10月後半(11月20日公表)
不適合の管理状況(2023年10月後半審議分)
2023年10月16日~2023年10月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Dグレード 26件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 10月17日 | 共通 | - | 低レベル放射性廃棄物検査装置の点検において、制御盤内のランプ用プログラムと基板のドライバとの通信不良により、データ処理盤のランプテストで警報ランプが点灯しないことを確認した。 制御盤の再起動を行う。 |
2 | 10月17日 | 共通 | - | サイトバンカ建物内でのサーベイ作業において、GM計数管式サーベイメーターの測定値指示部の動作不良を確認した。 当該サーベイメーターの指示部を取り替える。 (GM計数管:サーベイメーターの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
3 | 10月17日 | 共通 | - | モルタル充填を行ったドラム缶の搬出操作において、運転員が要領書で定める養生経過時間を確認しないまま搬出操作を開始した。なお、現場にいた作業員の指摘により搬出は行われなかったため、搬出対象外廃棄体は発生していない。 養生時間の経過を待って搬出する。 |
4 | 10月17日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 空調換気設備の計器点検において、常用電気室送風機出口温度調節計を取り外そうとしたところ、収納ケースの一部が破損した。 当該ケースを取り替える。 |
5 | 10月20日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、ドラム水位計の誤差が精度外であることを確認した。 当該水位計を校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
6 | 10月20日 | 共通 | - | 気象観測装置の点検において、湿度計とデータロガーの指示値に差があることを確認した。 湿度計を取り替える。 (データロガー:湿度計や気温計等、現場計器の測定データ(アナログ信号)をデジタル信号に変換する機器) |
7 | 10月20日 | 共通 | - | 中央制御室に設置している野外放射線モニタの操作表示器にダストサンプラの異常を知らせる表示が点灯し、当該サンプラが停止していることを確認した。確認したところ、当該サンプラのろ紙交換後にろ紙送り装置を起動していなかった。 当該ダストサンプラおよびろ紙送り装置を起動し、サンプラの運転状態に異常がないことを確認する。 (ダストサンプラ:空気中の放射性物質濃度を測定するため、空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
8 | 10月20日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、一次水循環ポンプ羽根車の浸透探傷検査を実施したところ、翼端部にわずかな指示模様があることを確認した。 当該羽根車を補修する。 (非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (浸透探傷検査:検査対象物に検査液(浸透液・現像液)を塗付し、表面の微細な傷などを検出する検査) |
9 | 10月20日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | ガスタービン発電機の計器点検において、軽油タンク温度スイッチの接点動作不良を確認した。 当該温度スイッチを取り替える。 (ガスタービン発電機:原子炉や燃料プールの冷却等に必要な電源を確保するため、外部電源や非常用ディーゼル発電機が使用できない場合の対策として、耐震性を備え、発電所高台に設置したガスタ―ビンによる発電設備) |
10 | 10月20日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 開閉所の巡視において、碍子水洗ポンプのグランドリーク水排水配管に詰まりがあることを確認した。 当該配管の詰まりを清掃する。 |
11 | 10月20日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 空調換気設備の計器点検において、タービン建物外気処理装置出口ドレン温度検出器の端子台の蓋が固着し、解放できないことを確認した。 当該温度検出器(一式)を取り替える。 (外気処理装置:外気に含まれる塵埃等を捕集するフィルタが取り付けられている機器) |
12 | 10月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 硫酸貯蔵タンク水位計の目盛板が薄くなり、一部が読み取りにくいことを確認した。 当該水位計の目盛板を取り替える。 |
13 | 10月24日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 代替塩素注入装置ポンプのオイルドレンから潤滑油が漏えいしていることを確認した。 当該ポンプを取り替える。 (代替塩素注入装置:海水電解装置移設中に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を注入する装置) (海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置) |
14 | 10月24日 | 共通 | - | 所内ボイラーの空気作動弁点検において、節炭器給水入口遮断弁用減圧弁の圧力調整ハンドル部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 (節炭器:ボイラーの燃焼ガスを利用し、給水を加熱する装置) |
15 | 10月24日 | 共通 | - | 所内ボイラーの空気作動弁点検において、噴霧蒸気遮断弁用減圧弁の圧力調整ハンドル部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 |
16 | 10月24日 | 共通 | - | 所内ボイラーの空気作動弁点検において、ドラム空気抜き弁用減圧弁の圧力調整ハンドル部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 |
17 | 10月24日 | 共通 | - | 所内ボイラーの空気作動弁点検において、噴霧空気遮断弁用減圧弁の圧力調整ハンドル部からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 |
18 | 10月24日 | 1号機 | 廃止措置中 | 廃液中和タンクのpH計の点検において、発信器指示値および記録計指示値の誤差が精度外であることを確認した。 当該pH計を校正する。 (pH:酸性、アルカリ性の度合いを示す単位) |
19 | 10月27日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 動力盤しゃ断器の計器点検において、温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を取り替える。 |
20 | 10月27日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物の防火扉の点検において、自動で閉まりにくい防火扉があることを確認した。 当該防火扉のドアクローザーを取替える。 |
21 | 10月27日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉建物5階の天井クレーンの点検において、電源操作箱内のケーブルが断線していることを確認した。 当該ケーブルを補修する。 |
22 | 10月27日 | 共通 | - | 2号機代替塩素注入装置の近傍での薬品補充作業において、全身シャワーを携行していなかった。 薬品取扱い作業の都度、シャワー設備を作業場所まで持運び、薬品洗浄設備へ取付け後に作業を開始する運用とする。 |
23 | 10月27日 | 共通 | - | 1号機排気筒周辺のフェンスの設置作業において、ハンドホールの蓋を開放し、落下防止区画を設定しないまま作業を行っていることを確認した。 当該作業場所に落下防止区画を設定する。 |
24 | 10月27日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った6体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
25 | 10月27日 | 共通 | - | 3号機重油受入配管ダクトの漏油検出器点検のため現地を確認したところ、別作業により当該検出器が取り外されていた。 当該検出器を隔離し、作業終了後復旧する。 |
26 | 10月27日 | 共通 | - | 2号機洗濯廃液処理設備の点検において、ランドリ・ドレン濃縮器加熱器の水洗作業後に洗浄用ホースを取り外したところ、洗浄用水元弁が全閉になっておらず周囲に飛散した。なお、飛散した水の拭き取りを行い、床面の汚染がないことを確認した。 当該元弁を閉止し、飛散した水を拭き取る。 (洗濯廃液処理設備:洗濯後の排水を処理する設備) (ランドリ・ドレン濃縮器:洗濯排水を濃縮処理する機器) |