4月前半(5月16日公表)
不適合の管理状況(2023年4月前半審議分)
2023年4月1日~2023年4月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Dグレード 30件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月4日 | 共通 | - | 2号機タービン建物の誘導灯の点検において、誘導灯が指示する避難経路の通りに避難できないことを確認した。 当該誘導灯を撤去し、代替誘導標識を取り付け、避難経路変更する。 |
2 | 4月4日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物および1号機原子炉建物の誘導灯点検において、見えにくい誘導灯があることを確認した。 当該誘導灯の移設および代替誘導標識を取り付ける。 |
3 | 4月4日 | 3号機 | 建設中 | 海水電解装置の巡視において、整流器用ファンのカバー内に紙の切れ端が挟まっていることを確認した。 当該カバーに挟まっている紙を取り除く。 (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
4 | 4月4日 | 共通 | - | 純水装置において、冷却水を回収するタンクの水位の異常を知らせる警報が発報し、冷却水回収ポンプが自動停止したことを確認した。調査の結果、水位調節弁のフロートが外れていることを確認した。 当該水位調節弁を補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置) |
5 | 4月7日 | 共通 | - | 3号機所内ボイラーの電動機グリス補給において、前回軸受に補給したグリスの仕様が異なっていることを確認した。 仕様が異なるグリスを補給した軸受について、軸受、グリスの取替及び清掃を行う。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
6 | 4月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(E号機)の点検において、配管の継手部に腐食があることを確認した。 当該継手部を補修する。 (除じん機:海水中のごみを除去するためのネットおよびネットを回転させる機器) |
7 | 4月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(F号機)の点検において、配管の継手部に腐食があることを確認した。 当該継手部を補修する。 |
8 | 4月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 取水槽の工事において、配電盤操作ハンドルが折れていることを確認した。 当該ハンドルを補修する。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
9 | 4月7日 | 共通 | - | 緊急資機材運搬車からの荷降ろし時に、車載クレーンの操作ができないことを確認した。 当該クレーンを点検する。 |
10 | 4月7日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、溶融炉の異常を知らせる警報が発報し、自動停止したことを確認した。調査したところ、廃棄体のデータを管理する計算機の不調であったことを確認した。 当該計算機のプログラム修正を行う。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) |
11 | 4月7日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 屋外消火栓の改修工事において、配管の継手部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 |
12 | 4月7日 | 共通 | - | 異物が含まれた土壌サンプリング試料により、土壌環境試験を実施していることを確認した。 再度試料をサンプリングし、試験を行う。 (土壌環境試験:土壌環境基準(環告46号)に基づき、土壌の汚染の状況を確認する試験) |
13 | 4月7日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物4階に設置している空気冷却機について、点検エリアの調整が困難であることから2022年度に予定していた点検が実施できないことを確認した。 使用予定がないことを確認し、当該空気冷却機の点検を2023年度に変更する。 |
14 | 4月7日 | 共通 | - | 洗濯・乾燥後の装備の汚染検査作業において、ランドリーモニタのバックグラウンドの異常を知らせる警報が発報した。調査したところ、バックグラウンド値の設定が初期化されていることを確認した。 当該モニタを使用禁止とし、バックグラウンド値を再設定する。 |
15 | 4月7日 | 共通 | - | 2号機固体廃棄物処理系の一部ポンプについて、2022年度内での運転見込がなく、2022年度に計画していた点検(運転状態確認)ができないことを確認した。 当該ポンプが運転可能な2023年度以降の時期に計画を見直す。 |
16 | 4月11日 | 共通 | - | 積算線量計の点検において、指示値を表示しないものがあることを確認した。なお、当該線量計は予備であり、保安規定に定める規定台数は満足している。 当該線量計を識別し、使用禁止とする。 (積算線量計:特定の場所に設置し、放射線を一定の期間に受けた線量の積算量として測定する計測器) |
17 | 4月11日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、溶融物を追加投入するタイミングとなっても溶融物投入機が動かないことを確認した。調査したところ、廃棄体のデータを管理する計算機とシーケンサの通信不良を確認した。 当該計算機およびシーケンサを点検する。 (シーケンサ:予め定められたプログラムに従って制御を行う機器) |
18 | 4月14日 | 共通 | - | 純水装置室において、仮置き表示のない物品があることを確認した。 当該物品を撤去する。 |
19 | 4月14日 | 共通 | - | 純水装置室において、仮置き表示のない物品があることを確認した。 当該物品を撤去する。 |
20 | 4月14日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該流量計の校正または取替を実施する。 (ダストサンプラ:空気中の放射性物質濃度を測定するため、空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
21 | 4月14日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所において、フォークリフトが手洗シンクに接触し、損傷させたことを確認した。 当該シンクは使用していないため、撤去する。 |
22 | 4月14日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 鉄イオン注入装置の移設作業において、移設時に再使用を予定している物品にそのまま使えないものがあることを確認した。 当該物品の補修または追加購入を行う。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置) |
23 | 4月14日 | 共通 | - | 3号機所内ボイラーの巡視において、仮置きされている物品が不燃シートで覆われていないことを確認した。 当該物品を撤去する。 |
24 | 4月14日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 取水槽の巡視において、高圧炉心スプレイ補機海水設備の弁の開度計カバーが損傷していることを確認した。 当該カバーを取り替える。 (高圧炉心スプレイ補機海水設備:高圧炉心スプレイ設備の熱交換器へ海水を供給する設備) (高圧炉心スプレイ設備:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したとき等に緊急に炉心を冷却するための設備) |
25 | 4月14日 | 共通 | - | パトロール支援システムにおいて、パトロール支援端末に入力したデータがシステムへ送信されないことを確認した。 当該端末を補修する。 (パトロール支援システム:パトロールデータの入力・参照・印刷を行うシステム) |
26 | 4月14日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 屋外設備の巡視において、地下水排水ピットの海水ピット水位計の指示値が低いことを確認した。 当該水位計の取替を行う。 |
27 | 4月14日 | 共通 | - | 所内ボイラーの点検において、ドラム水位計の指示値が大きいことを確認した。 当該水位計を校正する。 |
28 | 4月14日 | 共通 | - | 取水槽の建物撤去作業に係る足場組立において、石綿を含有している塗膜がある場合、当社要求の手順では、塗膜を除去した後、外壁に足場固定用のボルト穴加工を行うところ、塗膜を除去せずにボルト穴加工をしていることを確認した。 当社が要求する手順の内容を再確認・水平展開し、作業方法を理解したうえで作業を再開する。 |
29 | 4月14日 | 共通 | - | 純水装置の巡視において、塩酸配管の継手部にわずかな塩酸のにじみがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 |
30 | 4月14日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水電解装置において、注入配管の弁シート部にわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取替える。 |