
制御通信
Hiroko Hirashige
的確な情報の送受信のため
強固な通信ネットワークを守る
制御通信部 中央通信所
平重 寛子2020年入社
電子情報工学専攻
通信回線の運用・監視や、本社の通信機器の保守・管理を担う中央通信所。送配電事業者における通信回線は、停電事故発生時に事故点を素早く遮断し停電範囲を最小限に抑えたり、電圧や周波数などの情報を収集し電力系統の状態を把握したりするために不可欠です。私は通信回線の作業調整業務を担当しており、主に回線停止を伴う作業予定を全社から集約し、電力系統に支障が出ないよう関係各所と調整を行っています。また全国の電力会社と電力を融通し合っており、回線停止を伴う作業について、他社と調整を行うこともあります。

仕事の
やりがい
現在の部署に着任したのは、ちょうど通信部門の要である通信網運用管理システムが入れ替えになった時期でした。私も新たな業務を手探りで進めている状況の中で、新システムゆえのトラブルや混乱が多く、他の担当者と協力してさまざまな問い合わせに対応したことを覚えています。新システムの運用が少しずつ円滑になった今、当時を振り返ると感慨深い気持ちになります。通信部門が実施する作業について、関係各所と打ち合わせを行うのも業務の一つなので、担当した作業がトラブルなく終了したときには、何とも言えない達成感があります。
今後の
チャレンジ
今後さらに人手不足が深刻化することを踏まえて、作業調整業務も含めた各業務について、ルール改定からアプローチし効率化を図ることが、これからの電力保安通信を守る上で重要だと考えています。中央通信所は社内規定等についても主管しており、日々の業務で見つけた問題点・改善点を、ルールに反映させるチャンスがある部署です。既に検討を始めているものもありますが、これからも自分が感じたことを大切にし、次の時代を見据えたルール作りに携わっていきたいです。

学生へのメッセージ
就職活動中の皆さんは、少なからず不安があると思います。どんな仕事をしたいのか具体的に思い描けず悩むことや、周りの人が希望の職場から内定をもらう様子を見て焦ることもあると思います。私もその一人でしたが、自分の心に素直に従って考えてみると、自分が大切にしたい「軸」が見えてきました。そのように考える中で、多くの人に“社会活動の基盤を支える”中国電力ネットワーク株式会社を志望してもらえると嬉しいです。