系統運用

Saki Adachi

電気の流れをコントロールし
良質な電気を”当たり前に”届ける

山口ネットワークセンター 山口制御所

足立 彩希2019年入社 
物理情報科学科

山口制御所の主な役割は、良質な電気をお客さまへお届けするために、山口県内の送電線に流れる電気を常時監視し、コントロールすること。日頃は主に、電圧調整や系統操作を行なっています。系統操作とは、電気の通り道を切り替える操作のことで、特に送電線や変電所の設備点検や工事の際に行います。また、送電線や変電所で停電事故が発生した際には、迅速な復旧のために、スピーディかつ的確に判断し対応することが求められます。現場で作業を行う作業員の安全と電力の安定供給を守る重要な役割を担っています。

仕事の
やりがい

今の業務に就いて1カ月目くらいの時に発生した送電線事故の際に、先輩たちが素早く対応する姿を見て、当社の一員としても、また日々電気を使う利用者としても、先輩たちがとても頼もしく、かっこよく見えました。同時に、自分が何もできないことが悔しく、「私も貢献できるようになりたい!」という強い気持ちが芽生えたことや、職場全体の使命感やプロ意識を再認識したことを覚えています。私はまだまだ勉強中ですが、先輩から「ありがとう」「よくやった」と労いの言葉を掛けられると、お客さまの日常を守れたことが実感でき、とても嬉しく感じます。

今後の
チャレンジ

入社して約5年ですが、今も分からないことがたくさんあります。しかし、苦戦しながらも学び続けてきたことで、少しずつ自分なりの考えを持てるようになり、配属当初に比べて、先輩方とコミュニケーションを取れる機会が増えました。スピード感をもって業務を進めることや、知識の習得は大変ですが、知っていることやできることが増えていくのは、とても楽しいです。変革期にある電力業界の中で日々鍛錬し、電気が当たり前に使える生活を守り続けられる人材でありたいと思っています。

学生へのメッセージ

他の地方の電力会社でイキイキと働いていた祖父の影響から、私も自然と電力会社を志望するようになりました。とはいえ入社するまでは、電気のことを勉強した経験はなく、電気を届けるためにこんなに多くの人が関わり、さまざまな努力や工夫がなされていることを全く知りませんでした。やりがいのある仕事を通して自分自身も成長できる職場なので、男女を問わず、多くの人に挑戦してほしいです。