9月前半(10月7日公表)

不適合の管理状況(2024年9月前半審議分)

印刷用PDF[109KB]

2024年9月1日~2024年9月15日の間に、不適合判定検討会にて審議し、不適合と判定したもの。

なお、不適合事象は重要度に応じて、グレード分けを行い、管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Bグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Cグレード 0件

対象となる事象は、ありませんでした。

Dグレード 31件

No 審議日 号機 プラント
状態
不適合事象・処置計画
1 9月3日 2号機 定期事業者検査中 液体窒素貯蔵タンク廻りの配管サポート塗装作業において、サポート架台が腐食して穴が開いていることを確認した。

当該サポートを補修する。
2 9月3日 2号機 定期事業者検査中 非常用ディーゼル発電機設備の手動起動試験において、燃料フィルタ差圧の異常を知らせる警報が発報したことを確認した。なお、ディーゼル発電機の運転状態に異常はなかった。

燃料フィルタ差圧に係る計器の点検を行う。

(非常用ディーゼル発電機設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備)
3 9月6日 3号機 建設中 主タービンの点検において、低圧タービンの内部車室とダイヤフラムのはめ合い部に傷があることを確認した。

当該部を手入れする。

(車室:蒸気タービンを収納するカバー)
(ダイヤフラム:蒸気の流れが効率よく蒸気タービンへ流れるよう導くために、車室に固定された回転しない翼)
4 9月6日 3号機 建設中 3号機所内ボイラーにおいて、計装用空気圧力が一時的に上昇し、その後、通常値まで低下していることを確認した。圧力上昇は一度のみで、その後は通常通り運転している。
また、計装用空気圧縮機の空気タンクの安全弁が連続動作していることを確認した。

計装用空気圧縮機を停止し、原因調査を行う。

(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置)
(計装用空気圧縮機:計測制御機器へ供給する作動用空気を作る機器)
5 9月6日 3号機 建設中 海水電解装置の起動確認において、ストレーナ出口圧力計の指示針が固着していることを確認した。

当該圧力計を取り替える。

(海水電解装置:海生生物の付着を抑制するため、海水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウムを生成し、海水を使用している機器に注入する装置)
6 9月6日 3号機 建設中 制御室建物の廃棄物処理制御室の巡視において、廃棄物処理系監視補助盤のユニットランプが消灯していることを確認した。

ランプの点灯不良のため、取替を行う。
7 9月6日 共通 6月の線量分布表の一部データに変動が生じていたが、被ばく線量評価の報告資料への反映が行われていないことが確認された。

当該報告資料を修正し、再提出する。

(線量分布表:放射線業務従事者の被ばく状況を把握するために作成する資料)
8 9月6日 3号機 建設中 3号機 重油流量計ヤードの雨水排水弁を開操作したところ、雨水が油分離槽から溢れたことを確認した。

当該雨水排水ルートを変更する。
9 9月6日 2号機 定期事業者検査中 物品のサーベイ作業において、物品の金具がGM計数管式サーベイメータに接触し、GM計数管が破損した。

当該GM計数管を取り替える。

(GM計数管:サーベイメータの一種であり、内部に充填されたガスが放射線により電離することを利用して線量の測定を行う機器)
10 9月6日 共通 2号機消火設備に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査で使用した計器の記載がないことを確認した。

当該検査成績書を修正する。
11 9月10日 1号機 廃止措置中 中央制御室において、屋外処理水系配管からの漏えいを知らせる警報が発報したことを確認した。現場確認の結果、漏えい検出器の設置箇所に漏水はなく、検出器も乾いていた。

検出器の点検を行う。
12 9月10日 共通 2号機残留熱除去設備の使用前事業者検査において、検査要領書に修正が必要な箇所があることを確認した。

当該検査要領書を修正する。

(残留熱除去設備:原子炉が停止した後に燃料から発生する熱を除去する設備)
13 9月10日 共通 2号機格納容器フィルタベント系に係る使用前事業者検査の検査成績書を確認していたところ、検査で使用した計器の記載がないことを確認した。

当該検査成績書を修正する。

(フィルタベント:原子力発電所の重大事故時において原子炉格納容器の過圧破損を防ぐために排気操作を行う際、排気されたガスに含まれる放射性物質をフィルタで除去する設備)
14 9月10日 2号機 定期事業者検査中 放射線モニタの点検において、A-原子炉建物排気モニタ電子式変換器の誤差が精度外であることを確認した。

