
系統運用
Ginji Yoshimuta
発電量や電気の流れを調整するため
365日24時間稼働し続ける
系統運用部 中央給電指令所
吉牟田 銀二2018年入社
システムサイバネティクス専攻
中央給電指令所における主な業務は、電気の使用量に対して発電量を調整する「需給運用」と、変電所・送電線の電気の流れを調整する「系統運用」です。私は1班4名の5班体制で365日24時間勤務する当直として、主に系統運用業務に従事し、変電所の機器や送電線等の点検時に電力設備の一部を安全確実に停止するための操作指令等を行っています。また送電線等の事故の際には、速やかに電気の迂回ルートを確保するといった対応を行なったり、気象の変化による設備への影響等を予見し、万一の停電に備えたりしています。

仕事の
やりがい
最近は系統運用だけでなく需給運用に携わる機会もあります。需給運用の業務中に発電機のトラブルが発生したことがあり、私は瞬時に対応することができなかったのですが、先輩や上司のフォローもあり、予備力を発動するなど適切に対処することができました。この経験を通して自分の未熟さを痛感し、もっと知識や技術を身につけなければと奮起しました。また需給運用も系統運用も、どちらも迅速かつ的確な運用が必要であることや、私たちが担う業務の重要性を再認識した経験でもあります。お客さまに安定して電気をお届けすることに大きなやりがいを感じ、日々の業務に臨んでいます。
今後の
チャレンジ
変革期にある電力業界の中で、特に中央給電指令所は、制度見直しに伴うルール変更等にいち早く対応していくべき部署なので、日常業務や自己研鑽を通して、知識や技術の習得を図っています。最近携わるようになった需給運用業務では、365日24時間、電気の使用量を予測・監視しながら発電量の調整を行います。バランスを保つために調整を行うだけでなく、予備力や経済性等も考慮しながら調整を行うため、同時にさまざまな判断をすることが求められます。電気の安定供給の要となる重要な業務なので、強い使命感を持ち続け、しっかりと知識や経験を積み重ねていきたいと思っています。

学生へのメッセージ
以前は変電所で機器の工事を担当していたので、現在の業務とは全く異なり、中央給電指令所に来てからは毎日が学びの連続です。「絶対に停電させてはいけない」という使命感に溢れた上司や先輩に囲まれ、地域に貢献できる仕事に携わることができ、この会社に入って本当に良かったと感じています。学生の皆さんも、就職活動をきっかけに、自分が「どのような職種で、どのような働き方をしたいのか」ということに、ぜひ向き合ってみてくださいね。