8月後半(9月20日公表)
不適合の管理状況(2024年8月後半審議分)
2024年8月16日~2024年8月31日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。
なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Cグレード 0件
対象となる事象は、ありませんでした。
Dグレード 71件
No | 審議日 | 号機 | プラント 状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 8月16日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 碍子水洗タンク周辺の埋設配管ダクト内の配管サポートに腐食があることを確認した。 当該配管サポートを取り替える。 |
2 | 8月16日 | 3号機 | 建設中 | 消火用水タンクの巡視において、水位計のチェックノブを操作後、チェックノブが固着し、元に戻らないことを確認した。 当該水位計の部品または計器一式を取り替える。 (チェックノブ:水位計の健全性を確認するため、水位計フロートをぶら下げているテープを外部から強制的に巻き上げるためのハンドル) |
3 | 8月16日 | 3号機 | 建設中 | サービス建物局所空調機(系統13)の基板不調によりリモコンに異常コードを発報していることを確認した。 当該部品を取り替える。 |
4 | 8月16日 | 共通 | - | 1,2号中央制御室において、QMS手順書改正後も旧改正番号の運転引継日誌様式を使用していることを確認した。 当該様式の改正番号を修正する。 (QMS:品質マネジメントシステム) |
5 | 8月16日 | 共通 | - | 免震重要棟の消防設備点検において、補給水槽の補給水弁シート部からわずかな水の漏えいがあることを確認した。 当該弁を取り替える。 (免震重要棟:事故発生時に使用する免震構造の建物) |
6 | 8月16日 | 共通 | - | 2号機「原子炉補機代替冷却設備による除熱」の成立性確認訓練において、訓練のコントローラーおよび評価者は訓練者の動きに干渉しないとしているところ、設備主管課が訓練者の設定した架台高さ等も調整したため、訓練者の動きに干渉したことを確認した。 成立性確認訓練関係者に対して注意喚起を行う。 |
7 | 8月16日 | 共通 | - | 雑固体廃棄物溶融設備において、溶融装置の制御に使用しているシーケンサのケーブルの不調により溶融装置の異常を知らせる警報が発報し、運転中の補機が自動停止したことを確認した。 当該ケーブルを点検する。 (溶融設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶かし減容する設備) (シーケンサ:予め定められたプログラムに従って制御を行う機器) |
8 | 8月16日 | 共通 | - | 運転中の純水装置において、真空脱気塔のバロメトリックコンデンサ下流配管からわずかな蒸気の漏えいがあることを確認した。 当該配管を取り替える。 (純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置) (真空脱気塔:水に含まれる空気を取り除く機器) (バロメトリックコンデンサ:蒸気を冷却水と直接接触させる凝縮器) |
9 | 8月16日 | 共通 | - | 2号機主蒸気逃がし安全弁用窒素ガス供給装置に係る使用前事業者検査において、検査要領書のデータ採取等の記録に誤記があることを確認した。 当該検査要領書のデータ採取等の記録(系統運転検査)を修正する改訂を行い、再検査を行う。 (主蒸気逃がし安全弁:原子炉内の圧力が上昇した場合、圧力を低下させるための弁) |
10 | 8月16日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物2階階段室において、塩分タブレットの空き袋があることを確認した。 当該空き袋を非管理区域に搬出する。 |
11 | 8月16日 | 共通 | - | 廃棄物処理建物地下2階のタンク室において、GM計数管式サーベイメーターにて太い針金の汚染確認をしていたところ、針金の先端部にGM計数管が接触して破損したことを確認した。 当該GM計数管を取り替える。 (GM計数管:サーベイメーターの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器) |
12 | 8月16日 | 共通 | - | 大型送水ポンプ車に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認したところ、寸法検査において検査記録に誤記があること、公称値の確認手順が不明確であることおよび検査に使用した計器が検査用計器一覧表に記載されていないことを確認した。 当該検査要領書を改正し、再検査を行う。 (大型送水ポンプ車:原子炉冷却機能喪失時に、代替手段として、貯水槽、海等から取水し炉心を冷却する設備のうちのひとつ) |
13 | 8月16日 | 共通 | - | 3号機北側防波壁に係る使用前事業者検査の不適合を受けて、他の防波壁の検査要領書を確認したところ、同様に埋設型枠について据付検査を実施していないことを確認した。また、埋設型枠背面コンクリートの健全性評価を記録として残す検査方法となっていなかった。 当該検査要領書を改正し、据付検査を実施する。また、外観検査(代替)を追加し、埋設型枠背面のコンクリートの健全性評価を記録として残す検査方法へ変更する。 (埋設型枠:コンクリート打設後も取り外すことのない型枠) |