当該変換器を校正する。
15 9月10日 2号機 定期事業者検査中 放射線モニタの点検において、B-原子炉建物排気モニタ電子式変換器の誤差が精度外であることを確認した。

当該変換器を校正する。
16 9月10日 共通 緊急時対策所遮蔽の使用前事業者検査において、検査成績書に誤記があることを確認した。

当該検査成績書の誤記を修正する。

(緊急時対策所:発電所の緊急時に対応等を指揮する場所)
17 9月10日 共通 2号機移動式代替熱交換設備の牽引車の下部からの油漏れを確認した。

当該牽引車を点検する。

(移動式代替熱交換設備:海水ポンプが使用不能(原子炉冷却機能喪失)となった場合において、代替手段として原子炉の熱を海に逃がす設備)
18 9月10日 共通 緊急時対策所換気設備の使用前事業者検査において、検査成績書に誤記があることを確認した。

当該検査成績書の誤記を修正する。
19 9月12日 共通 2号機ガスタービン発電設備の使用前事業者検査において、検査成績書に修正が必要な箇所があることを確認した。

当該検査成績書を修正する。

(ガスタービン発電設備:原子炉や燃料プールの冷却等に必要な電源を確保するため、外部電源や非常用ディーゼル発電機が使用できない場合の対策として、耐震性を備え、発電所高台に設置したガスタ―ビンによる発電設備)
20 9月12日 共通 2号機大量送水車に係る使用前事業者検査において、検査成績書を確認している際に検査要領書の材料検査の判定基準に一部誤記があることを確認した。

当該検査要領書を改訂し、再検査を行う。
21 9月12日 2号機 定期事業者検査中 放水槽廻りの巡視において、原子炉補機海水系統配管にあるラプチャディスクが破損しているのを確認した。

当該ラプチャディスクを交換する。

(放水槽:各海水系統からの海水を合流させ放水路に導く構造物)
(ラプチャディスク:密閉された装置や設備内の圧力が異常に上昇した際、薄い金属板(ディスク)が破裂することで圧力を下げる働きをするもの)
22 9月13日 3号機 建設中 運転中の所内ボイラーにおいて、薬品注入ポンプの出口圧力計が規定値の圧力より低めに指示していることを確認した。

当該圧力計の点検を行う。
23 9月13日 共通 純水装置における警報発報後の現場確認おいて、真空脱気塔の水位が変動しているのを確認した。

当該装置の調整弁を取り替える。

(純水装置:発電所の運転に使用する純水(水ろ過装置で製造したろ過水から不純物を除去したもの)を作る装置)
(真空脱気塔:水に含まれる空気を取り除く機器)
24 9月13日 3号機 建設中 海水電解装置海水取水ポンプの電動機ファンカバーの錆穴を塞いでいる補修板が落下しているのを確認した。

当該機器のファンカバーを取替える。
25 9月13日 共通 2号機非常用電源設備、補機駆動用燃料設備の使用前事業者検査において、検査成績書に修正が必要な箇所があることを確認した。

当該検査成績書を修正する。
26 9月13日 共通 モルタル固化設備においてモルタル充填を行った9体の廃棄体のうち1体について、廃棄体の上部空隙値が基準に適合しないことを確認した。

当該廃棄体を識別し、保管する。

(モルタル固化設備:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物をモルタルで固化する設備)
(廃棄体:配管廃材等の不燃性の放射性固体廃棄物を溶融設備で溶融した物や溶融できない物を切断してドラム缶に詰め、モルタルを充填し、固化したもの)
27 9月13日 共通 2号機非常用発電装置の使用前事業者検査において、検査成績書に修正が必要な箇所があることを確認した。

当該検査成績書を修正する。
28 9月13日 共通 2号機放射線管理施設の使用前事業者検査において、検査成績書に修正が必要な箇所があることを確認した。

当該検査要領書および検査要領書を修正する。
29 9月13日 共通 2号機非常用電源設備に係わる使用前事業者検査において、検査成績書を確認していたところ、検査における内容が不明確であり修正が必要な箇所を確認した。

当該検査成績書を修正する。
30 9月13日 共通 2号機放射性物質吸着材における使用前事業者検査において、検査成績書の記録のうちメーカー報告書に承認印の漏れを確認した。

当該検査成績書を修正する。
31 9月13日 共通 2号機取水設備に係る使用前事業者検査において、検査要領書における設計値について許容値を記載していないことを確認した。

当該検査要領書を改訂し、再検査を行う。