3月前半(4月8日公表)
不適合の管理状況(2024年3月前半審議分)
2024年3月1日~2024年3月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 4件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月5日 | 共通 | - | 1,2号機北側防波壁の施工に使用された鋼材が発注仕様と異なっている部分があることを確認した。 当該部分の強度評価を行い、現状の施工状態を承認し、図面の修正を行う。 |
2 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の燃料デイタンク液位スイッチの点検において、誤差が精度外であることを確認した。 当該液位スイッチを校正する。 (非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) (燃料デイタンク:屋外の燃料タンクの燃料を一時的に受けて、非常用ディーゼル機関に供給するタンク) |
3 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 燃料取替機の点検において、操作盤の電源を投入したところ、異常を知らせる警報が発報した。 不具合箇所を調査し、点検を行う。 |
4 | 3月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | ドライウェル空調換気設備の電動弁点検において、格納容器出口弁の調整作業中に、駆動部から異音が発生することを確認した。また、ギアリミットスイッチの動作不良を確認した。 当該弁駆動部を点検する。 (ドライウェル:圧力抑制室とともに格納容器を構成する設備) (ギアリミットスイッチ:電動弁駆動部の部品) |
Dグレード 88件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物地下1階の巡視において、作業中の作業員が保護メガネを着用していないことを確認した。 当該作業員に保護メガネを着用させる。 |
2 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物3階の巡視において、承認された仮置き申請の場所以外に仮置き物品を保管していることを確認した。 当該工事は完了しているため、当該物品を撤去する。 |
3 | 3月1日 | 共通 | - | 原子炉建物地下2階の巡視において、可燃性の仮置き物品が不燃シートで隙間なく覆われていないことを確認した。 当該物品の養生を直す。 |
4 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物2階の巡視作業において、制御盤内で作業中の作業員が金属製保護具を外していないことを確認した。 当該作業員に金属製保護具を外すよう指示する。 |
5 | 3月1日 | 共通 | - | 1号機制御室建物の巡視において、中央制御室前、ケーブル処理室他に仮置き表示のない金属線や可燃物が入ったポリ袋があることを確認した。 当該物品を撤去する。 |
6 | 3月1日 | 共通 | - | 1号機制御室建物の巡視において、ケーブル処理室に仮置き表示のない金属部品があることを確認した。 当該物品を撤去する。 |
7 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物およびタービン建物の巡視において、掲示通りに消火器が配備されていない箇所、有効期限の記載や検査タグがない消火器が配備されている箇所があることを確認した。 物品を撤去等整理し、消火器配備を適切化する。 |
8 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機タービン建物、廃棄物処理建物、制御室建物ほかの巡視において、可燃物品が不燃シートで養生されずに仮置きされている箇所があることを確認した。 当該物品の養生または撤去を行う。 |
9 | 3月1日 | 共通 | - | 制御室建物の巡視において、バッテリー室に難燃シートで覆われた可燃性廃棄物があることを確認した。 当該物品の不燃シートによる養生または撤去を行う。 |
10 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物の巡視において、非常用ディーゼル発電機用燃料デイタンク室、原子炉補機冷却設備熱交換器室他に可燃性物品が置かれていることを確認した。 当該物品の養生または撤去を行う。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉の運転に必要な各系統の機器(ポンプ、冷凍機、熱交換器等)へ冷却水を供給する設備) (熱交換器:ポンプ、電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器) |
11 | 3月1日 | 共通 | - | 緊急安全対策資機材の点検において、ベントフィルタ出口分析計車の車両点検のため発電所構外を移動中に車両後扉がバス停用ポールに接触した。 当該車両の後扉を補修する。 (ベントフィルタ出口分析計車:格納容器フィルタベント設備から放出されるガス内に含まれる水素を測定する装置を搭載した車両) |