14 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機トーラス水受入タンク室の除湿器取り替えに伴って撤去した送風機についてQMS手順書に基づき「NR(放射性廃棄物でない廃棄物)候補物」として申請・承認手続きを行っていたが、「NR申請物」として当該廃棄物搬出の手続きがなされないまま、産業廃棄物として廃棄されていることを確認した。 当該廃棄物について、「NR申請物」として搬出の手続きを行う。 (トーラス水受入タンク:トーラス内の水を貯蔵するタンク) (トーラス:非常用炉心冷却系で使用する水を貯蔵するドーナツ状の設備) |
15 | 8月20日 | 共通 | - | 1,2号機中央制御室の現場確認において、保管中のケーブルの養生が不十分であることを確認した。また、養生シート内を通電中のケーブルが通っていることを確認した。 保管中のケーブルについては速やかに撤去を行う。また、通電中のケーブルについても必要最低限の物を残し、撤去および整理を計画する。 |
16 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物地下1階の所内圧縮空気配管の接続口に異物混入防止用の養生を行っていないことを確認した。 当該接続口の養生を行う。 |
17 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物4階の現場確認において、可燃性の仮置き物品が不燃シートからはみ出していることを確認した。また、原子炉建物南側ヤードの作業現場で壁貫通部の養生が剥がれていることを確認した。 当該の可燃物、開口部を適切に養生する。 |
18 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物2階の現場確認において、作業員が不在の計器取替現場で計器弁の開口部が養生されていないことを確認した。また、取り外し中の柵が架台に立て掛けたままになっていることを確認した。 当該開口部および柵を復旧する。 |
19 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機原子炉建物南側ヤードの現場確認において、可燃性の仮置き物品が不燃シートで養生されていないことを確認した。 当該物品を適切に養生する。 |
20 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機補助盤室の現場確認において、可燃性の仮置き物品が不燃シートで十分に養生されていないことを確認した。また、養生されていない可燃性物品があることを確認した。 当該物品の適切な養生および片付けを行う。 |
21 | 8月20日 | 共通 | - | サイトバンカ建物のチェックポイントに設置している小物汚染検査装置の物品搬出記録の確認作業において、8月3日から8月5日のデータの一部が欠落していることを確認した。なお、当該装置による搬出物品の汚染測定には問題ない。 欠落したデータについて、装置本体が保持しているデータを用いて搬出記録を作成する。 (サイトバンカ設備:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための設備) (チェックポイント:管理区域への人の出入りを管理する場所) (小物汚染検査装置:物品の表面に放射性物質が付着していないかを検査する装置) |
22 | 8月20日 | 共通 | - | モルタル固化設備において、モルタル充填を行った8体の廃棄体のうち2体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 (モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備) (廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの) |
23 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機原子炉再循環系配管支持構造物の供用期間中検査10年計画の計画誤り事象に関連して、他の計画を確認していたところ、原子炉再循環ポンプのメカニカルシール冷却用熱交換器改造に伴い、ボルト・ナット構造に変更されていたが、当該のボルト・ナットの目視検査が10年計画に反映されていないことを確認した。 当該ボルト・ナットの検査を10年計画に追加し、今回の第17回定期検査中に検査する。また、同様な不備がないか確認する。 (原子炉再循環系配管(ポンプ):原子炉内の水(冷却材)を強制的に循環させる配管(ポンプ)) (供用期間中検査:定期検査期間中に非破壊検査を実施し、機器に要求される安全上の機能の確認を行う検査) |
24 | 8月20日 | 3号機 | 建設中 | タービン補機冷却水系熱交換器の現場確認において、温度計取付部のフランジからわずかな海水の滴下があることを確認した。 当該温度計取付部を点検する。 (タービン補機冷却水系:主にタービン関係のポンプ、電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) (熱交換器:ポンプ電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やすための機器) |
