6月前半(7月7日公表)
不適合の管理状況(2023年6月前半審議分)
2023年6月1日~2023年6月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 | 1 | 6月9日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物大物搬入口において、内扉の気密パッキンの損傷を確認した。 当該パッキンを補修する。 |
Dグレード 28件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 6月2日 | 共通 | - | プラスチック固化粉体の放射能濃度測定業務において、試料分類の入力選択を誤り、分析結果に誤りが生じた。 当該試料を再分析する。また、作業手順書を改正する。 |
2 | 6月2日 | 共通 | - | 純水装置において、蒸気エゼクタおよび弁と配管の継手部からわずかな蒸気の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置) (蒸気エゼクタ:蒸気を利用し、真空脱気塔内の空気を吸込んで、真空に近づける装置) |
3 | 6月2日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉建物外気処理装置のフィルタ交換用架台に腐食を確認した。 当該架台を取り替える。 (外気処理装置:外気に含まれる塵埃等を捕集するフィルタが取り付けられている機器) |
4 | 6月2日 | 共通 | - | 作業被ばく実績確認において、被ばくを伴う作業ではないにもかかわらず、APDの被ばく線量が上がっていたことを確認した。 当該APDを使用禁止とする。当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
5 | 6月2日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の計器点検において、冷却水圧力計の誤差が精度外であることを確認した。 当該計器を校正する。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
6 | 6月6日 | 共通 | - | 純水装置の漏えい確認作業において、塩酸注入ポンプC号機を起動したところ、D号機の出口圧力計の指示が異常な動作をした。 配管の点検を行う。 |
7 | 6月6日 | 共通 | - | 純水装置の配管継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 |
8 | 6月6日 | 共通 | - | 純水装置イオン交換樹脂塔の配管継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (イオン交換樹脂塔:水に含まれる不純物を化学的に除去する装置) |
9 | 6月6日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉建物の床ドレンサンプポンプの分解点検において、羽根車固定ナットの廻り止めビス取付穴の劣化を確認した。 新たなビス取付穴を設ける。 (床ドレンサンプポンプ:建物内で発生した錆び等の不純物を多く含んだ水を移送するためのポンプ) |
10 | 6月6日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物への工事用ケーブル搬入作業において、搬入車両が原子炉補機冷却水設備熱交換器室の扉枠に接触し、扉枠が変形した。 当該扉枠を補修する。 (原子炉補機冷却設備:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器) |
11 | 6月9日 | 共通 | - | 免震重要棟廻りの掘削作業において、作業員が工事エリア外にあるケーブルピットの蓋の開閉を行った後、蓋の上に乗った際、ピット内に足が落ち右ひざ内側を打撲したことを確認した。 工事関係施設以外を作業対象にする場合、協力会社に工事担当課への相談の実施を徹底させる。また、協力会社において蓋の開閉方法の教育を行う。 |
12 | 6月9日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 屋外配管ダクトの床目皿から、地下水の湧き出しがあることを確認した。 当該目皿を閉止する。 |
13 | 6月9日 | 共通 | - | 水ろ過装置の塗装修理作業において、除だく槽の下地処理を実施したところ、腐食による穴あきを確認した。 当該箇所を補修する。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (除だく槽:渓流水に含まれる濁度成分を凝集沈殿させる装置) |
14 | 6月9日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン建物大物搬入口扉のエマーゼンスイッチの故障を確認した。 当該スイッチを取り替える。 (エマーゼンスイッチ:通常の開動作で働く停止スイッチより上部に設けられた非常用停止スイッチ) |
15 | 6月9日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | ドライウェル下部冷却機用送風機の軸受温度の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該温度検出器および記録計を点検する。 (ドライウェル:圧力抑制室とともに格納容器を構成する設備) |
16 | 6月9日 | 1号機 | 廃止措置中 | 燃料プール冷却設備の計器点検において、フィルタ入口導電率計の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力計を校正する。 (燃料プール冷却設備:燃料プールに移された使用済燃料から発生する熱の除去およびプール水の浄化を行う設備) |
17 | 6月9日 | 1号機 | 廃止措置中 | 燃料プール冷却設備の計器点検において、フィルタ出口導電率計の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力計を校正する。 |
18 | 6月9日 | 共通 | - | モルタル固化設備において、モルタル充填を行った4体の廃棄体のうち1体が廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
19 | 6月9日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物2階から1階への吊降ろし準備作業において、誤ってチェーンブロックを落下させた。なお、床面および周辺設備に損傷は確認されなかった。 落下したチェーンブロックを回収する。 |
20 | 6月13日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の計器点検において、機関入口冷却水圧力スイッチ(PS218-102)の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力スイッチを校正する。 |
21 | 6月13日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電設備の計器点検において、機関入口冷却水圧力スイッチ(PS218-101)の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力スイッチを校正する。 |
22 | 6月13日 | 共通 | - | シンチレーション式サーベイメーターの使用前点検において、当該サーベイメーターが故障していることを確認した。 当該サーベイメーターを識別し、使用禁止とする。 (シンチレーション式サーベイメーター:放射線測定機器の一種であり、放射線と反応して微弱な光を発する物質(シンチレーター)を利用して、放射線のエネルギーや線量の測定を行う機器) |
23 | 6月13日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物地下2階において、サンプタンク室内の目皿および周辺に汚染があることを確認した。 汚染箇所を除染する。 (サンプタンク:配管・機器の水抜きで発生した水などを一時的に受け入れるタンク) |
24 | 6月13日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 取水槽ヤードに設置しているクレーンの点検において、横行装置車輪止めのゴム部に亀裂があることを確認した。 当該ゴム部を取り替える。 |
25 | 6月13日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所A棟に設置しているエアコンが地絡により停止していることを確認した。 当該エアコンを点検する。 |
26 | 6月13日 | 共通 | - | 2号機取水槽ゲート他除却工事において、作業表示が掲示されていないことを確認した。 当該表示を掲示する。 |
27 | 6月13日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン補機海水ポンプの点検において、コラムパイプのライニングにピンホールおよび部分剥離があることを確認した。 当該部品を補修する。 (タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) (コラムパイプ:ポンプ羽根車からの水を系統へ送る流路の管) |
28 | 6月13日 | 共通 | - | 物品のサーベイ作業において、GM計数管式サーベイメータを床に置いたところ、GM計数管が破損した。 当該GM計数管を取り替える。 (GM計数管:サーベイメーターの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |