実量制についてのQ&A

Q1 毎年,1~2カ月程度しか高水準の最大需要電力が発生しないのですが,それでも一度発生した最大需要電力が契約電力となるのですか?
A1
電気をお送りするための設備は,お客さまの1年間の最大需要電力に見合ったものを用意する必要があります。
従って,その設備にかかわる固定費の回収のために,お客さまから申し受ける年間の基本料金については,年間の最大需要電力に見合う契約電力を対象として算定させていただいております。

Q2 実量制は,業務用電力および高圧電力A以外の契約種別には適用されないのですか?
A2
TOU契約等も適用となります。
また,常時の契約が実量制の対象であるお客さまが,あわせて予備契約をしておられる場合で,その予備契約の契約電力が常時契約の契約電力と同じ値の時には,常時の契約電力決定方法(実量制)に準じて予備契約の契約電力を決定します。(常時の契約電力と連動します。)

Q3 実量制になると実際に計量された最大需要電力にもとづいて契約電力が決定されることになりますが,この最大需要電力を管理する方法がありますか?
A3

最大需要電力は,それぞれのお客さまの操業度等によって異なりますので,設備の稼働状況を把握し,効率的な設備運営をすることで管理していただくことになります。
しかしながら,一般の商品と異なり,実際にご使用になられる電力は,目に見えず管理することが難しい面もございますので,お客さまのなかにはデマンドコントローラーという機械を設置され,最大需要電力を管理しておられる場合があります。

デマンドコントローラー
  • 機能… あらかじめ最大需要電力の水準(目標値)を設定しておき,設備の稼働状況からこの目標値を超過しそうな場合に自動的にお客さまの負荷の遮断,復帰等を行なうものです。
  • 価格,設置工事費等,詳細な点につきましては,各メーカー,または電気工事店にお問い合わせください。
  • デマンドコントローラーを設置される場合には,当社の計量器との接続が必要となりますので,当社取扱店にお申し出ください。