1月後半(2月20日公表)
不適合の管理状況(2024年1月後半審議分)
2024年1月16日~2024年1月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 5件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 1月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉補機冷却水設備の計器点検において、原子炉補機冷却水ポンプ出口圧力計の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力計を校正する。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する設備) (原子炉補機冷却水ポンプ:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する機器) |
2 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 可燃性ガス濃度制御設備の電動弁点検において、駆動部と弁棒を接続するナットに取替推奨値を超える摩耗があることを確認した。 当該ナットを取り替える。 (可燃性ガス濃度制御設備(FCS):原子炉冷却材喪失事故時に発生する可燃性ガス(水素および酸素)を制限値以下にする設備) |
3 | 1月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、ピストンの爪歯車固定用ピンが抜け出ていることを確認した。 当該爪歯車を補修する。 (非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
4 | 1月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、ピストンリングのメッキが剥離していることを確認した。 当該部品を取り替える。 |
5 | 1月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、クランクピン下側メタルの内面に膨れがあることを確認した。 当該部品を取り替える。 (メタル:すべり軸受の摺動部の金属) |
Dグレード 53件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 1月16日 | 共通 | - | ガスタービン発電機建物の自動火災報知設備の点検において、地区音響鳴動試験を行ったところ、鳴動しない箇所があることを確認した。 当該地区音響装置を取り替える。 (ガスタービン発電機建物:重大事故発生時に使用するガスタービン発電機を設置している建物) (地区音響鳴動試験:火災発生をベル鳴動により建物内の人々に周知する設備が正常に作動することを確認する試験) |
2 | 1月16日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物内の屋内消火栓点検において、火気養生等により消火栓表示灯の視認ができない箇所があることを確認した。 当該箇所の火気養生を手直しする。 |
3 | 1月16日 | 共通 | - | 2号機タービン建物および廃棄物処理建物の屋内消火栓点検において、現地消火栓の位置が消防設備図面と異なる箇所があることを確認した。 当該消防設備図面を修正する。 |
4 | 1月16日 | 3号機 | 建設中 | ガスタービン発電機建物のハロゲン化物消火設備の点検において、防火ダンパの温度ヒューズが切れていることを確認した。 当該温度ヒューズを取り替える。 |
5 | 1月16日 | 共通 | - | 1,2号機中央制御室前のコンセントカバーのビスが外れていることを確認した。 当該ビスを取り付ける。 |
6 | 1月16日 | 1号機 | 廃止措置中 | 非常用ディーゼル発電機送風機室の巡視において、天井から雨水の滴下があることを確認した。 当該部の止水処理および補修塗装を行う。 |
7 | 1月16日 | 1号機 | 廃止措置中 | 非常用ディーゼル発電機送風機室の巡視において、コンセントカバーが破損していることを確認した。 当該コンセントカバーを補修する。 |
8 | 1月16日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、排ガス分析計の誤差が精度外であることを確認した。 当該計器を校正する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (排ガス分析計:ボイラーから排出される燃焼ガス中の硫黄酸化物、窒素酸化物の濃度を測定する計器) |
9 | 1月16日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 復水輸送ポンプの点検において、軸受と軸受ケースカバーの間に隙間があることを確認した。 当該軸受を取り替える。 (復水輸送ポンプ:各系統の水張時等に復水を供給するためのポンプ) |
10 | 1月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン補機冷却水ポンプ用電動機の点検において、反カップリング側の軸表面およびスリンガー内面に傷があることを確認した。 当該スリンガーを取り替える。 (タービン補機冷却水ポンプ:主にタービン関係のポンプ、電動機等の機器へ冷却水を供給するポンプ) (スリンガー:電動機が回転する遠心力で空気の流れを作り、外部からのごみや油の侵入を防ぐ電動機の部品の一部) |
11 | 1月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉補機冷却水設備の計器点検において、原子炉補機冷却水ポンプ出口の現場圧力計の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力計を校正する。 |
12 | 1月19日 | 共通 | - | 排水中和用苛性ソーダタンクのドレン弁点検において、弁蓋の締め付けボルトが固着していることを確認した。 当該弁を取り替える。 (苛性ソーダ(水酸化ナトリウム(NaOH)):樹脂の再生、排液の中和などに使用される薬品) |
13 | 1月19日 | 共通 | - | サイトバンカ建物の巡視において、肩から掛けていたGM計数管式サーベイメーターが破損した。 当該サーベイメーターを使用禁止とする。 (GM計数管:サーベイメーターの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
