8月前半(9月7日公表)
不適合の管理状況(2023年8月前半審議分)
2023年8月1日~2023年8月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 3件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、過給機のカバーを締め付けようとしたところ、ケース側植え込みボルトが折損した。 当該ボルトを取り替える。 (非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
2 | 8月4日 | 共通 | - | 2号機ディーゼル発電機電気室の巡視において、仮置き物品が安全系ケーブルトレイのサポートに固縛されていることを確認した。 当該物品を機器、配管および安全系でないサポートに固縛する。 |
3 | 8月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物天井クレーンの点検において、走行確認を行ったところ、新設された電線収納ボックスと接触し、変形させた。 当該収納ボックスをクレーンの走行範囲に干渉しない場所に移設する。 |
Dグレード 41件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月1日 | 共通 | - | 3号機サービス建物地下1階の巡視において、可燃物が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。 当該可燃物を隙間なく覆う。 (サービス建物:洗濯設備やチェックポイントを設置している建物) |
2 | 8月1日 | 共通 | - | 低レベル放射性廃棄物を検査する装置の点検において、点検用解析データ取得時のモード設定が誤っていることを確認した。 正しいモード設定で再測定する。 |
3 | 8月1日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物1階の水密扉の点検において、扉と枠を締め付ける装置の手動操作用接続軸が空回りすることを確認した。 当該接続軸を取り替える。 |
4 | 8月1日 | 共通 | - | 大型ホース展張車の点検において、艤装部のエンジン用燃料タンク廻りのホースが損傷し、わずかな軽油の漏えいがあることを確認した。 当該ホースを取り替える。 |
5 | 8月1日 | 共通 | - | 2号機取水槽廻りの掘削作業において、支障となるケーブルを切断したところ、当該ケーブルが通電状態であった。 当該ケーブルの通電を停止し、不使用回路であることを識別する。 |
6 | 8月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | クレーンの点検において、原子炉建物大物搬入口吊上用クレーンの輪止めが損傷していることを確認した。 当該クレーンの輪止めを取り替える。 |
7 | 8月1日 | 共通 | - | 大型送水ポンプ車の工場返送点検において、水中ポンプのメカニカルシールの不良を確認した。 当該ポンプのメカニカルシールを取り替える。 |
8 | 8月1日 | 共通 | - | 免震重要棟の火災報知設備の点検において、自動火災報知設備受信機が正常に動作しないことを確認した。 当該受信機の部品又は受信機の取替を行う。 (免震重要棟:事故発生時に使用を計画している免震構造の建物) |
9 | 8月4日 | 共通 | - | 高圧発電機車の点検において、燃料タンク固縛用金具が腐食していることを確認した。 当該金具を取り替える。 |
10 | 8月4日 | 共通 | - | 移動式代替熱交換設備点検において、車輪がロックして走行できないことを確認した。 当該車両を補修する。 (移動式代替熱交換設備:海水ポンプが使用不能(原子炉冷却機能喪失)となった場合において、代替手段として原子炉の熱を海に逃がす設備) |
11 | 8月4日 | 共通 | - | 1号機原子炉建物のサーベイ作業において、電離箱式サーベイメーターの内部から異音がすることを確認した。 当該線量計を識別し、使用禁止とする。 (電離箱式サーベイメーター:放射線測定機器の一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
12 | 8月4日 | 共通 | - | モルタル固化設備の固化材用クレーンにおいて、フックの外れ止金具のバネが破損していることを確認した。 当該金具を取り替える。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) |
13 | 8月4日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物地下2階の巡視において、仮設足場の振れ止めが原子炉補機冷却水設備の配管サポートに接近して設置されていることを確認した。なお、原子炉補機冷却水設備の配管サポートに直接荷重は掛かっていない。 当該振れ止めは、仮設足場設置途中の振れ止めとして設置していたものであるため、直ちに撤去する。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する設備) |
14 | 8月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 液体廃棄物処理設備の計器点検において、床ドレンタンクのpH計の誤差が精度外であることを確認した。 当該pH計を校正する。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (床ドレンタンク:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水を貯蔵するタンク) (pH計:酸性、アルカリ性の度合を示す計器) |
15 | 8月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 電源装置の定期事業者検査において、非常用ディーゼル発電機設備の機関冷却水圧力スイッチの動作値が許容範囲を超えていることを確認した。 当該圧力スイッチを校正し、検査を再開する。 |
16 | 8月4日 | 共通 | - | 移動式ホールボディーカウンターの点検において、受電用外部トランスの端子箱内で地絡していることを確認した。 当該端子箱を補修する。 (ホールボディカウンター:体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線を測定する装置) |
17 | 8月4日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 取水槽に設置しているクレーンにおいて、建物との干渉を回避するリミットスイッチのレバーおよび取付金具が変形していることを確認した。 当該リミットスイッチおよび取付金具を取り替える。 (取水槽:冷却用の海水を取水するための設備) |
18 | 8月4日 | 共通 | - | 使用前事業者検査において、記録確認検査を行っていたところ、準備していた検査記録に一部不足があったため、一時検査を中断した。 記録追加に伴う評価内容を取り込んで、検査要領書を改正して検査を再開する。 |