12 | 3月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 液体廃棄物処理設備の計器点検において、床ドレンタンクのpH計の誤差が精度外であることを確認した。 当該pH計を校正する。 (液体廃棄物処理設備:発電所建物内で発生する廃液を処理する設備) (床ドレンタンク:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水を貯蔵するタンク) (pH計:酸性、アルカリ性の度合を示す計器) |
13 | 3月1日 | 共通 | - | 水ろ過装置の調節弁点検において、弁開度制御器の故障により除だく槽入口流量調節弁が正常に動作しないことを確認した。 当該制御器を取り替える。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (除だく槽:渓流水に含まれる濁度成分を凝集沈殿させる装置) |
14 | 3月1日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、体表面モニタ内で汚水を確認した。 汚水をふき取る。また、体表面モニタを点検する。 (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (体表面モニタ:体の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
15 | 3月1日 | 共通 | - | サイトバンカ建物空調換気設備の点検において、ダンパおよびダクトに腐食があることを確認した。 当該ダンパおよびダクトを補修する。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
16 | 3月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 機器ドレンフィルタ逆洗水受タンクに水を受け入れたところ、水位計の指示が上昇しないことを確認した。 当該水位計を点検する。 (機器ドレンフィルタ:機器ドレンの不純物をろ過する装置) (逆洗水受タンク:フィルタを洗浄した水を一時的に受け入れるタンク) |
17 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機濃縮廃液系統の弁点検において、配管内洗浄のため徐々に通水したところ、濃縮廃液ポンプ出口逆止弁の弁箱と弁蓋の接合部から洗浄水が漏えいしていることを確認した。 漏えいした水を拭き取る。当該弁の接合部パッキンを取り替える。 (濃縮廃液系統:廃液濃縮器で濃縮した廃液を処理する系統) (廃液濃縮器:液体廃棄物を濃縮処理する機器) |
18 | 3月1日 | 共通 | - | フィルタ付ベント設備用の掘削作業において、掘削部拡幅をしていたところ、敷設済みの接地線が損傷したことを確認した。 当該接地線を再敷設する。 (フィルタ付ベント設備:重大事故時に原子炉格納容器の過圧破損を防ぐための放出を行う際、放出ガスに含まれる放射性物質をフィルタで除去する設備) |
19 | 3月1日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、空調換気設備停止中の2号機タービン建物に一般作業服で入域した作業員が退出する際に、体表面モニタで汚染警報が発報した。 作業服を脱衣して体表面モニタより退域する。作業服は減衰を確認して搬出する。 |
20 | 3月1日 | 3号機 | 建設中 | 原子炉建物3階の巡視において、消火系配管の継手部にわずかな水のにじみがあることを確認した。 当該継手部を増し締めする。 |
21 | 3月1日 | 共通 | - | 防災業務の「作業実績及び予定表」において、作業予定と作業実績に相違があることを確認した。QMS手順書では作業予定を変更する場合、変更後の日報を工事担当課に再提出し承認を得ることとしている。 作業予定を変更する場合、変更後の日報を再提出し承認を得た後に作業を実施することを周知・徹底する。また、QMS手順書の記載内容について見直しを検討する。 (QMS:品質マネジメントシステム) |
22 | 3月1日 | 共通 | - | 作業被ばく実績確認において、被ばくを伴う作業ではないにもかかわらず、APDの被ばく線量が上がっていた作業員がいたことを確認した。 当該APDを装着していた作業員の被ばく線量を評価する。 (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
23 | 3月1日 | 共通 | - | EAMサーバのデータ記録装置の不具合により、EAMが使用できないことを確認した。 当該データ記録装置を取り替える。 (EAM(統合型保全システム):保守管理活動全体を管理するシステム) |
24 | 3月1日 | 共通 | - | 2号機中央制御室に配電盤の異常を知らせる警報が発報した。調査したところ、ケーブル接続箇所を誤って充電中のケーブルに接続し、短絡したためダスト放射線モニタのブレーカーが動作したことを確認した。 当該ケーブルの端末処理および変色した端子台取替を行う。 (ダスト放射線モニタ:建物内の選択された場所の空気を捕集し、空気中の放射性物質濃度を測定する装置) |