14 | 1月19日 | 共通 | - | 3号機制御室建物1階の巡視において、可燃物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。 当該物品を不燃シートで隙間なく覆う。 |
15 | 1月19日 | 共通 | - | 作業被ばく実績の確認時、線量当量率が低いエリアでの作業にもかかわらず、APDの被ばく線量が上がっていたことを確認した。 当該APDを使用禁止とする。当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
16 | 1月19日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 排ガス除湿冷却器出口水素濃度計の点検において、ディスプレイが表示していないことを確認した。 当該計器を取り替える。 (排ガス除湿冷却器:主復水器からの排ガスを冷却することでガスに含まれる湿分を除去する機器) |
17 | 1月19日 | 共通 | - | 大量送水車の日常点検において、運転室内に雨漏りによる水溜りがあることを確認した。 当該部を補修する。 |
18 | 1月19日 | 共通 | - | 高圧発電機車の塗装修理に伴い、12月予定の点検を実施できなかったため、点検時期を1月9日に変更した。 当該車両の点検計画に実績を反映する。 |
19 | 1月19日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、体表面モニタ内で汚水を確認した。 汚水をふき取る。また、体表面モニタを点検する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
20 | 1月23日 | 共通 | - | 自治体モニタリングポスト(手結局)の点検において、局舎内のエアコンの不調を確認した。 当該エアコンを取り替える。 |
21 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ガス処理設備低レンジモニタサンプル装置のフィルタ交換作業において、サンプルポンプ入口圧力の値がフィルタ交換後も警報設定値に近い値で変化がないことを確認した。 当該サンプリング装置を点検する。 (非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備) |
22 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 制御棒駆動ポンプ入口逃し弁(A号機) の点検において、弁棒に腐食があることを確認した。 当該弁棒を取り替える。 (制御棒駆動ポンプ:原子炉内の制御棒を動かすためのポンプ) |
23 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 制御棒駆動ポンプ入口逃し弁(B号機) の点検において、弁棒に腐食があることを確認した。 当該弁棒を取り替える。 |
24 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 制御棒駆動設備窒素ガス封入用安全弁の点検において、弁棒に曲がりがあることを確認した。 当該弁棒を取り替える。 (制御棒駆動設備:原子炉内の制御棒を動かすための設備) |
25 | 1月23日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて,作業員から汚染区域で着用する靴下を着用したままチェックポイントの脱衣エリアまで来てしまった旨の連絡を受けた。 放射線管理員の指示に従い、当該靴下を脱衣して放射線管理区域から退域する。また、作業場所からチェックポイントまでの経路および使用した作業靴、靴下の汚染の有無を確認する。 (汚染区域:放射線管理区域内のうち放射能により汚染する可能性がある区域) |
26 | 1月23日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った4体の廃棄体のうち3体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
27 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 復水器の電気防食装置の点検において、電極のスリーブ部に傷があることを確認した。 当該電極を取り替える。 (復水器:主タービンを回し終えた後の蒸気を海水で冷却し凝縮させ、水に戻す機器) (電気防食装置:復水器内部が冷却水(海水)により腐食することを低減する装置) |
28 | 1月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 循環水ポンプの点検において、ベース面に腐食があることを確認した。 ベース面の腐食部を補修する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻す復水器に海水を送るポンプ) (ベース面:ポンプが据付られている面) |
29 | 1月23日 | 共通 | - | 2号機タービン建物1階でモヤを確認した。現場を確認したところ、テープ状のLEDライトに焦げ跡があることを確認した。(松江市消防本部による現場検証の結果、「火災ではない」と判断された。) 当該ライトを撤去する。 |
30 | 1月23日 | 共通 | - | 大量送水車の使用前事業者検査(施設)の検査成績書確認において、データ採取した記録の一部に測定値の記載がないことを確認した。 測定値を追記する。 |
31 | 1月26日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物3階(非管理区域)の空調換気用ダクトに仮置き物品が接触し、水密化施工の保護のために貼り付けていたアルミテープが剥がれていることを確認した。 当該箇所を補修する。 |
32 | 1月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン補機海水ポンプの点検において、ケーシングの腐食によりライニングのはく離を確認した。 当該ライニング部を補修する。 (タービン補機海水ポンプ:主タービン関係のポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) (ケーシング:ポンプの羽根車が収まるケース) (ライニング:腐食を防止するための表面処理) |
