12月後半(1月22日公表)
不適合の管理状況(2023年12月後半審議分)
2023年12月16日~2023年12月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 3件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物1階の補助盤室の巡視において、補助盤室内天井面から床面への凝縮水の滴下を確認した。調査したところ、階上にある中央制御室空気調和装置からの凝縮水の漏洩であることを確認した。 当該装置内の止水処理(防水塗装)を行う。また、中央制御室空気調和装置の凝縮水の漏洩対策を行う。 |
2 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 復水器の点検において、復水器水室内面ゴムライニングの劣化を確認した。 当該箇所のライニングを補修する。 (復水器:主タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し凝縮させ、水に戻す機器) |
3 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 復水器の点検において、復水器水室冷却管閉止栓ゴム部の劣化を確認した。 当該閉止栓を取り替える。 |
Dグレード 38件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 12月19日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、排ガス分析計の誤差が精度外であることを確認した。 当該分析計を校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (排ガス分析計:ボイラーから排出される燃焼ガス中の硫黄酸化物、窒素酸化物の濃度を測定する計器) |
2 | 12月19日 | 共通 | - | 運転中の溶融設備において、溶融体上に耐火物が確認されたため、搬出できない廃棄体が発生したことを確認した。 当該廃棄体を識別し,管理する。 (溶融設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶かし減容する設備) (溶融体:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融設備で溶融した物) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
3 | 12月19日 | 共通 | - | 緊急時対策所自動火災報知設備の点検実績を資機材システムに反映する際、点検計画上の台数と点検実績台数に差異あることを確認した。(差分は至近で増設された自動火災報知設備で、一時的にシステム上齟齬が生じたもの) 次回点検時に増設分を含めて点検を行う。 |
4 | 12月19日 | 共通 | - | 放射能濃度の算出において、検出下限値算出式に誤りがあることを確認した。測定試料の計算式に誤りはなかった。 検出下限値について、算出式の修正および記録を訂正する。 |
5 | 12月19日 | 3号機 | 建設中 | 屋外消火栓の点検において、消火栓弁からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該消火栓弁を取り替える。 |
6 | 12月19日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントに設置している小物汚染検査装置の物品搬出記録において、約11日間データが喪失していることを確認した。なお、当該装置による搬出物品の汚染測定には問題ない。 データが喪失している期間を識別して記載し、搬出記録を作成する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (小物汚染検査装置:物品の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
7 | 12月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(C号機)の点検において、減速機の部品に固着を確認した。 当該減速機を点検する。 (除じん機:発電所で使用する冷却水(海水)のゴミ等を除去する機器) |
8 | 12月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 除じん機(D号機)の点検において、駆動部の止ねじの変形を確認した。 当該止ねじを点検する。 |
9 | 12月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 鉄イオン注入装置の点検において、撹拌機のモーターカバーが腐食していることを確認した。 当該カバーを補修する。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置) |
10 | 12月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 循環水ポンプ(C号機)の塗装工事において、ケーシングライナ内面が腐食していることを確認した。 当該ケーシングライナを補修する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻す復水器に海水を送るポンプ) (ケーシングライナ:耐食性素材にて処理されていない胴体の内側にはめ込むように成形されている裏打ち材) |
11 | 12月22日 | 1号機 | 廃止措置中 | 電灯盤の異常を知らせる警報が発報し、調査したところ照明の絶縁不良であることを確認した。 当該照明器具の切り離しを行う。 |
12 | 12月22日 | 1号機 | 廃止措置中 | 主換気系出口モニタサンプル装置のフィルタ交換作業において、サンプルポンプ入口圧力の値がフィルタ交換後も警報設定値に近い値で変化がないことを確認した。 当該サンプリング装置を点検する。 |
13 | 12月22日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、作業員が管理区域から退域しようとしたところ、被ばく管理システム「入域無しの退域」エラーが発生したことを確認した。 当該被ばく管理システムに入域実績を反映する。 |
14 | 12月22日 | 1号機 | 廃止措置中 | 廃棄物処理建物1階の巡視において、シャワードレンタンク出口配管からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該配管を補修する。 |
15 | 12月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 制御棒駆動機構の点検において、CRD交換装置の空気供給箱内の電磁弁からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該空気供給箱(1式)を取り替える。 |
