2号機:基準地震動

  基準地震動は,地震による原子力発電所で考えられる最大の揺れ(地震動)を示すもので,発電所における耐震設計の基準となるものです。
  新規制基準では,発電所敷地の地下構造を三次元的に把握するなど,より綿密な調査等を取り入れながら,活断層などによる地震動評価を行い,基準地震動を策定するよう求められています。

  基準地震動に関する審査状況は,以下のとおりです。

2018年6月1日(金)新規制基準適合性に係る審査(94回目)(第579回審査会合)

【島根原子力発電所 基準地震動の年超過確率の参照について(コメント回答)】
  今回の審査会合では,前回の審査会合〔第566回審査(2018.4.27)〕での指摘を踏まえ,基準地震動の年超過確率を算出するための宍道断層による地震の評価ケースの設定に関して資料の記載を充実させ,その内容を説明しました。
原子力規制委員会からは,資料の記載の適正化を行うようコメントがあったものの,今回当社が説明した内容について概ね妥当な検討がなされたと評価されました。
  今後は,本日の審査会合におけるコメントを踏まえた取りまとめ資料を作成します。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2018年4月27日(金)新規制基準適合性に係る審査(92回目)(第566回審査会合)

【島根原子力発電所 基準地震動の年超過確率の参照について】
  今回の審査会合では,基準地震動の年超過確率について,敷地周辺に位置する宍道断層等の震源モデルを用いて評価した結果を説明しました。
  原子力規制委員会からは,年超過確率を算出するための宍道断層による地震の評価ケースについて,更に検討するようコメントがありました。
  今後,コメントを踏まえ,改めて審査の中で説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2018年2月16日(金)新規制基準適合性に係る審査(90回目)(第549回審査会合)

【島根原子力発電所 基準地震動の策定について(コメント回答)】
  今回の審査会合では,前回の審査会合〔第544回審査会合(2018.2.2)〕での指摘を踏まえ,基準地震動の策定プロセスの考え方等に関して資料の記載を充実させ,その内容を説明しました。
  原子力規制委員会からは,概ね妥当な検討がなされたと評価され,今後は年超過確率の参照に関する審議に入る意向が示されました。

用語解説

※年超過確率:発電所敷地で基準地震動を超える揺れが発生する確率で,10-X乗で表される。10-5乗であれば10万年に1度の確率であるということ。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2018年2月2日(金)新規制基準適合性に係る審査(89回目)(第544回審査会合)

【島根原子力発電所 基準地震動の策定について】
  今回の審査会合では,宍道断層の評価長さの変更等を踏まえ策定した基準地震動について説明しました。
  原子力規制委員会からは,基準地震動の策定に関する考え方等について,説明資料を充実するようコメントがありました。
  今後,コメントを踏まえ,改めて審査の中で説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。