25 | 3月1日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン建物地下1階に巡視において、タービン建物と地下配管ダクトの接続部からわずかな水の滴下があることを確認した。現場を確認したところ、当該接続部廻りを掘削しており、雨水が溜まっていた。 当該接続部を埋め戻す。 |
26 | 3月5日 | 共通 | - | 所内ボイラー(4号)建物の巡視において、可燃性資材を含む一時保管資材に明確な表示がないことを確認した。 一時保管資材に明確な表示を行う。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
27 | 3月5日 | 共通 | - | 2号機タービン建物地下1階の巡視において、作業のために一時的にケーブルを取り外した電線収納ボックスに異物混入防止カバーを取り付けていないことを確認した。 当該部に異物混入防止カバーを取り付ける。 |
28 | 3月5日 | 共通 | - | 放射線モニタのインターロック試験後に模擬信号の指示値を下げて警報復旧させる手順において、手順書に警報復旧の目安値を記載していたことから実際の警報復帰値と差異が発生した。 当該作業の記録シートを、警報復旧の目安値から実際の警報復帰値に修正する。 |
29 | 3月5日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物南側の巡視において、吊搬作業で使用していた吊り金具に点検済を示すテープがついていないことを確認した。 安全作業実施のため、協力会社に周知・徹底するよう指導する。 |
30 | 3月5日 | 共通 | - | 可搬計器の点検において、絶縁抵抗計の誤差が精度外であることを確認した。 当該絶縁抵抗計を校正する。 |
31 | 3月5日 | 3号機 | 建設中 | タービン建物2階に設置している自動火災報知設備感知器(64番)が結露により発報・復帰を繰り返していることを確認した。 当該感知器を取り替える。 |
32 | 3月5日 | 3号機 | 建設中 | タービン建物2階に設置している自動火災報知設備感知器(65番)が結露により発報・復帰を繰り返していることを確認した。 当該感知器を取り替える。 |
33 | 3月5日 | 共通 | - | サイトバンカ連絡ダクトの水位異常を知らせる警報が発報した。調査したところ、ダクト壁面のひび割れからわずかな水のにじみがあり、ダクト内の排水桝に水が溜まっていることを確認した。 染み出した水を拭き取り、当該クラック部を補修する。 |
34 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | タービン建物地下1階において、配管室エリアの床面のひび割れ部から水が染み出し、溜まっていることを確認した。 染み出した水を拭き取り、当該ひび割れ部を補修する。 |
35 | 3月5日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントの入域ゲートにおいて、ゲートの開動作が通常よりも遅く、異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該ゲートを修理する。 |
36 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 炉水サンプリング設備の点検において、原子炉浄化設備ろ過脱塩器入口サンプル採取弁の駆動用電磁弁排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取り替える。 (原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水から不純物を取り除き、水質を管理するための設備) (原子炉浄化設備ろ過脱塩器:原子炉内を循環する冷却水の浄化を行う機器) |
37 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 炉水サンプリング設備の点検において、A-原子炉浄化設備ろ過脱塩器出口サンプル採取弁の駆動用電磁弁排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取り替える。 |
38 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 炉水サンプリング設備の点検において、B-原子炉浄化設備ろ過脱塩器出口サンプル採取弁の駆動用電磁弁排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取り替える。 |
39 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 炉水サンプリング設備の点検において、A-原子炉浄化設備脱塩器出口サンプル採取弁の駆動用電磁弁排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取り替える。 (原子炉浄化設備脱塩器:原子炉内を循環する冷却水に含まれる不純物を化学的に除去する機器) |
