4月後半(5月22日公表)
不適合の管理状況(2023年4月後半審議分)
2023年4月16日~2023年4月30日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Dグレード 34件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 4月18日 | 1号機 | 廃止措置中 | 制御室建物の巡視において、バッテリーのケーブルボックス保護カバーが損傷していることを確認した。 当該ボックス保護カバーを補修する。 |
2 | 4月18日 | 共通 | - | チェックポイントの体表面モニタ退出時に、APD異常を確認した。 当該APDのバッテリーを取り替える。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
3 | 4月18日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別・管理する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) |
4 | 4月18日 | 共通 | - | サイトバンカ建物排気口モニタトリチウムサンプルラックの2月分の停止連絡に誤りがあり、放射性廃棄物管理月報のうちトリチウム放出放射能量が一部正しく反映できていないことを確認した。 装置停止連絡を再作成したうえで、放射性廃棄物管理月報を再作成する。 |
5 | 4月18日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物排気筒モニタ記録計において、日付および指示値の印字不良を確認した。 当該記録計の点検を行う。 |
6 | 4月18日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | トーラス水受入タンクの点検において、天板上に設置しているフィルタユニットに腐食があることを確認した。 当該フィルタユニットを取り替える。 (トーラス水受入タンク:トーラスに内包する水を点検時等に一時的に受け入れるタンク) (トーラス:非常用炉心冷却系で使用する水を貯蔵するドーナツ状の設備) |
7 | 4月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 放射化学分析室において、原子吸光光度計に所内圧縮空気を供給している弁のシート部からわずかな空気が漏えいしていることを確認した。 当該弁を点検する。 (原子吸光光度計:試料を高温中で原子化して、光を照射し、その吸収スペクトルを測定することで、試料中の元素を特定する装置) (所内圧縮空気:所内で使用する作業用の圧縮空気) |
8 | 4月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 代替塩素注入装置において、ケーブルプロテクタで覆っている仮設ホース上を工事用重機が通行したため、装置の異常を知らせる警報(吐出不良)が発報したことを確認した。 当該ケーブルプロテクターを補強する。 (代替塩素注入装置:海水電解装置移設中に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を注入する装置) (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
9 | 4月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 代替塩素注入装置において、注入ポンプ入口の継手部からわずかな水が漏えいしていることを確認した。なお、当該部の周りには堰を設置しており、漏えいしても堰の中でとどまることから周辺環境への影響はなかった。 当該継手を補修する。 |
10 | 4月21日 | 共通 | - | サイトバンカ建物において、ダストモニタサンプリング装置の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該サンプリング装置を点検する。 (ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器) |
11 | 4月21日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物処理設備において、溶融炉の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 廃棄体のデータを管理する計算機を点検する。 (雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融、固化処理する設備) |
12 | 4月21日 | 共通 | - | 所内ボイラーの点検において、制御空気連絡用空気作動弁の減圧弁からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
13 | 4月21日 | 共通 | - | 所内ボイラーの点検において、噴霧媒体遮断用空気作動弁の減圧弁からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 |
14 | 4月21日 | 共通 | - | サイトバンカ建物の巡視において、放射線管理員が保護眼鏡を着用していないことを確認した。 関係者に対し、保護眼鏡の着用を徹底するよう改めて指導を行う。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
15 | 4月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | トーラス水受入タンクの点検において、屋根マンホール開閉用のアームが固着していることを確認した。 当該アームが不要であることを確認し、撤去する。 |
16 | 4月21日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の自動制御装置点検において、AVR装置内の装置点検用端子が外れていることを確認した。 当該端子を取り替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (AVR装置:自動電圧調整装置) |