25 | 8月20日 | 共通 | - | 1,2号機チェックポイントにおいて、GM計数管式サーベイメーターにてケーブルの汚染確認をしていたところ、取り付けられていたタグのワイヤー先端部にGM計数管が接触して破損したことを確認した。 当該GM計数管を取り替える。 |
26 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機低圧原子炉代替注水設備に係る使用前事業者検査において、検査要領書に誤記があることを確認した。 当該検査要領書の誤記を訂正する。 (低圧原子炉代替注水設備:想定される重大事故等に対処するために貯蔵している水を原子炉へ注水する設備) |
27 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機大量送水車のホースに係る使用前事業者検査のうち系統運転検査において、所定圧力に調整したところ、超音波流量計の受信信号がエラーとなり流量の測定ができないことを確認し、検査を中断した。 空気の混入または乱流により超音波流量計の受信信号がエラーとなっているため、超音波流量計を設置している短管の長さの変更または系統構成の見直しを行う。 |
28 | 8月20日 | 共通 | - | 溶接式管継手メーカーの一部製品について、誤った記載があるミルシートが提出されていたことに関連して、プラントメーカー以外から納入された製品について調査したところ、同様に誤った記載があるミルシートが提出されていたことを確認した。 当該製品の正しいミルシートの再提出を依頼する。 (ミルシート:鋼材メーカーが発行する鋼材の品質を証明する書類) |
29 | 8月20日 | 共通 | - | 純水装置の巡視において、中和用塩酸タンクの蓋の締め付けボルトおよび出口配管が腐食し、わずかな塩酸の滴下があることを確認した。 当該タンクの蓋の締め付け部および出口配管を補修する。 |
30 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機低圧原子炉代替注水設備に係る使用前事業者検査において、流量調節弁で流量を調整したところ、低圧原子炉代替注水ポンプの流量変動が大きく一定に保つことができないことを確認した。 当該流量調節弁を点検する。また、オリフィス等の追加を検討する。 (オリフィス:流量の調節や測定するため流体の流れ出る小さな穴をあけた流路構成部品) |
31 | 8月20日 | 共通 | - | 2号機浸水防護施設に係る使用前事業者検査の説明用資料作成において、逐条評価一覧の作成にあたり、様式8(基準適合性を確保するための設計結果と適合性確認状況一覧)を見直しているため、旧様式8で作成した検査要領書の検査整理表に不一致箇所があることを確認した。 検査済の使用前事業者検査については検査整理表を修正する。また、検査中の使用前事業者検査については検査要領書を改正して検査を実施する。 |
32 | 8月23日 | 共通 | - | 1号機原子炉建物天井クレーンの吊り上げフックの錆落とし作業において、作業員が誰も粉じんマスクを着用していないことを確認した。 当該作業時は粉じんマスクを着用するよう指導する。 |
33 | 8月23日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 主タービンの計器点検において、低圧タービンの排気室温度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度計を校正する。 |
34 | 8月23日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーの巡視において、制御用空気のドレン発生量に対してタイマー動作のドレントラップの排出量が少なかったため、空気除湿機器廻りに水溜りができていることを確認した。 当該ドレントラップの動作間隔、動作時間を調整する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) |
35 | 8月23日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所B棟において、雑固体廃棄物封入ドラム缶1本の表面に錆が発生していることを確認した。 当該ドラム缶の内容物を詰め替える。 |
36 | 8月23日 | 共通 | - | サイトバンカ建物制御室において、雑固体廃棄物焼却設備排ガスブロワの出口流量記録計の指示が通常値(約2000m3/h)から0m3/hに変動していることを確認した。 当該計測装置を点検する。 (雑固体廃棄物焼却設備:可燃性の廃棄物を焼却する設備) (排ガスブロワ:燃焼ガスを排出するための機器) |
37 | 8月23日 | 共通 | - | 2号機シルトフェンスの使用前事業者検査QA検査において、検査に使用した計器の校正記録に不備があることを確認した。 当該計器の評価を行い、検査への影響の有無を確認する。 (シルトフェンス:放射性物質の放出を伴う事故時に,海洋への放射性物質の拡散を抑制する汚濁防止膜) (QA検査:使用前事業者検査に係る一連のPDCAが確実に実施されていることをプロセスの信頼性および記録の信頼性の観点により確認する検査) |
38 | 8月23日 | 共通 | - | 水ろ過装置の計器点検において、水ろ過装置pH計の誤差が精度外であることを確認した。 当該pH計を校正する。 (水ろ過装置:凝集沈殿およびろ過処理により淡水中の濁度成分を除去する装置) (pH計:酸性、アルカリ性の度合を示す計器) |
39 | 8月23日 | 共通 | - | 純水装置の計器点検において、苛性ソーダ通薬温度調整弁前圧力計の指示針が外れていることを確認した。 当該圧力計を補修する。 |