40 | 3月5日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 炉水サンプリング設備の点検において、B-原子炉浄化設備脱塩器出口サンプル採取弁の駆動用電磁弁排気口からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該電磁弁を取り替える。 |
41 | 3月5日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物南西ヤードの地盤改良作業において、当該作業範囲内に設置されている埋設排水管および揚水井戸の底部がセメント系地盤改良材で閉塞していることを確認した。 埋設排水管を追加設置する。 |
42 | 3月5日 | 共通 | - | 水ろ過装置の点検において、ろ過水ポンプのケーシング内面およびメカニカルシールカバーの当たり面が腐食していることを確認した。 当該ポンプのケーシングを取り替える。 (ケーシング:ポンプの羽根車が収まるケース) (メカニカルシール:流体機器などの軸の貫通部分から流体が漏れるのを防止する装置) |
43 | 3月5日 | 共通 | - | 中型ホース展張車の日常点検において、計器の異常表示が点灯し、エンジン回転数が上昇しないことを確認した。 当該車両の故障個所を補修する。 |
44 | 3月5日 | 共通 | - | サイトバンカ設備の巡視において、サイトバンカ補機冷却水タンクの空気抜き配管が腐食していることを確認した。 当該配管を補修する。 |
45 | 3月8日 | 共通 | - | 気象観測装置の点検において、風向・風速記録計のワイヤーの被覆が剥離していることを確認した。 当該ワイヤーを取り替える。 |
46 | 3月8日 | 共通 | - | 3号機中央制御室において、取水作業用分電盤の異常を知らせる警報が発報した。調査したところ作業用電源箱内の照明・コンセント用ブレーカーが動作していることを確認した。 当該ブレーカーの負荷を切離し、下流側の負荷を点検する。 |
47 | 3月8日 | 共通 | - | 所内ボイラー(3号)の計器点検において、排ガス分析計の指示値の誤差が精度外であることを確認した。 当該排ガス分析計を校正する。 |
48 | 3月8日 | 共通 | - | 水ろ過装置のPAC注入ポンプを起動したところ、薬品が注入されていないことを確認した。 当該ポンプを点検する。 (PAC:淡水中に含まれる浮遊物を沈殿させるための凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)) |
49 | 3月8日 | 共通 | - | 2号機廃棄物処理建物のダストモニタサンプリング装置の異常を知らせる警報が発報し、ダストモニタが自動停止した。現場を確認したところサンプリング装置の吸引口周辺の養生が接近し過ぎていたため、閉塞していることを確認した。 当該吸引口周辺の養生方法を変更する。 |
50 | 3月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物の配電盤点検において、床ドレンサンプポンプの保護継電器の不調を確認した。 当該保護継電器を取り替える。 (保護継電器:電流や電圧の急激な変化から電気回路を保護するための装置) |
51 | 3月8日 | 共通 | - | 所内ボイラー(4号)の計器点検において、給水温度調節弁用減圧弁の下部ドレン抜きからわずかな空気の漏えいが発生したことを確認した。 当該減圧弁を取り替える。 |
52 | 3月8日 | 共通 | - | 2号機非常用ガス処理設備の定期事業者検査において、検査中の検査要領書に誤記があることを確認した。 当該要領書の誤記修正を行う。 (非常用ガス処理設備:事故時に原子炉建物を負圧にするとともに放出される気体に含まれる放射性物質を高性能フィルタ等を通して除去し排気筒へ導く設備) |
53 | 3月8日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所C棟での雑固体廃棄物の取り出し作業および点検において、4本のドラム缶に発錆を確認した。 当該ドラム缶合計4本の詰替を実施するとともに発錆原因の調査を行う。 |
54 | 3月8日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、作業員が誤って管理区域内にタバコを持ち込んでいることを確認した。 当該タバコを非管理区域へ搬出し、当該作業員が所属する協力会社に対して注意喚起を行う。 |
55 | 3月8日 | 共通 | - | サイトバンカ設備計装用空気圧縮機の点検において、ピストンリングが損傷していることを確認した。 当該部品を取り替える。 |
56 | 3月8日 | 共通 | - | 2号機第17回定期事業者検査の記録確認検査として、過去に実施した定期事業者検査の検査成績書を準備していたところ、検査の合否判定者と検査成績書承認者が相違していることを確認した。 合否判定者と成績書承認者は、いずれも検査実施責任者として選任された者であり、検査結果に影響はないことから、当該検査記録は有効なものとして扱う。 |
57 | 3月8日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の配電盤点検において、ランドリ・ドレン濃縮廃液ポンプの保護継電器の不調を確認した。 当該保護継電器を取り替える。 (ランドリ・ドレン濃縮廃液ポンプ:濃縮処理した洗濯排水をランドリ・ドレン乾燥機に送る機器) (ランドリ・ドレン乾燥機:濃縮処理した洗濯排水を乾燥させ、粉状にする機器) |
