2号機:解析コード

重大事故等対策の有効性を確認するため,解析コードを用いて原子炉圧力容器や原子炉格納容器内で起きる物理現象の挙動を解析しています。
  新規制基準では,解析コードが事故事象を評価するのに妥当であるかを確認するよう求められています。

用語解説

※解析コード : 原子炉等をモデル化し,計算機を用いて圧力・温度等の評価項目の挙動を解析する手段。
沸騰水型原子炉の有効性評価解析では6つの解析コード(SAFER,CHASTE,REDY,SCAT,MAAP,APEX)のうち,各プラントに最適なコードを選択することとしており,島根原子力発電所2号機においてはCHASTE以外の5つの解析コードを使用しています。

解析コードに関する審査状況は以下のとおりです。

2015年10月15日(木)新規制基準適合性に係る審査(67回目)(第283回審査会合)

【重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードにおける指摘事項の回答】
  これまでの審査会合における原子力規制委員会からのコメントを踏まえ,重大事故等対策の有効性評価に用いる解析コードの適切性などについて,回答しました。
  原子力規制委員会から,解析コードの検証に用いた実験結果の妥当性等について,記載を充実するようコメントがありました。
  今後,資料を充実させ,説明を行ってまいります。

  なお,プラントに係る審査の進め方について,原子力規制委員会から第259回審査会合において東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所6,7号機を集中して審査する方針が示されましたが,解析コードに係る審査についてはBWRプラントの4社合同で実施されることとなっています。
   (解析コードに係る審査については,解析コードを用いて重大事故等対策の有効性評価を確認するため,有効性評価の審査で説明しました)

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2015年6月23日(火)新規制基準適合性に係る審査(55回目)(第242回審査会合)

【重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(その3)】
  島根原子力発電所の有効性評価解析には,5つの解析コードを使用しており,前回の審査会合(第236回審査会合(2015.6.9))までに,3つのコードについて説明しました。
  今回の審査会合では,残りの2つのコードについて,当該コードが妥当であることを説明しました。
  原子力規制委員会から,当該解析コードを重大事故等対策の有効性評価に用いることの適切性などについて,記載を充実するようコメントがありました。
  今後,これまでの審査会合における原子力規制委員会からのコメントへの回答を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2015年6月9日(火)新規制基準適合性に係る審査(51回目)(第236回審査会合)

【重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(その2)】
  島根原子力発電所の有効性評価解析には,5つの解析コードを使用しており,前回の審査会合(第224回審査会合(2015.5.12))では,2つのコードについて説明しました。
  今回の審査会合では,未説明の3つのコードの内,1つのコードについて,当該コードが妥当であることを説明しました。
  原子力規制委員会から,当該コードを重大事故等対策の有効性評価に用いることの適切性などについて,より詳細に説明するようコメントがありました。
  今後,審査の中で説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。

2015年5月12日(火)新規制基準適合性に係る審査(46回目)(第224回審査会合)

【重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(その1)】
  島根原子力発電所では,5つの解析コードを有効性評価解析に使用しています。
  今回の審査会合では,5つの解析コードの内2つのコードについて,当該コードが妥当であることを説明しました。
  原子力規制委員会から,当該解析コードを重大事故等対策の有効性評価に用いることの適切性や解析の不確かさの程度について,資料を整理した上で,より詳細に説明するようコメントがありました。
  今後,コメントを踏まえて充実させた資料により,説明を行ってまいります。

提出資料
原子力規制委員会のホームページからご覧いただけます。