19 | 8月8日 | 1号機 | 廃止措置中 | 取水槽に設置しているクレーンの点検において、走行用減速機のエアブリーザーと配管の接続部が腐食していることを確認した。 当該接続部を補修する。 (エアブリーザー:機器の潤滑油溜めの内圧を保ちながら、外部の塵を除去する機器) |
20 | 8月8日 | 共通 | - | 2号機タービン建物1階の巡視において、可燃物の仮置き物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。 当該仮置き物品を片付ける。 |
21 | 8月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物地下2階の巡視において、ランドリドレンタンクの出口配管からわずかな水の滴下を確認した。 当該配管を補修する。 (ランドリドレンタンク:非放射性ドレンを受け入れるタンク) |
22 | 8月15日 | 共通 | - | 運転中の溶融設備において、溶融炉内への溶湯の付着によりキャニスタ温度が低下していることを確認した。 溶融炉内に付着した溶湯を除去する。 |
23 | 8月15日 | 共通 | - | モルタル固化設備において、モルタル充填を行った8体の廃棄体のうち4体が廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
24 | 8月15日 | 共通 | - | 所内ボイラーにおいて、給水サンプリング弁のシート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
25 | 8月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物2階の原子炉格納容器搬入口への立ち入り時、管理区域境界区分フェンス扉部の施錠金具を操作したところ、金具が破損した。 当該施錠金具を補修する。 (原子炉格納容器:原子炉の炉心が収納された容器やポンプ等の重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器。冷却材喪失時などに原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める設備) |
26 | 8月15日 | 共通 | - | 所内ボイラー用空気除湿器の点検において、除湿器出口温度が基準値から外れていることを確認した。 当該除湿器を補修する。 |
27 | 8月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 代替塩素注入装置において、ケーブルプロテクタで覆っている仮設ホース上に作業車両が駐車したため、吐出圧力の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 ケーブルプロテクタの補強完了まで当該プロテクタ上を通行および駐車しないよう周知する。 (代替塩素注入装置:海水電解装置移設中に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を注入する装置) (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
28 | 8月15日 | 共通 | - | 免震重要棟の火災報知設備の点検において、火災感知器1個が動作しないことを確認した。 当該感知器を取り替える。 |
29 | 8月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | B-原子炉給水ポンプ駆動用蒸気タービンの計器点検において、軸受排油温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を校正する。 (原子炉給水ポンプ:原子炉へ水を送るポンプ) |
30 | 8月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | A-原子炉給水ポンプ駆動用蒸気タービンの計器点検において、軸受排油温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を校正する。 |
31 | 8月15日 | 共通 | - | モルタル固化設備において、モルタル充填を行った8体の廃棄体のうち1体が廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 |
32 | 8月15日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、被服脱衣エリアで汚物を確認した。 汚物を撤去し、床面を清掃する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) |
33 | 8月15日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、体表面モニタで汚染検査後に退域したところ、出口マットが退域者を感知しないことを確認した。 当該マット部を取り替える。 (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
34 | 8月15日 | 共通 | - | 免震重要棟周辺の掘削作業において、バックホウでハンドホール躯体廻りを掘削していたところ、躯体の一部を損傷したことを確認した。 当該損傷個所を補修する。 |
35 | 8月15日 | 共通 | - | 1号機原子炉建物大物搬入口において、放管員が放射性物品指定を受けた物品の確認を行ったところ、放射性物品管理票が取り外されていることを確認した。 当該物品に放射性物品管理票を取り付ける。 |
36 | 8月15日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物1階の巡視において、廃棄物の集積場所で指定のポリ袋を使用せず、口が固縛されていない状態の廃棄物を確認した。 当該廃棄物を指定のポリ袋に入れ、適切に廃棄する。 |
37 | 8月15日 | 共通 | - | 純水装置の巡視において、中間ポンプ出口配管の継手部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部を補修する。 (純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置) |
38 | 8月15日 | 共通 | - | 所内ボイラーの排ガス分析装置盤の換気扇が故障していることを確認した。 当該換気扇を取り替える。 |
39 | 8月15日 | 1号機 | 廃止措置中 | 処理水タンク室の巡視において、APD携帯チェック装置にAPDをかざしても反応しないことを確認した。 当該装置を点検する。 |
40 | 8月15日 | 共通 | - | 中型ホース展張車の点検において、ホース回収用駆動装置からわずかな作動油の漏えいがあることを確認した。 当該駆動装置を補修する。 |
41 | 8月15日 | 共通 | - | 屋外機器および配管の点検において、空調換気設備のダクト、所内ボイラーの配管・サポートなどに腐食があることを確認した。 当該部を補修する。 |