17 | 4月21日 | 共通 | - | サイトバンカ建物内の溶接作業において、雑動力配電盤のブレーカーが作動し、警報が発報したことを確認した。調査したところ、電源用ケーブルの誤結線を確認した。 当該警報の復帰およびケーブルの誤結線を修正する。 |
18 | 4月25日 | 共通 | - | 2号機ホット計器室に設置している核種分析装置用パソコンが故障していることを確認した。 当該パソコンを取り替える。 |
19 | 4月25日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物空調換気設備の停止作業において、送風機入口ダンパが動かないことを確認した。 当該ダンパを補修する。 (ダンパ:空調用ダクト等に設けられ、風量調節や遮断などを行う羽根状または板状の装置) |
20 | 4月25日 | 共通 | - | サイトバンカ建物1階の巡視において、仮置き表示のない物品が仮置きされていることを確認した。 当該物品を撤去する。 |
21 | 4月25日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 海水温度記録計において、日付および指示値の印字不良を確認した。 当該記録計の点検を行う。 |
22 | 4月25日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 代替塩素注入装置において、ポンプの異常を知らせる警報(吐出不良)が発報したことを確認した。 当該ポンプを補修する。 |
23 | 4月25日 | 共通 | - | 水ろ過装置の計器点検において、PAC貯槽液位計が動作しないことを確認した。 当該計器を取り替える。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (PAC:淡水中に含まれる浮遊物を沈殿させるための凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)) |
24 | 4月28日 | 共通 | - | 異物混入防止に係るチェックシートが2種類あり、誤使用が懸念されることを確認した。 異物混入防止に係るチェックシート等の改善を行う。 |
25 | 4月28日 | 共通 | - | 異物混入防止に係る手順書およびチェックシートが2種類あり、それらの記載内容に齟齬があることを確認した。 異物混入防止に係る手順書、チェックシート等の改善を行う。 |
26 | 4月28日 | 共通 | - | 炉心燃料管理を実施する担当課員が異物管理に係る教育の受講対象者になっていないことを確認した。 異物管理に関する教育の教育対象範囲の見直しを行う。 |
27 | 4月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 洗濯廃液処理設備において、ランドリ・ドレン乾燥機出口で粉体を受けるドラム缶の粉体高さレベルの警報が誤発報したことを確認した。 当該レベル計を点検する。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の排水を処理する設備) (ランドリ・ドレン乾燥機:洗濯排水を乾燥する機器) |
28 | 4月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(E号機)の点検において、ネット洗浄用スプレイノズルの先端が脱落しているものがあることを確認した。 当該スプレイノズルを取替える。 (除じん機:海水中のごみを除去するためのネットおよびネットを回転させる機器) |
29 | 4月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(F号機)の点検において、ネット洗浄用スプレイノズルの先端が脱落しているものがあることを確認した。 当該スプレイノズルを取替える。 |
30 | 4月28日 | 共通 | - | 事業所内の放射性廃棄物の輸送において、輸送作業にあたった放管員は、『放射線管理手順書』に基づき、ダストモニタの運転状況等を確認したうえで、汚染防止措置エリアを設定した。しかし汚染防止措置エリア設定直前にダストモニタが故障し、その故障停止の連絡がない状況で輸送作業を実施していたところ、当該事象発生を確認した。ダストモニタの運転状況が確認できない場合、汚染防止措置エリアを設定する前に、空気中の放射性物質濃度を測定し、検出限界値未満であることを確認する必要があることから、今回の事象では、輸送作業完了直後に空気中放射性物質濃度の測定を実施し、その結果が検出限界値未満であることを確認している。 汚染防止措置エリアの設定条件を見直し、当該内容について周知する。 |
31 | 4月28日 | 共通 | - | 純水装置の隔離作業において、塩酸配管の継手部からわずかな塩酸のにじみがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置) |
32 | 4月28日 | 共通 | - | 免震重要棟に設置しているホールボディーカウンターにおいて、測定結果が印字できないことを確認した。 当該プリンターを取り替える。 (ホールボディカウンター:体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線を測定する装置) |
33 | 4月28日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物空調換気設備の送風機および排風機の試運転において、排風機入口ダンパ2台のうち1台が全閉であったことを確認した。また、一時的に廃棄物処理建物の差圧が正圧となっていたことを確認した。 全閉となっていた排風機入口ダンパを全開する。 |
34 | 4月28日 | 共通 | - | チェックポイントにおいて、体表面モニタ内で汚水を確認した。 汚水をふき取る。 |