9月後半(10月20日公表)
不適合の管理状況(2023年9月後半審議分)
2023年9月16日~2023年9月30日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 1件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 燃料取替機の電動機点検において、走行用およびホイスト巻き上げ用電動機の軸の芯振れが判定基準値を超えていた。なお、当該判定基準値は、軸長によらず一律に設定していたものであり、電動機の性能に支障はない。 軸の芯振れの判定基準を、軸長に応じたものに見直す。 |
Dグレード 37件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 9月19日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物2階の巡視において、仮置き表示のない物品を確認した。 当該物品を撤去する。 |
2 | 9月19日 | 共通 | - | 2号機タービン建物内での物品のサーベイ作業において、GM計数管式サーベイメーターで足場材を測定していたところ、GM計数管のケーブルが作業員の脚に引っ掛かり断線した。 当該サーベイメーターのケーブルを取り替える。 (GM計数管:サーベイメーターの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
3 | 9月19日 | 共通 | - | 溶融設備で製作した溶融体1体をドラム缶に収納したところ、溶融体が傾いていることを確認した。溶融体の金属層とスラグ層の境目にて亀裂が生じ傾いていることが推察され、溶融体詰替装置で詰替えができないことから、搬出できない溶融体とした。 当該溶融体を識別し,管理する。 (溶融設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶かし減容する設備) (溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物) |
4 | 9月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、前置活性炭フィルタ出口側ヒータ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 (非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備) |
5 | 9月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、後置加熱コイル温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
6 | 9月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、後置活性炭フィルタ出口側ヒータ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
7 | 9月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物西側配管ダクト内のドレンサンプ近傍の壁からわずかな水の流入があり、当該ドレンサンプ水位高の警報が発報した。 当該ダクトの水の流入箇所を補修する。 |
8 | 9月19日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物1階の巡視において、運転中の計装用空気圧縮機のVベルトから異音が発生していることを確認した。 当該Vベルトの張り調整を行う。 (計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器) |
9 | 9月19日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン建物の巡視において、配電盤電流計の切り替えスイッチが固く、操作できないことを確認した。 当該スイッチを取り替える。 |
10 | 9月19日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物地下2階での溶接作業において、火災感知器が発報した。 作業中、作業エリア近傍の火災感知器については、溶接作業の影響がないように処置(感知器キャップの取付、養生シートの設置)を実施していたが、発報した火災感知器は作業エリアから約5m離れた位置であったため、処置を実施していなかった。 養生シートについて、溶接ヒュームが拡散しないように天井面まで隙間なく設置するように見直す。 (溶接ヒューム:溶接作業時にアークの熱によって溶けた金属が蒸気となり、空気中で固体の細かい粒子となったもので、煙のように見えるものです) |
11 | 9月19日 | 共通 | - | 運転中の所内ボイラーにおいて、バーナーの異常を知らせる警報が発報した。 当該バーナーを取り替える。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
12 | 9月22日 | 共通 | - | 運転中の雑固体焼却設備において、雑固体投入装置の異常を知らせる警報が発報した。調査したところ、投入ダンパ動作の不良を確認した。 当該ダンパを補修する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (雑固体投入装置:袋詰めされた雑固体を焼却炉に投入する装置) (投入ダンパ:焼却炉への雑固体投入時に投入口を開閉する機器) |
13 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、前置活性炭フィルタ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
14 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、前置活性炭フィルタ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
15 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、後置活性炭フィルタ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
16 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備の計器点検において、後置活性炭フィルタ温度スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該温度スイッチを校正する。 |