40 | 8月23日 | 共通 | - | サイトバンカ建物内の機器点検作業において、作業員が保護メガネを外した状態で作業していることを確認した。 当該作業の工事監督者に作業中は保護メガネを着用するよう指導する。 |
41 | 8月23日 | 共通 | - | 3号機タービン補機冷却水ポンプの点検作業において、作業員が保護メガネを外した状態で作業していることを確認した。 当該作業員に作業中は保護メガネを着用するよう指導する。 (タービン補機冷却ポンプ:主にタービン関係のポンプ、電動機等の機器へ冷却水を供給するポンプ) |
42 | 8月23日 | 共通 | - | 2号機第1フィルタベントの計器試験作業において、作業員が保護メガネを外した状態で作業していることを確認した。 当該作業の工事監督者に作業中は保護メガネを着用するよう指導する。 (フィルタベント:原子力発電所の重大事故時において原子炉格納容器の過圧破損を防ぐためにベントを行う際、ベントガスに含まれる放射性物質をフィルタで除去する設備) |
43 | 8月23日 | 共通 | - | サイトバンカ建物内の機器点検作業において、作業員が保護メガネを外した状態で作業していることを確認した。 当該作業の工事監督者に作業中は保護メガネを着用するよう指導する。 |
44 | 8月23日 | 共通 | - | サイトバンカ建物において、所内蒸気ドレン回収ポンプの出口逆止弁の開固着によりポンプが起動・停止を繰り返すことを確認した。 当該弁を点検する。 (所内蒸気ドレン回収ポンプ:蒸気の凝縮水を回収するポンプ) |
45 | 8月23日 | 共通 | - | 今年度搬出予定の低レベル放射性廃棄物の確認申請用データを送付したところ、廃棄体の容器の等級および収納区分に誤記があることを確認した。 当該データを修正し、修正後のデータを再送付する。 |
46 | 8月23日 | 共通 | - | 2号機低圧炉心スプレイ設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を作成していたところ、検査記録に検査で使用した計器の記載がないことおよび検査用計器一覧表を作成していないことを確認した。 当該検査成績書への計器の記載および検査用計器一覧表を作成する。 (低圧炉心スプレイ設備:原子炉内の冷却水が減少したり配管破断により冷却水が流失したとき等に炉心を冷却するための設備) |
47 | 8月23日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、給水温度指示計の誤差が精度外であることを確認した。 当該温度指示計を校正する。 |
48 | 8月23日 | 共通 | - | 所内ボイラーの計器点検において、給水温度計用信号変換器の誤差が精度外であることを確認した。 当該信号変換器を校正する。 |
49 | 8月27日 | 共通 | - | 免震重要棟の排煙設備の点検において、ダクトの点検口扉に腐食があることを確認した。 当該点検口扉を補修する。 |
50 | 8月27日 | 共通 | - | 1号機原子炉建物大物搬入口において、GM計数管式サーベイメーターでクレーン検査用ウェイトの汚染測定していたところ、GM計数管が錆部分に接触し、破損した。 当該GM計数管を取り替える。 |
51 | 8月27日 | 共通 | - | 2号機中央制御室非常用再循環系統に係る使用前事業者検査の検査要領書を確認したところ、検査要領書および検査成績書に誤記があることを確認した。 当該検査の検査要領書および検査成績書を修正する。 (中央制御室非常用再循環系統:中央制御室の空調換気設備のうち事故時に放射性物質を除去する系統) |
52 | 8月27日 | 1号機 | 廃止措置中 | 廃液濃縮器サンプリング配管の点検において、サンプリングラックの扉を閉めたところ、扉のアクリル窓が外れたことを確認した。 当該扉を補修する。 (廃液濃縮器:液体廃棄物を濃縮処理する機器) |
53 | 8月27日 | 共通 | - | 2号機大量送水車のホースに係る使用前事業者検査において、1号検査を行っていない予備のホースを使用して系統構成確認検査(2号検査)を行っていることを確認した。 当該ホースを使用した系統構成確認検査について再検査を行う。また、1号検査に合格したホース、予備ホース、訓練用のホースの番号を関係者へ共有し、識別を行う。 (1号検査:使用前事業者検査のうち材料、寸法、外観、耐圧および漏えいに係る検査) |
54 | 8月27日 | 共通 | - | 2号機地下水位低下設備に係る使用前事業者検査の据付検査において、検査に使用した計器の一覧表を作成していたが、検査要領書の検査手順で一覧表を用いて計器の健全性を確認する手順になっていないことを確認した。 当該検査要領書を改訂し、再検査を行う。 (地下水位低下設備:原子炉建物等に作用する揚圧力を低減させるため、地下水位を一定の範囲に保持する設備) |
55 | 8月29日 | 共通 | - | 2024年7月30日に申請した「島根原子力発電所2号炉 長期施設管理計画認可申請書」本文の記載に誤記があることを確認した。 当該認可申請書を訂正する。 (長期施設管理計画:運転開始30年から10年を超えない期間ごとに、原子炉施設の経年劣化などを管理するために策定する管理計画) |
56 | 8月30日 | 共通 | - | 固体廃棄物貯蔵所C棟の巡視において、出入口扉が未施錠であることを確認した。 当該扉の奥のトラックヤード入口扉が施錠されていることを確認する。また、未施錠期間中にトラックヤード入口扉の鍵の貸し出しがないことを確認する。 |