58 | 3月8日 | 共通 | - | 2号機中央制御室のSA盤に制御電源の地絡を知らせる警報が数回発報し、すぐに復帰した。確認したところ、電動弁設置に伴うケーブル接続作業を実施しており、充電回路に接続した電動弁用ケーブル端子が接触したものと推定した。 当該ケーブルを切り離す。 (SA (シビアアクシデント:Severe Accident) : 設計基準事象を大幅に超える事象であって、炉心の重大な 損傷に至るような事象) |
59 | 3月12日 | 共通 | - | 1,2号機取水槽ヤードの北口に設置している出入管理建物の消防設備点検において、避難口誘導灯が設置されている扉が常時施錠管理されており、緊急時に容易に避難が出来ないことを確認した。 当該扉の鍵を破壊鍵またはサムターン錠に取り替える。 |
60 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 配電盤の計器点検において、配電盤受電電力量計の誤差が精度外であることを確認した。 当該電力量計を校正する。 |
61 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 温水設備の配管洗浄作業において、原子炉建物2階 非常用電気室内の床ドレン配管の詰まりにより、目皿から水が溢れていることを確認した。 溢れた水を拭き取る。また、床ドレン配管内を清掃する。 |
62 | 3月12日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所D棟での雑固体廃棄物の取り出し作業において、1本のドラム缶に発錆を確認した。 当該ドラム缶の詰替を実施するとともに発錆原因の調査を行う。 |
63 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 非常用ディーゼル発電機設備の計器点検において、機関入口2次水温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を校正する。 |
64 | 3月12日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントに設置している小物汚染検査装置の異常を知らせる警報が発報した。点検したところ、遮光膜に穴が開き検出器に傷があることを確認した。 当該装置の検出器の補修または取替を行う。 |
65 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の計器点検において、フロートの汚れにより、所内蒸気ドレン回収タンク水位スイッチ(LS275-7)の動作基準に対する誤差が精度外であることを確認した。 当該計器の清掃および点検を行う。 |
66 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 廃棄物処理建物の計器点検において、フロートの汚れにより、所内蒸気ドレン回収タンク水位スイッチ(LS275-6)の動作基準に対する誤差が精度外であることを確認した。 当該計器の清掃および点検を行う。 |
67 | 3月12日 | 1号機 | 廃止措置中 | 原子炉補機海水系統の起動において、原子炉補機海水ポンプ出口ストレーナのベント弁で空気抜きを行ったところ、排水量が少ないことを確認した。 当該配管内を清掃する。 (原子炉補機海水系統:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する系統) (原子炉補機海水ポンプ:原子炉関係のポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給するポンプ) (ベント弁:機器および配管系統の水張り時に内部に滞留している空気を排気する弁) (ストレーナ:ゴミを除去する機器) |
68 | 3月12日 | 共通 | - | 所内ボイラー(3号)の巡視において、運転中のドラム水面計からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該水面計の増し締めを行う。 (ドラム:ボイラーの上部に設置し蒸気を取り出す設備) |
69 | 3月12日 | 共通 | - | 純水装置停止後、真空脱気塔蒸気入口弁が全閉ランプは点灯しているものの弁は全閉していないことを確認した。 当該弁を取り替える。 (純水装置:発電所の運転に使用する浄化した水を作る装置) (真空脱気塔:水に含まれる空気を取り除く機器) |
70 | 3月12日 | 共通 | - | 純水装置のイオン交換樹脂塔再生作業において、第1段蒸気エゼクタ入口配管の接続部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部のパッキンを取り替える。 (蒸気エゼクタ:蒸気を利用し、真空脱気塔内の空気を吸込んで、真空に近づける装置) |
71 | 3月12日 | 共通 | - | 純水装置のイオン交換樹脂塔再生作業において、第2段蒸気エゼクタ冷却水入口配管の接続部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該継手部のパッキンを取り替える。 |