16 | 12月22日 | 共通 | - | 所内ボイラーのドラム水張作業において、薬品注入ポンプのスイッチを操作したところハンドルが折損した。 当該ハンドルを取り替える。 |
17 | 12月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物地下1階の所内用圧縮空気配管の付け替え作業において、当該部の配管を切断したところ、内面が腐食していることを確認した。 当該配管の腐食部を取り替える。 |
18 | 12月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の回転計の点検において、ケーブル接続部のネジが固着していることを確認した。 当該ケーブル接続部の部品を取り替える。 (非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
19 | 12月22日 | 1号機 | 廃止措置中 | 計装用空気圧縮機の出口配管接続部フランジのパッキンが割れ、空気が漏えいしていることを確認した。 当該フランジのパッキンを取り替える。 (計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器) |
20 | 12月22日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 取水槽の計器点検において、水位計の誤差が精度外であることを確認した。 当該水位計を校正する。 |
21 | 12月26日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所において、エアコンが故障していることを確認した。 当該エアコンを補修する。 |
22 | 12月26日 | 共通 | - | 2号機取水槽東側エリアで定着鉄筋挿入用の孔を削孔作業をしていたところ、トレンチ内のケーブルを損傷させた。 当該ケーブルの損傷箇所を補修する。 |
23 | 12月26日 | 共通 | - | APD(2台)の年次点検において、読取線量当量値(β線)の誤差が精度外であることを確認した。 当該APDを校正する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
24 | 12月26日 | 共通 | - | APD(12台)の年次点検において、読取線量当量値(γ線)の誤差が精度外であることを確認した。 当該APDを校正する。 |
25 | 12月26日 | 共通 | - | APD(12台)の年次点検において、読取線量当量値(γ線)の誤差が精度外であることを確認した。 当該APDを使用禁止とする。 |
26 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備空気冷却器の点検において、伸縮継手に打痕があることを確認した。 当該伸縮継手を取り替える。 |
27 | 12月26日 | 共通 | - | APD(1台)の年次点検において、読取線量当量値(β線)の誤差が精度外であることを確認した。 当該APDを使用禁止とする。 |
28 | 12月26日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、排ガス分析計の誤差が精度外であることを確認した。 当該分析計を校正する。 |
29 | 12月26日 | 共通 | - | 水質測定作業で用いる、TOC計を操作しようとしたところ、エラーが発生し、測定不可となる事象を確認した。 当該TOC計を点検する。 (TOC(Total Organic Carbon)計:水中に含まれる有機炭素の濃度を測定する装置) |
30 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 循環水ポンプ(C号機)の点検工事において、ポンプ部品(インペラ他)が腐食していることを確認した。 当該ポンプ部品を補修する。 |
31 | 12月26日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った4体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) |
32 | 12月26日 | 共通 | - | ホット計器室に設置している核種分析装置用パソコンが故障していることを確認した。 当該パソコンを取り替える。 (ホット計器室:管理区域内にある計器室) |
33 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 制御棒駆動水圧ユニット点検作業において、点検後にシート漏えい試験を実施したところ、8台からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を点検する。 |
34 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物2階の電源内蔵型照明のバッテリー取替作業において、点灯確認を実施したところ、点灯しない照明器具があることを確認した。 当該照明器具の制御回路部を取り外し原因調査する。必要により当該照明器具を取り替える。 |
35 | 12月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 主変圧器点検作業において、発錆を確認した。また、端子箱内の保護継電器に発錆を確認した。 発錆部の補修塗装を実施する。また、保護継電器については取替を実施する。 (主変圧器:発電機で発電した電気を送電線に接続するための設備) (保護継電器:電流や電圧の急激な変化から電気回路を保護するための装置) |
36 | 12月26日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物(放射線管理区域外)下部において、基礎強化のための掘削作業において、従事していた作業員にコンクリート塊が落下した。(2023年12月21日お知らせ済) 工事を一時中断し、原因を調査する。調査結果を踏まえて再発防止対策を実施する。 |
37 | 12月28日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 液体廃棄物処理系の復旧作業において、弁箱・弁蓋フランジ部からわずかな水が漏えいしていることを確認した。 当該弁を点検する。 |
38 | 12月28日 | 共通 | - | 2号機液体廃棄物処理系の復旧作業において、弁箱・弁蓋フランジ部からわずかな水の漏えいが確認されたため、水抜き作業を行ったところ、同漏えい部からの水の飛散により社員2名が被水した。(放射能汚染なし) 身体汚染の確認・拭き取りを実施する。 |