主開閉器契約の概要

低圧で電気の供給を受けるお客さまの契約容量・契約電力は、お客さまが施設される主開閉器の容量または、お客さまがお使いになる電気機器の容量にもとづき算定いたします。主開閉器の容量により契約容量・契約電力を決定する方法を主開閉器契約といいます。
お申し込み、お問い合わせは最寄りのセールスセンターの「お問い合わせフリーダイヤル」にご連絡ください。

1.主開閉器とは

お客さまが幹線に施設される配線用遮断器等使用できる最大電流を明確に判定できる装置で、契約負荷設備を一括して遮断できるものをいいます。

2.対象の電気料金メニュー

〔ビジネス〕スマートBコース・〔ビジネス〕動力コース・ 従量電灯B・臨時電灯C・時間帯別電灯・ファミリータイム〔プランⅠ、Ⅱ〕・低圧高負荷契約・低圧電力・臨時電力(低圧)

3.主開閉器契約に適したお客さま

多くの負荷設備を同時使用しないため、小容量の主開閉器を設置されているお客さまに適しています。

4.契約容量・契約電力の算定方法

  1. 〔ビジネス〕スマートBコース・従量電灯B・臨時電灯C・時間帯別電灯・ファミリータイム〔プランⅠ、Ⅱ〕の場合
    契約容量(kVA)=主開閉器の定格電流(A)×電圧(V)×1/1,000

    (注)供給電気方式が単相3線式の場合の電圧は200V

  2. 〔ビジネス〕動力コース・低圧電力・臨時電力(低圧)の場合
    契約電力(kW)=主開閉器の定格電流(A)×電圧(V)×1.732×1/1,000
  3. 低圧高負荷契約の場合
    契約電力(kW)=電灯・小型機器の基準電力+動力の基準電力

    a.電灯・小型機器の基準電力=上記(1)に準じて算定
    b.動力の基準電力=上記(2)に準じて算定

(イメージ図)

契約容量算定例

契約容量算定例

[契約種別]従量電灯B
[供給電気方式]単相3線式
[主開閉器定格電流]60A
[負荷設備]蛍光灯(低力率)40W×30灯、白熱灯  60W×50灯、エアコン  2,400W×4台

<主開閉器契約の場合>
契約容量(kVA)
=60(A)×200(V)×1/1,000
=12(kVA)

<負荷設備契約の場合>
  • 契約負荷設備の総容量(入力)の算定
    蛍光灯(低力率):40W(入力換算値  80VA)×30=2,400VA
    白熱灯:60W(入力換算値  60VA)×50=3,000VA
    エアコン:2,400W(入力換算値  2,400VA)×4=9,600VA
    合計:15,000VA=15kVA
  • 総容量に所定の係数を乗じて契約容量を算定
    6kVA×95%=5.7kVA ………………………A
    (15kVA-6kVA)×85%=7.65kVA ……B
    A+B=5.7kVA+7.65kVA=13.35kVA(1kVA未満四捨五入)
    よって契約容量は13kVA。
電気特定小売供給約款に定める係数
最初の6kVAにつき 95%
次の14kVAにつき 85%
次の30kVAにつき 75%
50kVAを超える部分につき 65%

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