57 | 8月30日 | 3号機 | 建設中 | 重油受入設備の巡視において、ベントタンクに付属しているレベルスイッチのケーブルカバーが腐食していることを確認した。 当該ケーブルカバーを取り替える。 |
58 | 8月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 硫酸貯蔵タンクから硫酸希釈計量槽への硫酸移送作業において、硫酸貯蔵タンク液位計の指示の動作不良を確認した。 当該液位計を点検する。 |
59 | 8月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 中央制御室において、復水器出口導電率記録計にメインCPU故障によりエラーを表示していることを確認した。 当該部品を取り替える。 |
60 | 8月30日 | 共通 | - | 作業員が2号機原子炉格納容器内で作業をしていたところ、APDの電圧異常を知らせる警報が発報したことを確認した。 当該APDのバッテリーを取り替え、正常動作することを確認する。 (原子炉格納容器:原子炉の炉心が収納された容器やポンプ等の重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器。冷却材喪失時などに原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める設備) (APD:警報付ポケット線量計。被ばく線量を管理する機器) |
61 | 8月30日 | 共通 | - | 津波監視カメラ、気象監視設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査に使用した計器の記載がないことを確認した。 当該検査成績書を修正する。 |
62 | 8月30日 | 共通 | - | モルタル固化設備においてモルタル充填を行った9体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。 当該廃棄体を識別し、保管する。 |
63 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機ATWS緩和設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査に使用した計器の記載がないことを確認した。 当該検査成績書を修正する。 (ATWS(Anticipated Transient Without Scram):スクラム失敗事象。原子炉スクラムが要求されたにもかかわらず、原子炉安全保護系(あるいは停止系)の故障のために原子炉がスクラムしない事象) |
64 | 8月30日 | 共通 | - | 重油受入設備の隔離操作において、No.3重油タンク入口弁が全開状態で固着し、全閉できないことを確認した。 当該弁を取り替える。 |
65 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機地下水位低下設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査で使用した計器の記載がないことを確認した。 当該検査成績書を修正する。 |
66 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機非常用ディーゼル発電設備の燃料設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査記録に誤記があることを確認した。 当該検査成績書を修正する。 |
67 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機大量送水車のホースに係る使用前事業者検査において、1号検査を行っていない予備のホースを使用して1号検査のうち状態確認検査を行っていることを確認した。 当該ホースを使用した状態確認検査について再検査を行う。また、1号検査に合格したホースと予備・訓練用のホースの番号を関係者へ共有し、識別を行う。 |
68 | 8月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 中央制御室において、雨量記録計の指示値が計算機データの雨量に対して少ないことを確認した。 当該記録計を点検する。 |
69 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機大量送水車、移動式代替熱交換設備および可搬式窒素供給装置に係る使用前事業者検査において、公称値の運転確認検査を記録確認検査を行うところ実測にて検査していることを確認した。また、公称値の検査を行っていない箇所があることを確認した。 当該設備の検査要領書を改訂し、再検査を行う。 |
70 | 8月30日 | 2号機 | 定期事業者検査中 | 原子炉建物内の局所エリア水素濃度計の設置工事において、トーラス室水素濃度計の誤差が精度外であることを確認した。 当該濃度計の検出器を取り替える。 |
71 | 8月30日 | 共通 | - | 2号機浸水防護施設に係る逐条確認検査に向けて、様式8(基準適合性を確保するための設計結果と適合性確認状況一覧)と検査要領書の検査整理表を確認したところ、一部に不整合があることを確認した。 検査済の使用前事業者検査については検査整理表を修正する。また、検査中の使用前事業者検査については検査要領書を改正して検査を実施する。 |