33 | 1月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 放射化学分析室に設置している化学実験台の弁のシート部からわずかな純水の漏えいを確認した。 当該弁を補修する。 |
34 | 1月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 高圧炉心スプレイ補機海水設備の点検において、海水ポンプ出口逆止弁廻りのドレン配管およびサポートが腐食していることを確認した。 当該配管を補修する。 (高圧炉心スプレイ補機海水設備:高圧炉心スプレイ設備の熱交換器へ海水を供給する設備) (高圧炉心スプレイ設備:原子炉内の冷却水が減少したり配管が破れて急速に冷却水が流失したとき等に緊急に炉心を冷却するための設備) |
35 | 1月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物3階(管理区域内)の空調換気用ダクトのフランジ継手からわずかな空気の漏えいがあることを確認した。 当該フランジ部のパッキンを取り替える。 |
36 | 1月26日 | 1号機 | 廃止措置中 | 処理水タンク室のAPD携帯チェック装置にAPDをかざしても反応しないことを確認した。 当該装置を点検する。 (処理水タンク:液体廃棄物を処理した水を一時的に貯蔵するタンク) (APD携帯チェック装置:飛び地管理区域に入退域するための装置) (飛び地管理区域:チェックポイントから離れた場所にある管理区域) |
37 | 1月26日 | 共通 | - | 2号機タービン建物1階の巡視において、電工ドラムの1月分点検はされていたが識別シールが1月点検の赤シールでないことを確認した。 当該電工ドラムの識別シールを1月のシールに張り替える。 (電工ドラム:電源コードを円筒状に巻いて収納できる延長コード) |
38 | 1月26日 | 共通 | - | 2号機タービン建物3階の巡視において、作業用液化アルゴンボンベのアルミ製堰が潰れていることを確認した。 当該堰を補修する。 |
39 | 1月26日 | 共通 | - | 純水装置の点検において、塩酸貯槽と配管の継手部のライニングの剥がれおよび塩酸貯槽受入弁の閉止フランジが腐食していることを確認した。 当該部のライニング補修および閉止フランジの取り替えを行う。 (純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置) |
40 | 1月26日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った9体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 |
41 | 1月26日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 鉄イオン注入装置の点検において、鉄イオン投入装置の滑車が腐食し、固着していることを確認した。 当該滑車を取り替える。 (鉄イオン注入装置:復水器内の冷却配管内面に金属酸化被膜を作って保護するための装置) |
42 | 1月26日 | 共通 | - | 純水装置塩酸貯槽入口弁の点検において、弁蓋締付け用ボルトが腐食し、固着していることを確認した。 当該部弁を取り替える。 |
43 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機設工認において、非常用ディーゼル発電機設備の表の注記に誤記があることをことを確認した。 当該箇所を修正する。 |
44 | 1月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の点検において、一次水循環ポンプの軸継手と軸のはめ合いが管理値を外れていることを確認した。 当該軸継手を取り替える。 |
45 | 1月30日 | 共通 | - | ダストサンプラの点検において、流量計の誤差が大きいことを確認した。 当該サンプラを使用禁止とする。 (ダストサンプラ:空気中の放射性物質濃度を測定するため、空気中の塵をろ紙上に集める装置) |
46 | 1月30日 | 共通 | - | 荷揚場クレーンの点検において、クレーン点検用ウェイトから昇降用梯子を取り外していたところ、2連梯子の連結ロックが外れ、上部梯子が下方へスライドし、下部梯子を支えていた作業員が、左手中指を挟み負傷した。 作業を中止し、関係個所に災害発生を連絡する。また、当該の梯子を使用禁止とする。 |
47 | 1月30日 | 共通 | - | 地震観測装置検出器取替後の確認作業において、二重化側のチャンネル25,26,27が欠測していることを確認した。 当該チャンネルの変換器を取り替える。 |
48 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物水密扉に係る使用前事業者検査(施設)の妥当性評価において、検査要領書に寸法の根拠が記載されていない箇所があることを確認した。 当該箇所を修正する。 |
49 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機原子炉補機冷却設備の配管支持構造物に係る使用前事業者検査(施設)の妥当性評価において、検査要領書に誤った表を添付している箇所があることを確認した。 当該箇所を修正する。 |
50 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機屋外配管ダクトに係る使用前事業者検査(施設)の妥当性評価において、検査要領書に検査対象部位が記載されていない箇所があることを確認した。 当該箇所を修正する。 |
51 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機消火タンクに係る使用前事業者検査(施設)の妥当性評価において、検査要領書に誤った検査対象名称及び寸法を記載している箇所があることを確認した。 当該箇所を修正する。 |
52 | 1月30日 | 共通 | - | 2号機原子炉補機冷却水設備に係る使用前事業者検査(施設)の妥当性評価において、検査要領書に誤った表を添付している箇所があることを確認した。 当該箇所を修正する。 |
53 | 1月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 所内変圧器の点検において、油温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を取り替える。 |