17 | 9月22日 | 共通 | - | サイトバンカ建物配電盤の迂回作業において、プール水循環ポンプのブレーカーのケーブル取付ネジのネジの頭の溝がつぶれており、取り外しができなかった。 当該ネジを取り替える。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管する設備を設置している建物) |
18 | 9月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(B号機)の点検において、動力伝達用歯車のピンを抜いたところ、ピンと取付用ブッシュが固着して一緒に外れた。 当該ピンとブッシュを取り替える。 (除じん機:海水中のごみを除去するためのネットおよびネットを回転させる機器) |
19 | 9月26日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉建物3階に設置している自動火災報知設備感知器が結露により発報・復帰を繰り返した。 当該感知器を取り替える。 |
20 | 9月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 中央制御室において、電灯配電盤の異常を知らせる警報が発報し、調査したところ照明器具内部の配線誤りにより、地絡が発生した。 当該照明器具を取り替える。 |
21 | 9月26日 | 共通 | - | 発電所で所有する小型船舶の点検において、前進・後退切り替えレバーが操作できないことを確認した。また、前照灯が点灯しないことを確認した。 当該切り替えレバーを点検する。また、前照灯を取り替える。 |
22 | 9月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン補機海水ポンプの分解点検において、ポンプ軸受のゴム部に劣化があることを確認した。 当該軸受を取り替える。 (タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) |
23 | 9月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン補機海水ポンプの分解点検において、グランドスリーブに腐食があることを確認した。 当該スリーブを取り替える。 |
24 | 9月26日 | 1号機 | 廃止措置中 | 中央制御室の盤面監視において、Ⅱ系統原子炉補機海水ポンプの出口圧力が上昇していることを確認した。 当該系統を点検する。 (原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) |
25 | 9月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 屋外開閉所の碍子水洗において、洗浄配管の継手部近傍から洗浄水の漏えいを確認した。 当該配管を補修する。 |
26 | 9月26日 | 共通 | - | ハンディスケーラの点検において、入力感度精度が許容範囲を外れていることを確認した。 当該スケーラの入力感度を調整する。 (ハンディスケーラ:GM計数管から出力されるパルス信号の数を計測する機器) |
27 | 9月26日 | 1号機 | 廃止措置中 | タービン補機冷却水設備の計器点検において、タービン補機冷却水ヘッドタンク水位計の誤差が精度外であることを確認した。 当該水位計を校正する。 (タービン補機冷却水設備:主にタービン関係のポンプ、電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (ヘッドタンク:冷却水系統内の水の保有量を一定にするタンク) |
28 | 9月26日 | 共通 | - | 輪谷湾内へ取り付ける灯浮標の使用前点検において、赤色灯浮標が点灯しないことを確認した。 当該灯浮標の電気部品一式を取り替える。 (灯浮標:船に暗礁や浅瀬のある所を示したり、決められた安全なコースに導くため、海に浮かべる標識) |
29 | 9月26日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、計装用空気圧力スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力スイッチを校正する。 |
30 | 9月29日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った8体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
31 | 9月29日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物地下1階において、北西エリアの目皿から水が広がっていることを確認した。 当該目皿の排水配管を清掃する。 |
32 | 9月29日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(A号機)の点検において、フレーム用シールゴムの変形および摩耗を確認した。 当該シールゴムを取り替える。 |
33 | 9月29日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(B号機)の点検において、フレーム用シールゴムの変形および摩耗を確認した。 当該シールゴムを取り替える。 |
34 | 9月29日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(A号機)の点検において、駆動部の軸とスリーブのはめあいの締め代がないことを確認した。 当該スリーブを取り替える。 |
35 | 9月29日 | 共通 | - | モニタリングポストからSPDS伝送サーバ間の無線によるデータ伝送が時間内にできなかったことを確認した。 原因調査を実施し、補修する。 (SPDS[緊急時原子力発電所情報伝送システム]:原子力発電所からプラント状態等の各種運転監視パラメータを原子力規制庁等に伝送するシステム) |
36 | 9月29日 | 共通 | - | 気象観測装置の点検において、ドップラーソーダーのアンテナ部ドライバー12個のうち2個の抵抗値が基準値を超えていることを確認した。 当該ドライバーを取り替える。 (ドップラーソーダ:送受波機から音波を発射し、 送信波と受信した散乱波の周波数のずれを検出することにより上空の風向、風速を測定する装置) (ドライバー:風向、風速測定のための音波を発するスピーカー) |
37 | 9月29日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、給水ポンプ出口圧力スイッチの誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力スイッチを校正する。 |