | チェックポイントにおいて、放射線管理区域に入域直後、タバコを所持していることに気付き、放管員に連絡したことを確認した。なお、管理区域内での喫煙は行っていないことを確認している。 当該タバコを管理区域外に搬出する。 |
25 | 3月28日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物排気筒モニタの点検において、サンプルガス圧力センサの誤差が大きいことを確認した。 当該センサを校正する。 |
26 | 3月28日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物排気筒モニタの点検において、サンプルポンプ吸入圧力センサの誤差が大きいことを確認した。 当該センサを校正する。 |
27 | 3月28日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物排気筒モニタの点検において、サンプルガス圧力センサの誤差が大きいことを確認した。 当該センサを校正する。 |
28 | 3月28日 | 共通 | - | 津波監視カメラ設置工事において、作業員がケーブルトレイの蓋を踏んでいたことを確認した。 ケーブルトレイから降し、ケーブルトレイの状況を確認する。 |
29 | 3月28日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物排気筒モニタの点検において、サンプルポンプ吸入圧力センサの誤差が大きいことを確認した。 当該センサを校正する。 |
30 | 3月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水電解装置において、次亜塩素酸ナトリウムを注入するホースが外れ、配管ダクト内に漏洩していることを確認した。 当該ホースの接続方法を改善し、再接続する。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
31 | 3月28日 | 共通 | - | 気象観測装置の点検において、ドップラーソーダの部品納入時期の遅れにより2022年度に点検できないことを確認した。 当該計器の健全性を評価し、当該装置の点検時期を2023年度に変更する。 (ドップラーソーダ:送受波機から音波を発射し、送信波と受信した散乱波の周波数のずれを検出することにより上空の風向、風速を測定する装置) |
32 | 3月31日 | 1号機 | 廃止措置中 | 制御室建物の巡視において、バッテリー充電器の運転状態表示灯が点灯していないことを確認した。 当該表示灯を点検する。 |
33 | 3月31日 | 共通 | - | 可搬式窒素供給装置車の点検において、バッテリーの電圧低下のため発電機が始動しないことを確認した。 当該バッテリーを充電する。 (可搬式窒素供給装置車:重大事故等発生時に原子炉格納容器内他の水素爆発を防止するための窒素ガスを製造する装置を搭載した車両) |
34 | 3月31日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水電解装置用仮設水中ポンプの試運転において、流量調整を行っていたところ、流量計が破損したことを確認した。 当該流量計を取り替える。適切な流量のポンプに取り替える。 |
35 | 3月31日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、吸引流量が基準値より小さいことを確認した。 当該サンプラを不使用とする。 (ダストサンプラ:空気中の放射性物質濃度を測定するため、空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
36 | 3月31日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の制御室に設置している現場監視用カメラが映らないことを確認した。 不具合箇所の特定を行い、補修を検討する。 |
37 | 3月31日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備の重量計点検において、固化体ドラム詰機重量計の誤差が大きいことを確認した。 当該重量計を校正する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) |
38 | 3月31日 | 共通 | - | 純水装置において、蒸気エゼクタと配管の継手部からわずかな蒸気の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (蒸気エゼクタ:蒸気を利用し、真空脱気塔内の空気を吸込んで、真空に近づける装置) (真空脱気塔:水に含まれる空気を取り除く機器) |
39 | 3月31日 | 共通 | - | 2号機自動火災報知設備設置工事の消防検査において、図面と現場の感知器の配置が異なっているものがあることを確認した。 当該感知器の配置図を修正し、再検査する。 (消防検査:消防用設備等の設置完了時に行う検査) |