72 | 3月12日 | 共通 | - | 2号機非常用ガス処理設備の定期事業者検査において、検査中の検査要領書に誤記があることを確認した。 当該要領書の誤記修正を行う。 |
73 | 3月12日 | 共通 | - | 2号機循環水ポンプのライニング補修作業において、現場への作業表示の掲示がないことを確認した。 作業表示を掲示する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻す復水器に海水を送るポンプ) (ライニング:腐食を防止する表面処理) |
74 | 3月12日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、体表面モニタ内で汚水を確認した。 汚水をふき取る。また、体表面モニタを点検する。 |
75 | 3月12日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 循環水ポンプの点検において、スタフィングボックスおよびサポートのライニングに剥離、割れ、損傷があることを確認した。 当該部品のライニングを補修する。 (スタフィングボックス:グランドパッキンやメカニカルシールなどの軸封部品を装着する部品) |
76 | 3月12日 | 共通 | - | サイトバンカ設備の計器点検において、補機冷却水タンク水位計の取付部に腐食があることを確認した。 当該取付部を補修する。 |
77 | 3月12日 | 共通 | - | モルタル固化設備の計器点検において、モルタル上澄水ポンプ出口圧力計の誤差が精度外であることを確認した。 当該圧力計を校正する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) |
78 | 3月12日 | 共通 | - | 大量送水車の日常点検において、艤装部に雨漏りによる水溜りがあることを確認した。 当該部を補修する。 |
79 | 3月15日 | 共通 | - | 3号機補助変圧器の点検作業において、作業開始時点で保護メガネ着用が徹底されていないことを確認した。 関係者全員に対し、着用させる。 |
80 | 3月15日 | 共通 | - | 運転中の所内ボイラー(3号)において、給水タンク水位計の指示針が動いていないことを確認した。 当該水位計を取り替える。 |
81 | 3月15日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | ロックアウトリレー取替後の試験において、発電機界磁遮断器の動作不良を確認した。 当該遮断器を点検する。 (ロックアウトリレー:発電機、変圧器等で電気事故が発生した際に機器を保護する保護継電器) (界磁遮断器:発電機に励磁電流を流す回路に設置しているスイッチ) |
82 | 3月15日 | 共通 | - | 2号機使用前事業者検査の成績書において、検査手順のチェックシートにチェック漏れがあることを確認した。 検査手順チェックシートに追記する。 |
83 | 3月15日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所C棟での雑固体廃棄物の取り出し作業において、2本のドラム缶に発錆を確認した。 当該ドラム缶の詰替を実施するとともに発錆原因の調査を行う。 |
84 | 3月15日 | 共通 | - | 3号機タービン建物3階の自動火災報知設備の点検において、感知器と壁の離隔距離が基準より小さいことを確認した。 当該感知器を適切な場所に移設する。 |
85 | 3月15日 | 共通 | - | 2号機事業者検査(溶接)の検査記録を整理していたところ、「関連作業状況確認記録」が作成されていないことを確認した。 同時期に行われた他の同様な事業者検査(溶接)で作成した「関連作業状況確認記録」等を用いて作業の適切性について評価を行う。 (関連作業状況確認記録:溶接に関する各種作業(溶接、放射線透過試験、熱処理等)について、作業が適切に実施されていることを確認した記録。) |
86 | 3月15日 | 共通 | - | 2号機中央制御室において、タービン建物1階薬品計量機室の火災警報が発報した。発報時に溶接作業を実施しており、感知器にはキャップが取り付けられ、テープで隙間が完全に塞がれていないことを確認した。 当該作業時は感知器へのキャップに加えシート養生およびエリアに溶接ヒュームが溜まらないように感知器周辺空気の排気を行う。 (溶接ヒューム:溶接作業時にアークの熱によって溶けた金属が蒸気となり、空気中で固体の細かい粒子となったもので、煙のように見えるもの) |
87 | 3月15日 | 共通 | - | 2号機使用前事業者検査において、検査記録に記載している図面の改定番号が誤っていることを確認した。 当該記録を訂正する。 |
88 | 3月15日 | 共通 | - | 2号機事業者検査(溶接)の「関連作業状況確認記録」が作成されていないことについて、水平展開調査を行ったところ、4件の検査で当該記録を作成していないことを確認した。 同時期に行われた他の同様な事業者検査(溶接)で作成した「関連作業状況確認記録」等を用いて作業の適切性について評価を行う。 |